新・あっちの世界ゾーン・第七十五夜「壊れるキーボード」
楯野恒雪さん談
むう。嫌な予感的中。 最近、霊の話ばっか書いてたせいで寄ってきたのかも知れない。 松山さんへのアドバイスが気に入らなかったのかも知れない。 またキーボードが壊れた。 私は霊が嫌いである。 特にシメキリ際に来るヤツはできることなら自分の手で地獄へ叩き落としてやりたくなる。 奴らはテロリストや右翼や性質の悪い人権保護団体と同じである。 物書きが気に入らないコトを書いていると邪魔しに現れる。 永井豪がデビルマンを描いていた時に様々な霊障を起こしたのは有名だが、 私のような無名のライターの所にも差別なく現れる。 いま、これを書いている最中にも視界の隅の方を何かウロチョロしてたので、 問答無用で九字切って追っ払う。 いま、非常にイライラしているので幻覚かもしれないとは思うが、とりあえず“何か”は消えた。 私は仕事の邪魔をしに来る霊は問答無用で追っ払う。 以前、命日に私の様子を見に来たらしい祖父の霊をうっかり追っ払ってしまったほどだ (ゴメン、じいちゃん、反省してます(^^;) そうすると、連中は何をやらかすかというと、 私の仕事道具、パソコンを作動不能にしてくれるのである。 やつらのお気に入りの獲物はキーボードだ。 特に新しいソフトをインストールしたわけでもないのに、キーボードがおかしくなる。 TABとESCキーが入れ替わったり、Aを押すと¥が出たりする。 ハードウェアに詳しい方なら解ると思うが、キーボードなどというものは、 そうそうおかしくなるものではない。 ウインドウズ95がビル・ゲイツの精神と同じくらい不安定なのは今に始まったコトではないが、 こういう壊れ方をするのは、決まって心霊関係の記事を書いている時だ。 しかし、この手のトラブルは以前、 悪魔の記事を書いた時と悪霊対策の記事を書いた時に経験済みだ。 私はドライバを入れ換えたりキーボードを取り換えたりしたが調子は戻らず。 結局、キーボードに向けて九字切って再起動したら一発で元に戻った。 そう、結局キーボード自体に故障はないのだ。 いつもそうだ。 くそう。 このやり場のない怒りをどこに向けてくれよう。 今度暇見て仕事場にも何か結界を張ろうと堅く心に誓うのでありました。 |
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