震あっちの世界ゾ〜ン・第壱夜「数奇な運命その2」
ナイトブレイカーさん談
こんばん!!ナイトブレイカーです。 さてさて、今宵のお話は怖くありません!!(キッパリ) 多分、恐らく、きっと…(急に自信が…(^_^;)) でも…これだけは言えます。「長いです!!」(爆) 前置きをこれ以上、長くしたら怒られそうなので本編へ…(^_^;) 以前にもお話したように、私には妻がいました。(そう、結婚していたんです。) (現在は、寄りを戻して同棲していますが…その話もいずれ) その彼女との出会いから結婚まで(ちょい後)までの数奇な運命を…。 私の人生の節目になると親しい人が亡くなります。 「気のせいだ」と言われれば、そうなのかもしれませんが、 あまりにも偶然(?)が続きます。その中でも、この時が一番多かった。(謎) 私と彼女は、Niftyで知り合いました。 私は『兵庫県』。彼女は『長崎県』。遠距離恋愛でした。 知り合って初めての年末年始の休暇に 彼女に初めて会う為に新幹線と特急「みどり」のチケットを買いました。 久しぶりの旅行と言う事と、あまり経験の無かったパック旅行以外の旅行と言う事 それからなんと言っても「愛しの君」と会える事でワクワク、ドキドキでした。(笑) そして、その日は確実に近づいていたのです。会社でも同僚にからかわれたりして…。 会社は12月29日からお休みで、その日に早朝から出発の予定でした。 その目前の12月26日。会社に電話がかかってきました。母親からです。 「叔父さんが亡くなったから、早く帰ってきて!!」 私は上司にその事を告げ、一目散に家に帰りました。 そして、叔父さんの家へ!! 私は中学の頃、いじめにあい不登校(当時は登校拒否とか言ってた。)をしていたのですが その叔父さん(当時、別の中学校の校長)は、 私の学校まで来て教師に「ちゃんと管理せんか!!」 と怒鳴り込んで来たりと、 私の事を物凄く気遣って優しくしてくれていて、色々とお世話になっていました。 その叔父さんが、突然亡くなったので、悲しい反面、信じられませんでした。 なんせ、その1週間前には家に遊びに来て元気に 「これから甲山にいって写真を撮ってくる。」なんて言っていたそうですから…。 そして、雪の降る中、叔父さんのお通夜、 葬儀と済ませ、会社に顔を出したのが12月の28日。もう大掃除です。 突然とは言え、こんな不幸があったので長崎行きは中止しようかとも思ったのですが 母曰く「そんな事、気にしてたってしゃあないやん。 あんたはあんたの事、考えたらええねん。」との事。 「そんなもんかなぁ?」と思いながらも、 彼女に会える一心ですでに心は春になっていました。(^_^;) そんなこんなで彼女とは、熱〜い大晦日に元旦を迎え、幸せ一杯でした。 そんな彼女と、まわりのみんなはもちろん 自分でも驚く程の『電撃結婚』と事は進みました。(^_^;) 住居の準備も進めていたのですが、諸々の事情で入居できる様になる前に 彼女は兵庫県に出て来る事になってしまったのです。 それで、しばらくは私の実家で生活する事になりました。(それは2月初旬) そして、彼女が来て3日程経ったある日。 また、会社に母親からの電話。私は彼女の身に何かあったのでは!?とドキドキしました。 母:「おばあちゃん(父方)が亡くなったから、はよ帰ってきぃ。」 …また、上司に理由を説明し、早退…。(-_-;) おばあちゃんは、しばらく先述の叔父さんの所で養ってもらっていたのですが 叔父が亡くなった事や高齢だった事もあり、 老人ホームではないのですが完全看護の病院に入院していました。 (少し呆けていたもので…) 看護婦さん曰く 「御昼までは笑いながらTVを見ていて、疲れたのかベッドで横になっていた。」そうです。 その後、そのまま息を引き取ったそうです。 またまた看護婦さん曰く「高齢とは言え、亡くなるとは思えない程、元気でしたよ。」 そして、お通夜、葬儀と…。 もうこの当時の私は冠婚葬祭なんでも来い!!(;_;)って感じで、疲れはてていました。 「もう、親戚でも死ぬ人はおらんぞっ!!(笑)」と安心していたんです。 彼女と住む住居も準備が整い、引越も済み、婚姻届けも出しました。 (事情があって、結婚式等は行ないませんでしたが…。) ちなみに後一日でバレンタインデーだったのですが(おしい!!) 幸せ一杯の毎日…のはずなのですが、その日は妙に仕事中、胸騒ぎがしてなりませんでした。 心配で会社帰りに「カエル・コール」も兼ねて、家に電話をしてみると…。 彼女:「あのね…ポコちゃん…今朝ね…死んじゃったんだって(T.T)」 「ポコちゃん」と言うのは、私が不登校をしていた時、両親は共働きで相手が出来ないからと 飼いはじめたヨークシャテリアです。ポコはいつも私の事を見ていてくれました。 何かがあると、他の家族よりも真っ先に私の事を心配し、慰めてくれていました。 そのポコが、13年の人生(犬生?)に幕を閉じたのです。 まるで「後はあんたに任したよ…。」と彼女に言っている様でした。 犬にしてみれば大往生だったと思います。 なんだかやっと任務を終えた老兵の様にも見えました。 その日の深夜。 私は、大の男のくせに大泣きをしたのは言うまでもないでしょう…。 そんな私を彼女は何も言わずにじっと見守っていてくれました。 そして、2人で聞いたのです。遠くで「キャワン!!」と小犬(?)の鳴く声を…。 なんと言いますか。ドタバタな波瀾万丈さ、我ながら恐ろしくなる時があります。(^_^;) 離婚して彼女と寄りを戻す時にも、犠牲者(?)が出たのですが、その話はまたいずれ…。 真に「小説より奇なり」ですな。 P.S…あっ、別に犠牲者だとか書いてますけど、それほど思い悩んだりはしてませんよ(笑) |
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