信あっちの世界ゾ〜ン・第六十九夜「少女の歌声」
シュウさん談
それは忘れもしない11月の真夜中の3時頃でした. その日,私は,家庭教師のヒロと母との3人で, コタツを囲んで世間話をしていました.(ヒロサンは,姉の彼氏) しかし,なぜか知らないが,途中,脱線して怪談話で盛りあがっていました. 私たちは,順番に知っている自殺現場や,心霊スポット, 事故現場,などを語っていました. そしてヒロサンの番が来て,ヒロサンは,「大崩」と言う 静岡市から何とか海岸に行く途中の事故多発地帯の事を語ってくれました. ソコは,地元では有名な場所で,十数年前,トンネルが崩落して, 数十名の死者を出し未だに崩れたままと成っているトンネルと, 黄色い車の事、等を話してくれました。 しかし、問題は,黄色い車にあったのです。 その車、今から20年ぐらい前に「大崩」で事故に,遭った車で, 1台だけ車道の脇にある、空き地に撤去されずに残っているのです. 何故って言うとその車何度も撤去されそうに 成ったものの作業員が相次いで死ぬ等して,撤去されなかったのです. その事について私は,調子に乗って今度ソコに行って, 車の隣でキャンプをしよう等と冗談を言ってました. それからすぐに,外から少女の歌声がしてきたのです. 私たちは,その時,ドッかの馬鹿でも, ラリッて歌でも歌ってんだろと言う事で納得しましたが, 今、考えてみると、不思議でタマリマセン。 |
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