あっちの世界ゾ〜ン第四十六夜「パペットゾーン」

てけてんつうしんしゃさん談


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昔、テレビの深夜番組で「恐怖の百物語」というのがありました。

番組の最後にはちゃんと霊能力者の人が

お払いをしてくれるという親切な(?)番組で私は好んでよく見ていました。

ある日、私はいつものように恐怖の百物語を見ていたのですが、

ちょうどその日は、疲れていたので最後まで見ずに自分の部屋に戻って寝てしまいました。

そうすると、不思議なものでテレビでやっていた怪談が夢の中にも影響するのでしょうか、

はっきりとは覚えていないのですが何か怖い夢を見て、私は飛び起きました。

半身を起こして、ああ、夢かと思った瞬間、私の部屋の扉がいきなりバタンと開いて、

ペタペタペタという足音と供に何かがドアから入ってきました。

あっという間に、それは私の耳元を通り過ぎて窓から外に出ていったようです。

何だったのだろうと、とりあえずベットから起きた私は、

明かりをつけて自然に開いたドアを確認しに行きました。

すると、なぜかドアの辺りの床が濡れていて、

外側のドアノブがねじ切ろうとしたように変形していました。

アレはいったい何だったのだろう・・・・。


それから私は、恐怖の百物語を見るのをやめました。


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