あっちの世界ゾ〜ン第八十弐夜「怖い経験ね……(^^;」

宮迫祐也さん談




どうも初めまして、宮迫祐也ともうします。

一応シナリオライターもやってますが、本職は学生です(メアド参照)

でもって、福岡在住です(同じくメアド参照)


幽霊の類ですが……実家(広島)にいたころはよく見かけましたね。

昼間でも関係なく見てましたし(笑)

多分……これはうちの家系が特殊だからだと思います。

宮迫(みやさこ)っていうのがうちの母方の家なんですけど、ここの家の血を引くと……

いろいろと変わったことがあるんですよ。


1.女のみだけど、予知ができる

  水に関することが特にできやすいらしいそうです。

  事実、うちの曾祖母はこれで生活していたそうですし。


2.何故か歳を取りにくい

  この間祖母の葬式の時に、一族が集まったんですけど……

  どうも宮迫の家系の人は実年齢より20ほど若く見える。

  ちなみに、父方の家系も何故か同じように歳を取りにくいんです(笑)

  つまり私は……サラブレッド?(笑)


3.いろいろと変わったところがある

  私の場合は……この幽霊を見るっていうことですね。

  うちの姉の場合は異常なまでの強運の持ち主だということです。


というわけで、私は結構その類のものを見ます。典型的な『あっち系』の人間でしょう(笑)

曲がり角に子供が立ってるのが見えて、行ってみたら誰もいなかったとか言うことあったし。

あと、捨てたはずのもの(昆虫の標本(虫がわいてた))が手元に戻ってきたっていうのもある。

ああ、この間は青い光の玉が視界を横切ったりもしたな(笑)

キーボード押してないのに、何故か勝手に文字が入力されたこともあったし(笑)

時々『今日はやばい』と思うような日があるのも関係があるかも知れません(謎)


それらの経験のなかで、最もあっちの話だと思われるのを今日はお話ししましょう。

多少の脚色が入るかも知れませんが、『実話』ですから。



あれは確か、私が中学校一年生の頃だったと思います。

その日の夜、私は机に向かって勉強をしていました。

で、その部屋はマンションの一室なんですけど、北に窓があるんですよ。

曇りガラスではっきりと外は見えないんですけどね。

『そろそろ疲れたな……』

そう思った私は、ペンを置いて参考書から目を離しました。

すると……

コツ、コツ、コツ……

窓の外から人の足音が聞こえたんです。

音の質からしておそらく革靴かなにかを履いた人が、

窓の外(廊下がある)を歩いていったんじゃないかと思いました。

実際、窓の外を動いていく人影も目で確認しましたから、

『ああ、誰かが通っているな』

と納得しました。が、しかし……

その足音は、窓に映った姿が過ぎ去ると同時に消えてしまいました。

これが何故おかしいか、説明します。

その人影が向かう方向は、金属製の非常階段で、私の部屋はそこに隣接しているんです。

どんなにゆっくり歩いても、必ず音がするような。

そこを音を立てずに通れるのは……幽霊!?

というわけで、それは幽霊だったんじゃないかと私は思っています。

実際、その事が起きる前に、うちのマンションで飛び降り自殺が有りました。

その人の履いていた靴は……革靴でした(^^;


とまあ、これが私の体験した中で最も怖い体験だったと思います。







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