あっちの世界ゾ〜ン第二十七夜「ナイトメア〜」

高所恐怖症さん談




長くなりそうですけどごめんなさい。初めて書き込みさせていただきます。

子供のころから高い所とお化けが大っ嫌いなものです。(以前ベイブリッジで気絶したことも・・・)

恐がりなくせにそういう話はけっこう好きですので、あっちの世界の話、もっと聞かせてください。


みなさんは悪夢に悩まされたことはありませんか?

というわけで、突然ですが最近見なくなったんですけど、子供のころの恐い夢の話です。

その夢は、全く脈絡なくどこかの洋館風の建物の中の階段を上っているところから始まります。

その階段には、きれいな彫刻が施してある格子付きの手すりがあります。

なぜか、上が見えないくらい長く踊り場を挟みながら交互に続いているんです。

そこをひたすら、私一人で上り続けているのです。

どれくらい上ったでしょう、

と、突然、私の上4〜5段くらいのとこから私の足下にあるはずの階段が消えてしまうのです。

当然、落ちますよね。

でも必死に、その横にある手すりの格子にしがみついて落ちるのだけはまぬがれます。

ほっと一安心、と思っているとその格子の向かうから、青白い手が伸びてくるではありませんか。

その手は格子につかまっている私の指を、一本一本外していくんです。

まさに気分は「オーマイガー」て感じです。

私は、顔面蒼白になりながら何とか掴まっていようとしますが青白い手はそれを許しません。

ついに最後の一本が外されてしまいます。

(このパターンのほかに、斧か鉈のようなもので格子をなぎ払われることもありました。)

当然また落ちます、あの時の、フッとくる浮遊感はとても夢とは思えません。

そこで、普通なら目が覚めるようなもんですが、なぜか

「ギャ〜〜」

と絶叫しながらしばらく落下を続けます。

しかし待てど暮らせど下には着きません、その恐怖と言ったらもう筆舌に尽くしがたいものがあります。

で、散々落下の恐怖を味わった後に、陸に上がったエビのように、跳ね起きます。

体は汗でびっしょり、息は荒く、疲れ果てています。

しばらく何がどうなったのか把握できず

(それくらい現実感があるんです、この夢は)、あたりを見回します。

もちろん、見慣れた自分の部屋です。

ため息とともに全身の力が抜け、それが夢であったことを心の底から感謝します。


というような夢を子供のころはたびたび見ていました。

あまり回数が多いので細かいとこまでしっかりと覚えています。

実は、この夢のせいで高所恐怖症になったんじゃないかって気もしますけど。



それでですね、最近ふとこの夢ことを思い出して、ある非常に漠然とした疑問が浮かんだんです。

なぜ、いつも決まって同じ状況で、必ずあの青白い手によって私は落とされてしまうのだろう?

あの白い手はいったい誰?


みなさんはどう思われますか?







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