あっちの世界ゾ〜ン第七十九夜「ダム」

にぎりっぺ大将さん談




久々の投稿でなんか調子に乗って2日連続です。

この話しはもちろん実話です。怖かったです。


ある夏の夜、

おいらは友達のNと彼が連れて来た女のこ二人と深夜のドライブをする事になったのでした。

若い時分なので在りもしない期待に胸を膨らませ車を走らせました。

そうその時おいらのポケットとNのポケットにはOK印の何が・・・。

しかしそれを実行するには車を降りて2組に分かれなければいけません。


夏場でしかも2組に分かれるには?

そお安易な考えでおいら達は夜景を見に行こうとひたすら山を目指して車を走らせました。

しかし思い立った場所が場所だったので、その近くの山とはダムが在る山になったのです。

昼間はダムのヘリでたわむれる家族がたくさんいます。

しかしそのダムはよく殺されたしたいなどが投げ込まれるというダムだったのです。

2,3年前も若い男が友達のアベックを殺してダムに車ごと突き落とした事件がありました。

新聞に載ったのでよく覚えてます。


車を走らせていると綺麗な夜景が見えてきました。

しかしそこで車を止めるには危険なので

ダムのヘリの駐車場に停めようということになりダムのヘリの駐車場に降りていったのです。


なんとそこからは夜景どころかなにも見えなかったのです。

駐車場が道路より低い位置にあるため山がさえぎって空の月が見えるだけでした。

わかい二人は出したい飛ばしたいと思う気持ちに

ブレーキをなんて警察の交通安全のスローガンなんて聞く耳持ちません。

分けの分からない言い訳をして強引に車を停めました。

ポケットのOKサインを握りしめて!


その時女のこの一人が少し気分が悪いとボソッと言いました。

多分ここまで来るのにぐにゃぐにゃ道で車に酔ったんだよ。

そう言って連れの女のこが介抱し始めました。

しかし段々彼女の様態は悪化してきて、

このままじゃーやべーんじゃねーか!そんな所まで来た時です。

町まで戻ろうとかぎに手を伸ばしたその時、後ろの席に座っていた彼女の口から


“ぐううううぅぅぅぅぅー。がぁぁぁぁー”


奇妙な奇声を発し始めたんです!

あの声はこの世のものとは思えないすごい声でした。

横にいた友達は

“大丈夫?大丈夫?”とひたすらその子の身体を揺らしつづけていました。

おいらはルームミラーでその様子を運転席から見ていました。

するとうつむいていた彼女の口から奇声ではなく、ちゃんとした言葉が発せられたのです。


“お前らみんな殺してやる”


“?”

最初はいったい何を言ってるか分かりませんでした。

すると“くるしーー!苦しいよ!”と泣き叫びはじめなした。

それはもう彼女の声では在りません。

地獄のそこから聞こえてくるような男の声になっていました。

そのとき隠れていた月が出てきて、薄暗いながらも車の中を照らしたのです。

すると彼女の顔は土色の見た事も無い男の顔になっていました。

おいら達3人は速攻車から逃げ出し肩を寄せ合い駐車場の電灯の下でぶるぶる震えていました。

こ一時間たったころに3人で車に戻ろうと言う事になり

戻った所彼女はぐったりして後部座席に横になっていました。

いくら叩いてもなんの反応も返してきませんでした。

そこからはどこをどう帰ったかは憶えてません。

ただ気がついたときにはその子を病院に連れていっていました。


診断によると、かなりの疲労が見られるの事でした。

こんな疲労は遭難して1週間近くたって発見された人みたいだ。とも言ってました。


憑依されると声が変わるばかりでなく、顔も変わるんですよ!!

その後別段おいら達には悪い事が起きませんでした。

もちろんお払いにはいきましたよ。


なぜかおいらはダムに関しては良い思い出がありません。

聖湖に魚切りダム。どちらも有名なダムです。今度から気をつけよ。


いたこ28号さんもくれぐれもダムをなめないように!!!怖いから・・・。







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