深あっちの世界ゾ〜ン・第七十参夜「伊豆から持ち帰ったモノ」
ちゃるさん談
さてさて伊豆からOさんが持ち帰ったものとは...。 当時Oさんの下宿はよくある玄関開けてすぐ流し兼台所(ガス台1台のみ)で すぐ押し入れ付6畳間、バストイレなし。の ばっちいアパートでした。 Oさんは寒がりなので、 合宿から帰り10月に入ってすぐ、こたつを出してこたつで寝起きしておりましたのです。 ある晩のどが渇いて目をさますと自分の枕元にそれは座っていたそうです。 きちんと正座してOさんをじっと見ていたそうです。それは女。 Oさんは「しめた」と思ったそうです。 深夜自分のアパートに入ってきた女性。「これはやれる」。 Oさんはまず声をかけました。「なぁ名前なに?」「...」 「玄関開いとった?」「...」彼女はただOさんを静かに見つめる。 黒目勝ちというより、白目の無い目。彼女は正座を静かにくずしました。 小さな白い足が見えたそうです。 Oさんはこの期におよんでも、まだスケベ心が止まらない状態、いよいよ手を出そうとしました。 「ふつうそうだろ、なーーみんな。そうだといってくれ」 その日の午後、学校のサークル溜まり場で叫ぶOさんの姿が目にうかびます。 Oさんは彼女を抱き寄せようとしました。するとすかっと手が空を切ったそうです。 彼女は正座のまま狭い6畳の天井付近に移動したそうです。 「でもパンツ見えた」懲りない奴。 Oさんが横になると彼女はまた枕元に座り、隙を見て触ろうとすると、天井に。 おっかけっこは夜がしらみ、Oさんが疲れて眠るまで続いたそうです。 「起きたら昼になっとるし、必修はあるし、とりあえず、出てきた。」 その時彼女はいなかったそうです。 「O! お前死ぬぞ」 Oさんは数日間友達の家に厄介になり、その後は彼女は出なかったそうです。 Oさんはその後、静○県金○町役場で働いています。 国に帰ってからすぐお見合いし、立派な妻子持ちです。 Oさんの悲願「童貞捨てて卒業」が叶ったかどうかは、謎です。 |
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