あっち世界ゾーン・第「あっちの世界から来た女・後篇」

いたこ28号談




宇宙人によるアブダクション(誘拐)された人々のカウンセリングが、

アメリカでは精神神経学センターで現実に行われています。

私は異星人が地球に来ている可能性を否定はしません。

しかし、・・・・突然、「私達、宇宙人の生れかわりでぇーす。」て言われたら、

普通なら爆笑5000キロ!の(笑い)の(爆笑い)。

でも、あまりにも雰囲気が異常の為・・・・。



Aさんは錯乱している私の脳味噌に関係無く、自分達の秘密を話しだしました。

まるで火曜サスペンスのラストで、勝手に告白する真犯人のように・・・。




彼女らの前世が住んでいた

惑星ゼビン(こんな名前だったと思う。)は、美しい水の惑星だった。

しかし、

人々の邪悪な暗黒のエネルギーが永年にわたって蓄積され、

その底知れぬ闇から、6人の破壊する者達が生まれた。

彼ら6人は、人々を騙し、欺き、憎しみあうように仕向け、

踊らされた人々は争いを絶間なく続けた。

戦いで荒れ果てた土地は、何時しか凍りつき、

生物が存在できない死の氷河の惑星へと変って行った。

今でも閉ざされた底無しの氷河の下に、彼女らの肉体は眠っている。

再び魂と出会う日まで・・・・。


そして、彼女達の魂は、地球の人間となって転生した。

彼女らは全世で、王子と王女、つまり夫婦だった。




私はAさんが熱弁する

妄想か現実か理解できない物語を聞きながらだんだん恐くなってきました。

彼女達が宇宙人の生まれかわりにしろ、

狂った妄想レズ女にしろ、かかわるのはヤバイ事には変わりはない。

私の脳味噌が、「 最 後 ま で 聞 く と 絶 対 ヤ バ イ ぞ ぉ ぉ ぉ ぉ ! 」と、

警告ランプを鳴らしていました。

・・・・3Pどころではない。

逃げるんだ!


遅かった。


突然私の右手をAさんが握り締めました。

潤んだ不思議な瞳で見つめるAさん。

そして謎の「言葉」・・。

日本語では無い発音・・・。

私はAさんの「言葉」を理解できませんでした。

恐 怖。

しかし本当の意味で私に恐怖を与えたのは、

私の前で一言も喋っていない少女Kが、うつむきながら不気味に微笑んだ事でした。


少女Kは私の前では一言も喋りませんでした。

だが、私は洗面所の中で彼女達の会話を聞いていました。

確かに少女Kは喋っていました。

見たわけでは無いのですが、部屋には女が二人しか居ないので少女Kのはずです。


・・・私の前ではナゼ喋らないんだ!?


少女Kの存在が不気味に感じてきました。

Aさんは先程呟いた妙な発音で意味不明(少なくとも私は)の

言葉の意味を理解できない私に気付き、がっかりしているようでした。


Aさん「・・・何か、感じません?」


私(・・・・。)


Aさん「・・・・Sさん(私の名前)。貴方は私のナイトでした。」

私(何をいいだすんやぁぁぁ!この女!)

Aさん「Sさんの前世は、私達を守っていたナイトなのです。私にはわかります。」

私(勝手に言い切るなぁぁぁぁぁぁぁ!女王様と呼べと言うのかぁぁぁ!

私にはSMの趣味は無いぞぉぉぉぉ!とにかくヤバイ展開だぁぁぁぁぁぁぁ!)


・・・逃げよう。


Aさんは悲しそうな目をしていました。

潤んだ不思議な瞳から、涙がこぼれそうになっているのがわかりました。

私は平静を装いながら立ち上がりました。


私「・・・酔いも覚めたので。」


私はゆっくりと玄関に行き靴を・・・・。

突然、それまで一言も喋らなかった少女Kが私に向かって、


K「Sさん。帰られるんですか?・・・覚醒された時に、また、来てください。

そして、仲間達と共に帰りましょう。

・・・・・でも今日聞いた話は・・・誰にもシャベンナヨ。」


少女Kの最後の発音、変でした。

無茶苦茶恐いです。

私は靴ひもをきっちりと締める事もできづに走り去りました。


「あんたらが勝手に喋ったんやないかぁぁぁぁぁ!」と、


心の中で叫びながら走り去りました。



次の日、こなかったB嬢にAさんの事を聞いてみました。

B嬢は、Aさんとはある草の根ネットで最近知り合ったので、

彼女のプライベートな事柄等は知らないようでした。

私はB嬢に昨日の事を話そうと思いましたが、・・・・・

少女Kの「誰にもしゃべるなよ。」が気になり・・・・。

Aさんに私のプライベートな情報等を聞かれたら、

住所や電話番号等はもちろん、絶対何も教えないでくれ・・・と、・・・・・・

なぜなら変な新興宗教に入ってるみたいだから・・・と、

・・・・嘘をついて約束してもらいました。



「 本 当 の 恐 怖 は 忘 れ た 頃 に 遣 っ て 来 る。」



その事件から1ヶ月ぐらいたったある日、

通勤で電車に乗っていた私に向かって駅から手を降るAさんが・・・。

そんな事がその日から何回か続きました。

昼飯を食っていたら、少し離れたとこに座っていたり、会社の前に立っていたり、・・・etc。

しかし、彼女は絶対に私に話掛ける事はありませんでした。

・・・でも恐かったです。



一年前、Aさんをまったく見掛けなくなりました。

あの部屋からも引っ越していました。

ゼビン星に帰ったのでしょうか?

それとも転生している仲間を探しに、旅にでも出たのでしょうか?

そして、

この事をばらした私は、やっぱり宇宙人に誘拐されるのでしょうか?

もしこのホームページが突然更新されなくなったら・・・・・。




・・・・でも、私の体で人体実験だけはしないでねさん。













緊急告知!


この話を読まれ、じつは私も「ゼビン星」の
戦士の生まれ変わりだ・・・と告白できる戦
士・王家の人々は、メールください。
名前等の秘密は守りますので、この話の
続編として此処に書かせてください。

         戦えゼビン戦士メール係り


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