あっちの世界ゾ〜ン第弐夜「母に似た何者か」

はなぢさん談


はじめまして。

いつも読むだけでしたが、投稿してみようと思い立ちました。

それは、私がまだ3〜4才位の頃の話です。

私はすごい田舎に住んでいました。

蛇さん狸さんコンニチワ、が日常茶飯事の小さな農村でした。

ある晩、寝つかれない私は妙に足の方が気になりました。

起き上がると、そこには白い着物姿の母がいました。

隣に寝ているはずなのに(当時川の字で寝てました)、なんでこんな所に?

しかも、その母が手招きするではありませんか!……呼んでるの?と、

自分を指差す私に、母はうなずきました。

私はそちらに行こうとしました。

その時、隣で寝ている母(本物?)を踏んづけてしまいました。

「痛い!」

母が目を覚ましました。

すると、白い着物を着た母はすうっと消えていきました。

睡眠を邪魔された母はえらく怒ってました(笑)。

しかし、もう一人の母は何だったんでしょう。

そして、もし招かれるまま向こうへ行っていたら?

あの頃は、ふすまの向こうにオバケがいるって、

誰に教えられたわけでもないのに思ってたっけ。


以上です。おつきあいありがとうございました☆







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