深あっちの世界ゾ〜ン・第五十四夜「友人から聞いた話」
浩介さん談
千葉県の中学校にはオーバーナイトハイクという 行事みたいのが夏休みに毎年あって、僕も中2のころ行ったことがあります。 高校の友人は違う中学だったんですが、その行事で墓地の前を通った時、 他の友人と墓場に入ってみようということになり、キモダメシがてら中に入ったそうです。 その時、墓場内を懐中電灯で照らしたところ3、4人の人影があったそうです。 その人物?達はヒソヒソと密談していて、「多分、ここにあると思うぞ、探せ!」などという声が聞こえた。 なにやら土を掘っている様子でその付近を懐中電灯で照らしてみたところ、 謎の光る物体(球状の)があって、怖くなったその友人は立小便をしていた他の友人を置いて逃げてしまった。 それから列に戻ったら、あとからその友人が「待ってくれよ〜。なんで置いてくんだよ〜」と追いかけてきた。 その友人に何か見たか?と聞いたが、何も見てないようだった。 結局、あの人物は何者なのかよくわからないが、その掘り出した物が一体なんだったのか気になります。 余談ですが、あの行事は行かない方が正解です (千葉県在住の方)ただ永遠30キロ歩くだけという意味のない行事なんです。 真っ暗な利根川を行列で歩く様はまるで怪しい宗教団体のようです。 結局明け方になるまで歩き続けて最期のほうは皆無口になり、ただ黙々と歩くだけなんです。 着いた先は柏中学校の体育館でなにやら取り締まりのオッサンが話してたけど、何も憶えてません。 |
戻る |