あっちの世界ゾ〜ン第六十四夜「変な女の人に顔を舐められました」

RENさん談




昼間会社で投書しようと思いましたが 忙しくてできず、また夜になってしまいました。

実はこれをタイプするのは二度めです。なぜか 最初のは消えてしまいましたあ。

もしも今回も消えてしまったらここに出す話ではなかったと思い、諦めます。

今も私の引きずる怖ーい謎です。

この道のエキスパートな方々、

私の話だけでは判断し難いと思いますが良きアドバイスの程をお願いします。


あれは約10年程前の夏の朝ジャスト6時の事です。

昔あった数字版がバタバタ捲れて変わる時計がおっきな音で6時を告げたので 目が覚めました。

外はすでに明るく、清々しい朝。気持ちの良いお目覚めでした。

その時「何か」が視界に、、、。「へ?」って感じでそっちを見ると、「彼女」がいました。

足元なんてもんじゃなく、右を下にして横寝をしていた私の体の上、

つまり左側面にきちんと納まるようにして「彼女」は乗かっていました。

「彼女」の顔は私の顔のすぐそばにあり、もちろん目がバッチリ合いました。

その顔は 面長で広い額、真っ黒なストレートロング(と思われるが、もしかしてセミロングかも)。

確か眉やまつ毛はなかったと思う。

目は スイカの種ぐらいしかなく、白目部分はありませんでした。

その上すごい奥目でインパクト強。

鼻は小さな穴が二つだけ。口はすごく極端なおちょぼ口。

ウルトラマンセブンの『ダダ』(だっけ?)似。不思議と重さはありませんでした。

その時 私は「見なかった事にする」事を決め込みました。

妙に冷静に 横で寝ているダンナを見ていました。が、

その時 何かが私の頬にポッタという感じで触れました。

反射的にそっちの方を見てしまいました。

あのおちょぼ口にはとても説明がつけられない程長くて太い舌が

私の目の前で「彼女」の口の中にひっこんで行きました。


私は金縛りにあってた訳でも寝ていた訳でもありません。

後は必死にダンナを起こして「誰か乗かってるううう」をうるうる目で訴えました。

ダンナが「はい、はい」と見もせず私の肩を叩き

(あの緊急事態発生中の奴のこのリアクションは今でも問題視しています)、

私も恐る恐る「彼女」のいた所を見ましたがもう何処かへ消えて居ませんでした。

その晩から寝る場所をかわってもらい(壁側でない方)それで難を逃れようと思いました。

その翌朝、再び朝6時。またまたパッチリとお目覚め。

仰向けになっていた私は

「今朝は大丈夫!」と喜んだのも束の間、またまた「彼女」がおりました。

今度はベットの脇にたたずみ、私をじーーーっと見ていました。

「彼女」だと解ったのは同じ顔だったからですが、なぜかヘアースタイルが変わっていて

真っ黒だった髪は白髪混じりのブチになってて少し毛先が外巻きカールになっていました。

後、前回気が付かなかった事で二度めで解った事は

背が低かった事と腕がなくいきなり手が肩から出ていた事です。

叫びました。(私です、彼女じゃないです。)そしたら、パッと消えてしまいました。

あれは 何なんだったんでしょう。誰かお解りの方、教えてください。


おばけなんでしょおか、それとも、宇宙人なんでしょおか、、、。







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