あっちの世界ゾーン第十三夜「小川昌司君から聞いた話。」

冴婆 さん談




知人の話です。10年ほど前のこと。

彼は当時広島でアマチュアロックバンドBのドラムで

クールに決め込んでいたらしいです。


夏頃、某日、市の中心地Wライブハウス(地下1F)で、

名古屋からの人気ロックGRPの前座を受け持ち、

彼もおそらく気張っていたに違い ありません。(彼等は高校生だった)

ハウスは超満員!

ところでベースドラムで右足を軽快に踏んでいくと、

これはその道の方ならわかるで しょうが、

リズム毎に後方へずれていきそうになるのですが、

腰を前に引き加減にす るとかしてイスを調節するのだそうです。


ところがそのライブハウスの狭いステージで演奏中の彼は、

(?今日は少し調子がお かしいな)と思ったそうです。

彼のリズム毎にイスがなぜか右!の後方にずれていく からです。

演奏しながら必死でそのズレを直したそうです。

(注:いつものように後 ろならイスを引けるが、右後方からはむづかしいのです。

また、ステージ上のドラマ ーの位置もよく思い出してください。)

その彼のBバンドの後、彼は着替えてメインの名古屋からのRバンドを

観ていたので すが、中盤でバンッ!と

演奏が止むこと二回起きてしまったそうです。

そのドラマーがなぜがステージ上から落ちてしまって、

演奏の中断を余儀なくされた からということ。

皮肉屋は、さも、ありなん、とみたでしょうし、

ファンはどうして !?と、思ったでしょう。

ようやくそのバンドの演奏もおわったけど、Rバンドのドラマーは真っ青で

”何かに 引っ張られて落ちたんだ。ここには何かある!

もう広島には来ないぞ!”的発言をし たらしい。

打上げの時、小川君は僕も今思うと引かれて大変でしたというと、

その名古屋のバンドのキーボード奏者である超霊感能、一女性が発言しました。


”私はよく見えてしまって、広島の平和公園も

あの当時の地獄絵図のような惨状が見 えてしまいとても一人で歩けないけど、

今夜のステージでは工事用のヘルメットをか ぶってる男性霊が、

最初はスピーカーの横にいるのが見えたのよ。

その後ドラマーの 後ろに移動していたわ。”と。


そしてちょうどドラマーの後方に地下2Fへの戸があり、

そこへ建築工事中に事故死 したらしい霊が引っ張りこもうとしたらしいと。

その地下2Fは倉庫用として実在していて、

中の空気が生臭いと小川君は言ってまし たが、

彼らのことがあって後日もひんぱんに他のGRPも同じ目に会い、

ハウスのオーナー がようやくお払いをしていただき、

御札を二枚柱に張ったそうですが、半年もたつと 怪現象は再発。

その後の事実関係は小川君も音楽関係の為東京へ行ってしまったので

分からないとの ことです。


私としての見解は”工事ヘルメット”で解決したと思わず、

その男性は事故死ではな く工事中を利用して地下に埋められた(殺人)の

ではないかと踏むのですが。

あるいは他の作業員、監督の過失

(殺人と同じでも事故と処理されてしまう)のせい かで。


考えすぎ、、でしょうか。





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