あっちの世界ゾ〜ン第七十弐夜「現実主義者・その1」

MOI屋さん談


友人のHPからリンクをたどって、2週間ほど前から出入りさせてもらってます。

ようやく、「あっち」シリーズ、全話読み終えました。

恐いと同時に、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。

さて、実は私も、いくつか「あっち」な体験をしております。

順次、発表させていただこうと思ってます。


私がまだ、実家で暮らしていた数年前のこと。

実家は、新興住宅地の中野、団地の一室だったのですが‥‥‥

「出る」んですよ、これがまた (^ ^;;;

そんな環境下で起こった話。


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私の弟は、現実主義者。

基本的に、自分の目で見たものしか信じない。


ある日の事。

私の弟は、1人で自分の部屋にいた。

そして、自分の勉強机に向かって、何やらゴソゴソやっていた。

何をやっていたのかは覚えていないけど、勉強でなかった事は確かだ(笑)


弟はそのとき、妙な気配を感じたらしい。

私が戻って来たものと思ったのか、部屋の出入り口を振り返る。

しかし、私どころか、家族の誰もいない。

念のため、自分の後ろも振り返ってみるけど、当然だれもいない。

「‥‥‥?」

気のせいかと思って、作業を再開する。

すると、また妙な気配がする。

「うざったいなぁ‥‥‥」

そう思って顔を上げると‥‥‥


自分の目の前を、誰かが歩いている。

‥‥‥膝から下だけの、裸足の脚が、目の前の空中をテクテクと‥‥‥


私の弟は、現実主義者。

基本的に、自分の目で見たものしか信じない。


そのかわり、実際に見たものは、どんなに理不尽な物事でも信じてしまう。

それは、彼にとっては紛れも無く「現実」なのだから‥‥‥


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今更でナンですが、本人から聞いた、一応「実話」です。





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