真・あっちの世界ゾ〜ン・第四十七夜「怖い先輩のアパート」
三堂りあるさん談
東急田園都市線の「三軒茶屋」駅徒歩10分のところに、僕の大学の先輩のアパートがあります。 なんか「変」なトコロです。 木造で築30年は越えているだろうという外観で、 アパートと行っても普通の家で二階を人に貸しているといったカンジです。 階段は家の外にあり二階は二部屋、先輩以外にもう一人住んでいます。 どにが怖いかというと 一階の窓、ドア、穴という穴すべてがなぜか板などで塞がれているのです。 もちろん、現在、一階には誰も住んでいません。 住んでいないはずなのに、下からいろんな音が聞こえてくるのです。 自分が聞いたのはコトコトコトという音でした。 友人はお経が聞こえたと言っています。 先輩の一人は寝てたら天井の板が一枚剥がれて誰かが覗いていたと言います。 天井裏を探したらマネキンの首が出てきたそうです。 霊感の強い先輩の一人はその家に近づくと気持ち悪くなって帰ってしまいます。 こんな家に先輩はかれこれ六年住んでいます。 実話です。 |
戻る |