あっちの世界ゾ〜ン第九十壱夜「恐怖天国北海道」

きりんさん談



ども はじめまして きりん です。

私の恐怖体験をお話しましょう。


あれは数年前、北海道にツーリングに行ったときです。

私は予てからの計画していた礼文島に上陸しました。

上陸したときには既に日も暮れかけており、私はキャンプ場に向かいました。

キャンプ場に着くと私はすぐにテントを張りました、

不思議な事に私以外誰もキャンプをしている人は居ませんでした。

そこで私は夕食にカレーを食べてすぐに寝てしまいました。


このキャンプ場は礼文島にある最北端のキャンプ場で、

多分日本でも最北端であり、湖畔にある静かなキャンプ場です。


その晩、私はふと目を覚ましたのです、

しばらく ぼー としていると湖のほうから足音が聞こえてきました。

足音は私のテントの方に近づいてきて、私のテントの周りをグルグル回っているようでした。

その時、私はきつねか犬だろうと考えていました...


私は、煙草でも吸うかと思い外に出ました。

外に出るときつねや犬は居ませんでしたが、

なんと誰も居ないはずのキャンプ場に、凄い数のテントが設営されていたのです。

その数はキャンプ場を殆ど埋め尽くすほどです。

今考えるとそのテントは古臭く、ちょっとゴツイ感じの物でした。

その時は「自衛隊でも駐留してんのかな?」と思っていましたから。


私は不覚にも何も気にせず眠ってしまいました。

次の朝、AM5:00に眼を覚まし出発の準備を始めました。

その時他のテントは無く、キャンプ場には私だけでした。


一応話しはこれで終わりなのですが、その時の私は全然恐怖を感じておらず。

その後、そのキャンプ場で過去に何か有ったと言う話も聞きません。

しかし、今考えるとあれだけのテントを設営・撤収させるのに

私が気づかないと言うのもおかしな話ですし、時間も五時前に居なくなる事も考えづらいです。


なんのオチもひねりも無いですが私の恐怖体験でした。




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