震あっちの世界ゾ〜ン・第十七夜「犬も怖い」
ダニさん談
私が、中学生のころ。友達が私の家で遊んでいて、気づいたら夜の7時になっていました。 帰ることになり私は、私の犬(ニモ)の散歩をしながら送っていきました。 友達の家までは歩いて20分のところでした。 友達の家の近くは、人通りも少なくて送るときはちょっとだけ明るかったのに、 送りおわって、帰るときはもう、真っ暗になっていました。 私は、ちょっと不安だなー。って思いながらあるいていると、むこうからおばさんが歩いてきました。 私はほっとして、仲間だな。って思いながら歩いていると、ニモがそのおばさんのところにいきます。 私は「ニーモ、ダメだよ」っていおうとしたら・・・ おばさんにちかづいていたニモが急に後ずさりして反対方向へ走って逃げていきました! 私は「あいつ幽霊だ!」と思い、とても怖くなって、はしって逃げました。 後ろを振り向くと、おばさんがこっちに向かってあるいてきています。 ゾッとして全速力で走りました。 大通りにでてみると、後ろからついてきたおばさんはいなくなっていました。 急にニモの事が心配になってきて、「ニーモ、ニーモ」と呼び続けていました。 すると、遠くからニモが走ってきました。 私はとても安心して、ニモに抱きつきました。 あのおばさんはいったい誰だったんでしょう? 私が逃げてきたのは確かに一本道で家などなかったんです。 なぜ私を追いかけてきたのか。今思い出しただけでもゾッとします。 |
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