あっちの世界ゾ〜ン第四十五夜「おひさしぶりです、なのですが・・・」

固持虎児さん談


もの凄くお久しぶりです。

始めましての方もいるので、始めまして。

固持虎児(こじこじ)と申します。

約3週間ばかし留守にしていたので、ひさびさにココに来ました。

今日は近況報告です。


さて、本題に入りますね。


私、生まれて二十とウン年目にして、始めて幽霊を見ました。

見た場所は池袋のサンシャイン60の一階。

3週間ばかし前の、しかも真っ昼間です。

その時、私はとある会社の面接を受ける為、

サンシャインの一階で、その会社を紹介してくれた方と待ち合わせをしていました。

約束の時間は12時。

面接は15時からなので、少し早めに行って、お昼でもということだったんです。


約束の時間5分前に、私はそこにつきました。

「人多いな・・・」などとボーっとしていたら、

どこからともなくわらわらと、変わった格好の一団が現れました。

あぁ、なんか撮影でもするのかなぁ、誰か有名人見れるかな・・・、

などとぼんやり彼らを見ながら考えていました。

その時、待ち合わせの相手が来ました。

彼女に私は、「ねぇねぇ、この撮影見てからお昼にしない?」と

言うと、彼女は「???」という顔をします。

そして「あんた、どうしたの?なんか変じゃない?何見てるの?」

彼女は矢継ぎ早に、私に質問してきました。

「え、何って、あそこに居る人達だよ。ほら、もんぺ姿のおばさん達や、

軍服姿の男の人やら、防空頭巾かぶった人が・・・」。

彼女には、もちろんその人達の姿は見えていませんでした。

なぜ、いきなり見えてしまったのか全く解りません。

おまけにその直後、急に具合が悪くなり、結局、面接には行けずじまい。

家に戻ってからも、吐き気が収まらず、

一瞬つわりかとも思いましたが、思い当たるふしも無く(爆)、

そうこうしている間に、体がどんどん重くなってきて、とうとう起きあがれなくなりました。

意味不明に涙も流れて来ます。

「そうだ、このHPに書き込みしよう。きっと誰か何か良い案でも」と

思い立ち、アプティバの電源を入れたとたん、モニターの画面が一瞬だけ光って、ブラックアウト。

もう、この世の終わりだと(なぜか)思いました。

部屋の灯りもつけず、暗闇の中、ただうずくまっている内に、主人が会社から帰って来ました。

そして私の顔を見て一言「おまえ、誰?」。

私は、主人に昼間の事を聞いて貰いましたが、

主人は全然信じてはくれず、しかも私と目を合わさずに、

ただ「きっと慣れない土地(東京)でストレスが溜まったんだよ」と言うばかり。

しかし、事が尋常ではないのに薄々気付いたのか、

結局、彼の提案で、私は私の実家(札幌)に帰って、ゆっくりしてくる事になりました。

そして、たっぷりとお払いをしてきました。

結果は、なんと約五百体が私に憑いていたそうです

(札幌では結構名の知れた姉妹の霊媒師談)。

池袋、巣鴨プリズン・・・、もう行けない。

皆さんも、行く時は気をつけて下さい。本当。うん。





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