震あっちの世界ゾ〜ン・第二十六夜「かなた君」
ダイエット中さん談
| 女子校に通って、青春を無駄に使っていた時の話です。 私の学校は、普通科・商業科・被服科・調理科に分かれていて、 普段は、お互いに交流が無いのですが、クラブ活動だけは他の科と一緒に活動していました。 入学したてに、クラスメイトに誘われて演劇部に入部、上下関係もあんまり厳しくなく、 ゆるゆるな部活動をしていたのですが、ある日同じ一年の調理科の子が同じクラスの、 "火龍奈(カリュウナ)"さんと言う人を誘ったってきました。 (いきなり彼女は自己紹介で「火龍奈(カリュウナ)って呼んで」と言い出したりして 今考えると結構ヤバイのですが、当時私は漫画とかアニメ大好きなオタクっ子だったので ペンネームか何かだと思い、さほど気にしませんでした) まあ、同じクラブという事と、知り合いの知り合いなので必然的に仲良くなってきたのですが・・・・・ ある日部活が終わり、皆で髪型の話になった時の事、誰かが、彼女に向かって 「髪の毛長いけど、手入れ大変じゃない?」 と聞いた所 「髪の毛伸ばしたら、かなた君が迎えに来るの、だから平気!」 と、言い出した。 「え?かなた君って誰??」 と、私が聞くと 「ホシノカナさんの漫画に出て来る人で、すっごく素敵なひとなの〜」 と、言い出した その頃、オタクっ子だった私は、そのキャラクターが好きなのねと、思ったのですが 事ある毎に 「今日かなた君が夢に出てきて、20歳までに迎えに来てくれるって」 とか 「かなた君が髪の毛きれいだねって言ってくれたの」 など、頻繁に言い出す始末。 皆が、「カリュウナさんオタクっつうか、ヤバイよ〜宮崎君(その頃事件があったので) になるんじゃないの?」と言いはじめた頃、事件が起きた。 部活が終わっり、さて帰るかと準備をはじめた時に 「私死にたい!」 とカリュウナさんが言い出し、教室から飛び降りようとしたのです。 当たり前だけど、みんなびっくり とりあえず、その場は部室にいたメンバーで止めて、落ち着かせました しかし、次の日からそのカリュウナさんは朝夕問わず 「私死にたい」だの「一緒に死んで」だの会うたびに言い続け 「かなた君が早く迎えに来てくれないかな」 などと言い出す。 皆で「何で死にたいの?」と素朴な疑問を持ち掛けると 「私は昔から死にたいと言う願望があるの」 「死んだら、かなた君が来てくれる」 というので、相手にするのが馬鹿らしくなってきたので ああ言ってるけど、一向に死ぬ気配もないし、ほっとこう! という結論になり、カリュウナさんの事は誰も相手にしなくなりました そんなある日の下校途中、いきなり駅のホームで 「昨日の夜気が付いたら、妹の首絞めてたの」 と言い出し、皆がビックリしていると、私に向かって 「一緒に死んで」 と電車が入って来る線路に突き飛ばしてきたのです。 (幸いにも一緒にいた子が、落ちる前に引っ張ってくれたので助かったけど、 何で私を突き飛ばすねん!つうか、 突き飛ばしたらわしだけ死ぬだろ!と思ったりしたんだけどね) 次の日から皆で、「彼女はヤバイ、一緒にいたら何されるかわからん」 って事になり、(あたりまえだけど) 次の日から、カリュウナさんを完全にシカト!した所、しばらくたったある日 彼女と同じクラスの人が、皆に相談してきたのです。 内容は、カリュウナさんがクラスでコックリサンをやっている人達に向かって、 (まあ、コックリサンをやってるのもどうかと思うが) 「あなたたちがそんな事してるから、霊がやってきてるじゃない!」 と言い出し、窓を開けて何やらブツブツ唱えだしたり 「あそこに霊がいる」 と言いだしクラスで、塩をまいたりしだした そんなことするから、結局クラスからもシカトされ、友達がいなくなり 自分にべったりして来るので気持ち悪いし、自分も関わりたくないと!言う、 皆がその子に、カリュウナなんかシカトすりゃいいじゃんと言うと 「カリュウナさんが無視すると、呪うって言うんだもん」 と言い出した 「そんな事ないよ」と、周りで言ったのですがなぜか心配しているので、 「呪われるなら最初にシカトした、私達がとっくに呪われてるし殺されてるよ」 と言ったら、その子もカリュウナさんから離れていきました。 (やっぱり呪われなかったらしい、当たり前だと思うけど) そんなこんなで、しばらくしたある日の事 学校帰り駅構内で、皆と喋りながら歩いていると いきなり後ろから、カリュウナさんがやってきて 「私と一緒に死んで」 と私に向かって飛び掛かってきたのです。 私がよけると泣きながら、意味不明な事を言い続けるので、そのままシカトして、帰りました。 (その頃はやってた、前世の戦士がどうのと言っていたみたいだけど忘れた) 次の日カリュウナさんは登校してきたらしいので生きてるんだな、と思った事を覚えています。 結局私達はケチが付いたので、演劇部を辞めて他の部に入ったら カリュウナさんは関わってこなくなりました。 (結局"カリュウナ"って、ペンネームでもなんでも無かったので、 どうしてそう呼んで欲しかったかはいまだに謎!) 卒業まで、クラスメイトにシカトされながらも(調理科は1クラスしかなかった) 卒業したのでその辺もある意味で凄いな、と思いました。 とりあえず高校生の時であった中では、1〜2番を争うあっちの人のはなしでした。 |
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