真・あっちの世界ゾ〜ン・第四十夜「倉庫のドアの影」
もちおさん談
あっちの世界が私の周りで動きだしている・・・ 私の家は、静大の学生寮を営んでおります。 そこのバカ息子である私は、車が好きで玄関にパーツを勝手に置いていました。 しかし、パーツが増えた為、じーさんをはじめ家族の非難を浴びました。 その為、もう乗らなくなった車を廃車 にせず倉庫がわりにしました。 駐車場は幸い空いていたので、問題はありませんでした。 (贅沢な私) ある日、車の下の地面がものすごく「悪い」とある子に忠告を受けました。 彼女は、とても霊感が強い人です。 なんでも、ただでさえ建物のせいで日陰になっているのに、 車のせいでさらに影を作ってしまった為に、家の御先祖さまが出てきてしまうとか・・・ この御先祖さまは、あんまり良く無いとかいっていた。 しかし、そんなことは知らずに敷地内に落ちていた石膏像(学生さんが作った物)に 同じく落ちていたバイクのヘルメットを被せて運転席に乗せたりして遊んでました。 これは車を覗いた人をびびらす為(なんのこっちゃ?) だが、これがまた悪かったようです。 「やばすぎる・・・」と忠告してく彼女が怯みました。 どうもヘルメットに強い念がついていたようです。 それが車の中で増幅していたそうです。 しばらくして、駐車場の後ろのスペースに倉庫を造つくる事になりました。 その為、車を他の場所に移動し、パーツも倉庫に移しました。 車のあった地面はいまでもやばいのか分からないけど、苔が消えません。 しかし、今まで変なものは出なかったんですが、とうとう出ました! 倉庫のドアは上半分がガラス(ぼこぼこした)に なっているのだが、ここに人影が写っていると、母親が言ってきました。 それも一度や二度ではないらしい・・・ きっと車から倉庫に移ったのかもしれません。 |
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