震あっちの世界ゾ〜ン・第七十弐夜「現実主義者・その1」
MOI屋さん談
友人のHPからリンクをたどって、2週間ほど前から出入りさせてもらってます。 ようやく、「あっち」シリーズ、全話読み終えました。 恐いと同時に、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。 さて、実は私も、いくつか「あっち」な体験をしております。 順次、発表させていただこうと思ってます。 私がまだ、実家で暮らしていた数年前のこと。 実家は、新興住宅地の中野、団地の一室だったのですが‥‥‥ 「出る」んですよ、これがまた (^ ^;;; そんな環境下で起こった話。 ##################################################################### 私の弟は、現実主義者。 基本的に、自分の目で見たものしか信じない。 ある日の事。 私の弟は、1人で自分の部屋にいた。 そして、自分の勉強机に向かって、何やらゴソゴソやっていた。 何をやっていたのかは覚えていないけど、勉強でなかった事は確かだ(笑) 弟はそのとき、妙な気配を感じたらしい。 私が戻って来たものと思ったのか、部屋の出入り口を振り返る。 しかし、私どころか、家族の誰もいない。 念のため、自分の後ろも振り返ってみるけど、当然だれもいない。 「‥‥‥?」 気のせいかと思って、作業を再開する。 すると、また妙な気配がする。 「うざったいなぁ‥‥‥」 そう思って顔を上げると‥‥‥ 自分の目の前を、誰かが歩いている。 ‥‥‥膝から下だけの、裸足の脚が、目の前の空中をテクテクと‥‥‥ 私の弟は、現実主義者。 基本的に、自分の目で見たものしか信じない。 そのかわり、実際に見たものは、どんなに理不尽な物事でも信じてしまう。 それは、彼にとっては紛れも無く「現実」なのだから‥‥‥ ##################################################################### 今更でナンですが、本人から聞いた、一応「実話」です。 |
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