あっちの世界ゾ〜ン第七十七夜「これは以前読んだ話です。」

硬くて太いさん談



三度登場、『硬くて太い』です。

会社で投稿したのがばれ、部長にしかられてしまい、

ちょっと「萎えていた」のですが、こうして週末に自宅から投稿しています。


ざまーみれ。って、私は誰に勝ち誇っているのでしょう。


これは以前私が愛読していた「月刊OUT」という雑誌に投稿された話です。


恥ずかしながら私はあっちの体験がないので、

こういった話の「コレクション」を世界に広めていくしかないのです。


オリジナルを投稿された方、これを読んでいらしたらごめんなさい。


さて、この話は私が中学生の頃つまり今よりさらに硬くて太くて、

もう血のたまった海綿体が爆発しそうだった頃に読んだ話ですが、

こっちの話かあっちの話かは皆さんの判断に任せます。


「チン立ちさん」と「マンぬれさん」という新婚夫婦が

南の国(この話では特に国名はありませんでした)に新婚旅行に行きました。


南国のホテルでゆっくりと過ごす、素敵な旅行。

夜は快適な夜風が気持ち良く火照った体をすり抜けていきます。


そんな数日を過ごしていたある日。


マンぬれさんはプールサイドでハンモックに揺られ

気持ちの良い風に吹かれながら昼寝をしていました。

マンぬれさんは自分の瞼の上に何かがうごめいているような感触を感じました。

次の瞬間、瞼に激しい痛みを覚えました。


「痛いっ!」


がばっとマンぬれさんは起き上がりました。

マンぬれさん、今の出来事が夢なのか、現実なのか、判断ができませんでした。

しかし、蜂に刺されたような形跡もなかったので

その時はさほど気にも留めませんでした。


そして、新婚旅行も終わり、チン立ちさんとマンぬれさんは日本に帰国。

その後約2週間がすぎた頃、

マンぬれさんはあれが夢ではなかったことに気付きました。

痛みを感じた方の瞼が腫れ上がっていたのです。


「どうしよう、病院に行かなきゃ」


そう思って鏡に向かっていた時。


ピリッ。


そんな感触と共に、腫れ上がった皮膚が破け、

そこから何百という蜘蛛の子供が

洗面台の上に

ザザザ〜ッ・・・・・。




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