あっちの世界ゾ〜ン第四十六夜「何もこんな日に・・・」

にぎりっぺ大将さん談


こんにちは!ご無沙汰していました。

帰ってきたにぎりっぺです。

この響きウルトラマンより新マンの好きな私にぴったりだ。


くだらない前置きはさておき今日は

おいらが中学生の時会った町全体を話題のうずに巻き込んだお話しです。

皆さんも知ってもとおり暦の中には

大安、友引、吉日、仏滅などと言った呼び名があります。

弦を担ぐ人はいろいろこの事を気にしますよね。

例えば結婚式は大安などと。

あと友を呼ぶという意味で友引も結婚式の日に選ばれることもしばしばです。

その逆として友引はお葬式には選ばれません。

しかしこのタブーを犯した在る家族がいたのです。


その当時その家族は駅のすぐ横で大きな家に住んでいました。

土地の場所的にも良い所でかなりのお金持ち?だったと記憶してます。

おいらが中学校に上がってまもなくその家からお葬式を出す事に成りました。

かなり前からの寝たきりのおじいさんかおばあさんが亡くなりました。

そして亡くなった次の日が友引だったので

葬儀屋とお寺さんが葬式の延期のむねをそこの主の人に申し入れました。

その家は確か大きな商売をしてる家でその時かなり大きな仕事が

入ってきていて会社の転機とも言える時でした。

だから主の人はどうしても空けられない仕事のため次の日の友引の日に

葬式をやると言って葬式を本当に友引の日に挙げてしまったのです。

みんなが止めるのも聞かずに・・・・。

友引、仏滅なんかは迷信だ!!なんてことも付け加えて。

そりゃー凄かったですよ。

だって来る人来る人変な顔してお焼香を上げたって言うんですから。

それでも旧家の主なんか文句あるか!!

見たいな顔してお葬式を済ませました。


ここからが大変!!なんと一週間しないうちにその家の奥さんが亡くなりました。

しかしこれは寝たきりの病人の看病の為

疲れがたまっていたんだろうと片付けられました。

次に亡くなったのはそれからまた一週間の後。そこのお子さんが亡くなりました。

これはなんで亡くなったかは確かではないんですけど多分事故だったと思います。

そしてその家はその日からしっかりと戸が閉められて

まるで人が住んでないような感じになりました。

そして4人家族だったその家も最後の一人主の人だけが残りました。

そして商売のほうもだめになり

その人も結局ノイローゼになって死んでしまいました。

今ではその家も取り壊されて広い駐車場に成っています。

やっぱりあの家族の人は寂しいおじいちゃんに引かれていったのでしょうか?







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