あっち世界ゾ〜ン・第弐五「お盆の怪談宣言!・眠れる皮被りの獅子は立ち上がる」

いたこ28号談


心霊体験談マニア達よ!

眠れる皮被りの獅子を覚醒させる季節がやってきた!

夏だ!夏だ!夏だ!宇治金時だ!

夏といえばナイスバディーな水着ギャル!!!

海にビーチにプールサイドに墓場に、水着ギャルが大発生!!

今夏こそ、そんなナイスバディーな水着ギャル達をゲット!

今夏でAVライフとおさらばさ。

れっ・びぃぎん!!!


今の話を聞いて股間がナイスバディーになった貴方。

そんなナイスバットボーイ達だけ今回は読んでくれ。

ナイスバディーな水着ギャルをゲット&キャッチ&捕獲作戦を考案したい。

なずけて・・・・

「ナイスバディー水着ギャル・チキチキゲット大作戦スペシャル(カキ肉エキス入り)」



作戦&計画&取扱い注意書


私が取り寄せた信頼すべき筋からの情報によると、

ナイスバディー水着ギャル(以下からナスギャル)は、

「 心 霊 体 験 談 に 飢 え て い て る! 」

飢えているのだ、飢えて乾いているのだ。カサカサなのだ!!

その乾いた身体と心を癒してやれば・・・・ヤレる。

ナスギャルとヤレる確率が235.32%アップすのだ。(当社比)

恐怖体験談&心霊体験談を話してあげるだけでいいのだ。

此処を読んでいるナイスバットボーイ諸君!

少なくとも貴方は、日焼け爽やかサーファーボーイよりも、心霊体験談に詳しいはずだ。

脂汗ヌベヌベ釜蛙的ねぐらパワーが、抽出されていればなおよろし。

これですでに、彼等よりチャンスカードを一枚多く持った事になる。

此処「あっち」で読んだ恐怖体験談の数々を使いこなすだけでいいのだ。

そしてナスギャルを恐怖のドン底に落としこみ、

餓えを満たし、カサカサをヌレヌレに、幸せなお盆ライフを過ごしてくれ。

「 健 闘 を 祈 る !!!」






え!?・・・・上の作戦だけでは自信が無い?


そうですか・・・・・・

そんなチキンハートブレイクボーイの為に、今日特別な「あっちの世界ゾーン」を用意しよう。

この特別スペシャルストーリーをナスギャル達の耳元で優しく囁いてやれ。

心霊体験談囁き初心者のピーチボーイ達も安心してくれ!!

囁きパワー全開発進爆撃轟沈できるように、

今回は我が心の師「稲川淳二」氏ライブ風にアレンジしてみた。

今度こそ「 健 闘 を 祈 る!!!」




タイトル「 笑 う 女 」



私の後輩にね、吉田と言う男がいるんですけどね。

彼はCM制作をやってましてね。

なんでも業界用語言うとPM(ピーエム)と呼ばれるそうですよ。

プロダクション・マネージャーの略ですか。

マネージャー屋さんなんだぁ、てぇよく間違わられるて言ってましたけどね。

でね、彼がね、・・・・

彼等の仕事て、時間無茶苦茶不規則でね、

撮影前になったら、ほとんど毎日徹夜になるんですよ。

その日も、やっぱり徹夜でね、

・・・理由は解らないんですけどね、木曜日て混むらしいんですよ。

ビジネスホテルが。

その日も木曜日でね、

「あ〜、今日は予約を入れてなかったから泊れねえなぁ。」

とか、ああでもないこうでもないて、仲間と話していたんですよ。

そしたら彼の後輩がね。

「吉田さん、一部屋ならとれましたよ。」

て、言うんですよ。

「こんな時間に電話して良く空いていたなぁ」て、

でも、よくよく聞いてみるとね、

部屋がとれると思ってなかったからね、皆がタクシーで帰るつもりでいたんですよ。

その部屋をとった後輩も帰ると言うしね、

吉田君も帰るつもりになっていたんだけど、せっかくだからて泊る事にしたんですよ。


ホテルの部屋に入れたのは、夜中の2時過ぎぐらいかなぁ、

ホテルてシングルから埋めていくんですよ。

吉田君がついた時間が遅かったから、部屋はツインだったんですよね。

シングルの値段でツインの部屋に泊れて得したなぁて・・・・、

で、シャワー浴びて、ビールで飲んで、

疲れていたのでしょうね、ベットに横になったら直に、ねてしまったてね。

そしたらね、なんかね、いきなり、フッと、目がさめたんですよ。

どうしたのかなぁ・・て、

そしたらね、なんか壁の向こうの隣の部屋から笑い声が聞こえてきたんですよ。

楽しそうに笑っているんですよね、女が。

泊まったことが有る人は分かると思うのですが、ビジネスホテルて結構壁とか薄いじゃないですか。

よく隣の部屋の声とかが聞こえてくるじやないですか。

・・・一人かなぁと思ったんですけどね、

まぁ、よく考えたら一人で笑っているわけが無いんですけど、

何回か一人で女が笑った後にね、大勢の笑い声がね、聞こえてきたんですよ。

人数は5〜6人かなぁ。

人間て不思議ですよね、気になりだしたらどうしょうもなくなるんですよね。

そんなに五月蝿いわけでも無いんですけどね。

夜中の3時過ぎだし、・・・・段々腹がたってきたんですよね吉田君。

フロントに注意してもらおうて。

とにかく何号室かルーム番号をみてやろうてね。

部屋の外に出たんですよ。

そしたらね、彼の部屋の隣は非常階段だったんですよ。

「うわ〜やべぇ〜」て、思ったそうです。

そのとなりはリンネ室だし、笑い声が聞こえるわけが無いんですよ。

慌てて部屋に戻って、布団被ってね、

・・・でもね、やっぱり耳をすませば聞こえてくるんですよ、壁の向こうから女の笑い声が。

でも、まてよ、よく考えたら、非常階段に誰かが居てね、騒いでいるんのかもて。

そう思った途端にね、恐さがなくなってね。

もうちょっとよく聞いてやろうて、壁に耳をつけてね。


・・・やっぱり壁の向こうからきこえるんですよね。

女の笑い声。

で、その女が何回か笑って、大勢の笑い声。

あれ、・・・て、

おかしな事に気付いたんですよ。

話し声が全然聞こえないのとね、

さっきから、まったく同じペースで笑いがおこっているんですよ。

何回もテープをくり返すように。

「え〜、うそだろ〜。」て思ってね、注意深く壁に耳をあてて聞いてみるとね・・・・、

やっぱり同じなんですよ。

女が一人で8回笑ってから大勢の笑い声。

「そんなはずないだろ〜」て、ね、

もう一度、数てみたんですよね、女の笑い声。

女が一人で笑う声を、一回、二回、三回、四回て・・、

「はぁはぁはぁはぁはぁ・・・・」

五回。

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・・」

六回。

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・・」

七回。

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・・」

八回。

大勢の笑い声が・・・

きこえないんですよ。

「あれっ」て、おもったら、壁からヌッーと男の顔が現れて


「 き き み み た て る な 。 」


吉田君、すぐにその部屋をでて、会社で朝までいたそうですけどね。

そんな事であるんですよねぇて、話してくれました。






*注意@

ラストの笑い声数回はウグイスのように優しく囁き、

閉めの言葉は「怨み妬み嫉妬」を込めた地獄の底から絞り出すような声で

「 き き み み た て ん な 。 」 と、絶叫するように。

うまく語れれば3人ぐらいは「仰天絶句轟沈失禁」させれます。

その後は・・・・・・・(ハート)


「 健 闘 を 祈 る !!!! 」


*注意A

ラスト以外は、私が銀座ホテル○○ーで体験した「実話」です。






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