真・あっちの世界ゾ〜ン・第四十八夜「近づいてくる少女」
三堂りあるさん談
| これは僕の友人Hのお姉さんから聞いた話です。 お姉さんが実家の自分の部屋で寝ているとなぜか急に目が覚めたそうです。 何気なくベットから窓の方を見ました。 その家は田舎なので周りは田んぼがいっぱいです。 そんな真っ暗闇の田んぼの果てに一人の女の子が見えました。 お姉さんは視力が悪いし真っ暗闇なのに見えたのだそうです。 でも寝てしまいました。 また目が覚めました。 夜中の三時過ぎぐらいだったそうです。また、窓の方を見ると また、田んぼの中に女の子が立っていました。 今度はずっと家に近かったそうです。 でも興味がないので寝てしまいました。 またまた目が覚めてぎょっとしました。 あの女の子が窓から部屋を覗いていたのです! 目つきが悪くて育ちも悪そうだとお姉さんは感想を言ってました。 気持ち悪いので寝返りをうって寝てしまいました。 しばらくして、ユサユサと妹に体を揺らされて目がさめました。 でもさっきからぐっすり眠れてなかったので無視して寝てしまいました。 翌朝、よく眠れなかったお姉さんは妹にさっそく文句を言いに行きました。 すると妹は 「私、お姉ちゃんなんか起こしてないよ」 そして、お姉さんは体を揺らしていたのは昨晩の女の子だと気がつきました。 あの時起きていたら何を見ていたんだろうと少し疑問に思いました。 その時、お姉さんを呼ぶ母親の声が聞こえました。 「こらっ!いつまでふとんにくるまっているの!髪の毛ぼさぼさにして!」 それはお姉さんの部屋に入った母親の怒鳴り声でした。 何言ってるの、私はここ(妹の部屋)にいるのに。 その時!気がつきました! 自分はついさっきまで昨日見た女の子といっしょのベットに寝ていたことを。 お姉さんの部屋から母親の悲鳴が聞こえたのはそのすぐ後だったそうです。 |
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