深あっちの世界ゾ〜ン・第八十壱夜「憑依」
RENさん談
水関係のがやばいって、これ言えてます。 何か根拠があるのかなあ。 「憑依」体験は後にも先にも一度だけあります。(二度あったら困る!) 無縁仏を中心とした墓地がありまして、余りに広範囲のため道路がぐるっと それを避けてありましたが道路事情によりその墓地を突き抜けるかのように新しい道ができました。 その道をその時の彼が運転する車で通りまして、半分程通った辺りで冷たあい、うーん、 なんと表現すればいいのか、少しドロっとした感触が体を突き抜けました。 十分もした頃か、涙が出てきて止まらなくなり、その後足がダッシュボードを激しく蹴り続けました。 (脚に青たんができる程でした。) 意識ははっきりしているのにコントロールは自分以外のところにあり、 彼に助けを求める自分がなかなか「前」に出てこれず、耳鳴は止まず、もうサイアク。 『こんな所に道を作るなあ!』とおっさんのような声が自分の口からでたのを聞く本当の自分。 えらいこっちゃーと力が入ると今度は「早く何とかしてよお!」と本当の自分がぶんっと「前」に出る。 これの繰り返しでした。 ビビる彼はとりあえず最寄りの友人宅へ。 そのお宅の飼い猫に攻撃され、青たん+引っかき傷だらけの私は奥の部屋で爆睡でした。 TVの音で目が覚めると彼と友人がなにやら話をしてました。 時計をみてびっくり。5時間は経ってました。 「お前、OOOOって名乗ったぞ。天保XX年 死んだそうだ。」と 彼。 どうやら 爆睡中に二人にインタビューされたようでした。 「お前はもう知らない方がいい」と詳しくは教えてくれませんでしたが、 プーちゃんの友人は翌日ウラを取りに墓地に行き、OOOOさんの朽ちかけた 墓石を見つけましたが、ひどい苔のため天保の後の年までは読めなかったとか。 道路脇すぐ傍だったのですぐ 見つけたそうです。 |
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