あっちの世界ゾ〜ン第八十壱夜「女友達の嫉妬」

S・Sさん談


初めて投稿します。

私は、27歳の会社員です。

私自身に霊感は、まったくと言っていいほどありません。

この話は私と同い年のいとこ(女性)の話です。

今から10年程前になりますが、高校2年ぐらいのことです。

いとこといっても双子の兄弟のように育てられたので

大変仲が良かったのですが進学して行くとあまり会わなくなりました。

偶々、久々に家に遊びに来た時にこういう出来事があったと話始めました。

内容は、先ず「彼氏」ができたといい始め、

この時、私は「けっ、のろけかよ!」と罵りましたが

「そんなんじゃないのよ!」というので話を聞くと

なれ初めが学校の女友達に紹介されて付き合い会い始めたということでした。

そこで付き合い始めてある日紹介してくれた友達のカップルと

wデートをしようということになりそのwデートが決行されたのでした。

元来、いとこは私と兄弟のように育ってしまったので男のような性格をしておりました。

そこで友達の彼氏に偉く気に入られ褒めちぎられました。

wデートは無事終わり「今日は、楽しかったね!」なんて言いながら帰ったそうです。

「あっちの世界」に入ったとも知らずに・・・


さて学校に行って友達の所に行くと何故かよそよそしい態度を取られ、

終いにわ、しかとをこかれ「私が、何したっていうのよ!」とおもいました。

この事を彼氏に話し、「どうしたんだろうね?」と言いながらの帰り道でした。

何故か頭がボーとしだし風邪でもひいたかなと思ったそうです。

釈然としない体調なので早く寝たところ、ある夢を見ました。

その夢は、自分がいろんな形で死ぬような夢なのですが毎日見たそうです。

さすがに恐くなり彼氏にこの事を話し二人で帰ろうと

横断歩道で待っていると赤信号なのに歩き出しました。

あせった彼氏は「何やってんだ!」と轢かれる寸前の所で連れ戻しました。

この時、いとこは放心状態で意識がはっきりしたところで聞きました。


「おい、どうしたんだよ。死ぬとこだったんだぞ!」(彼氏)

「・・・・・・・・」(いとこ)

そして、ぽつりぽつりと話しました。

「あのね、押されたの」(いとこ)

「誰に、誰も押してねえよ」(彼氏)

「声がしたのよ」(いとこ)

「誰の?」(彼氏)

「友達の○○ちゃん・・・」(いとこ)

「は?何て」(彼氏)

「青信号だよ、早く渡らなきゃ・・・て、背中を押されたのそれで・・・」(いとこ)

「おい、マジ?」(彼氏)

「うん」(いとこ)

二人は、喋ることなく家に帰りました。

その後、このような事が何度か続きノイローゼ気味になり

母親が「あんた、どうしたの?」と聞くので、事の次第を話しました。

そうすると、母親は彼女をすぐある所に連れていきました。

「どこ行くの?」と聞くと「拝み屋さん」といい連れていきました。

この霊媒師の方が見た所、ぽつりと一言、

「呪ってるね・・・人形に針突き刺しながら・・・」

「あんたを嫉妬してるよ」

「なんで?」

「友達の彼氏があんたの事誉めたろ、

あんた達と別れた後、2人になってもあんたの事を誉めたみたいだな」

叔母といとこは、ある方法とれと言われ実践した後、現象はなくなりました。

但し、呪った本人は1週間学校を休みました。

「人を呪わば穴2たつ」という言葉がありますが彼女に何が起こったのでしょうか。

それ後、友達は何故か謝ってきたそうです。

この話を聞き勉強になったこと「女は恐い」の一言につきます。





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