信あっちの世界ゾ〜ン・第八十八夜「トンネル」
一真斎さん談
昨日友達が来ていた。大阪在住が二人。 この二人はバイクに乗ってきた。で、京都在住が一人。 バイクのタンデムに乗って来てた。 で、その友人達と話をしていて、出できた話。 まずは、バイクに乗っている二人が、 他の仲間と共に伊勢神宮まで、ツーリングに行った帰りの話。 伊勢神宮からの帰りは、すでに夜中を回っていた。 そして、あるトンネルに差し掛かったときにそれは起きたと言う。 そのトンネルはなかなかに不気味な所であった。 Tが走っていると、バイクのエンジンがまわらなくなった。 いくら、アクセルを空けてもエンジンは回らずに、 どんどん回転数が落ち、それに連れてスピードも落ちて行った。 さすがにこれはやばいと言う事で、一生懸命回すが速度は落ちるばかり。 皆は先に行ってしまい、一人後ろを走る事になってしまったと言う。 もう一人の友人は、だからあの時一番後ろを走っていたのかと納得していた。 当然トンネルを抜けた後に、バイクは元に戻ったと言う。 こんな話をしていて、時間は1時20分。 友人は、「そろそろ帰るかな」と言った。 京都の友人を送らねばならないのだ。 友人Hは、今日朝早くからバイトのある友達に一緒に来いと言った。 「えーなんでいかなあかんの」「帰りに清滝トンネルを一人で通るの怖いから」 友人Mを送る途中にある、清滝トンネルがとても怖いのだそうだ。 ふたりそろって、「確かにあそこは一人で夜中に走りたくない」と言った。 バイクで通ると、明らかに外とは、温度が異なり嫌な感じがするという。 バイクに乗っていて、後ろに人が 乗っているんじゃないかと確認してしまうくらい不安になると言う。 結局、今日バイトのある友達も付いて行った。 今度車で行こうと友人と計画を練っている。 |
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