あっちの世界ゾ〜ン第六十参夜「偶然が重なると…」

みれさん談


これは「あっち」系になるのかよくわかりませんが、

短期間にいくつか幸運な偶然が重なると善因かな、と思い始めている話です。


先週の土曜日の朝、アメリカの作家から、

「私の英文ホームページで木花神社の写真を見て驚いた。

現在、準備中の次の小説の舞台は一部、

日本で、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの

伝説を絡めたいと調べているところだ。木花神社はどこにあるのか?」

という問い合わせのメールが入りました。

「木花神社は宮崎市にある。その謂れの詳細は後で送る」

とその場で返事を出したのですが、

その夕方、木花神社について教えてくれた友人が久しぶりに遊びに来ました。

「木花神社に詳しい人知らないか」と聞くと「私!」という頼もしい返事。

それで彼女から話を聞いてそのアメリカの作家に情報を送ることができました。

この作家は「こっち」系といえるほどマニアックな「ナゼナゼ外人」で、

非常に長文のメールで矢継ぎ早に質問を浴びせてきます。

わかる範囲で答えながらも、もっとリサーチせんといかんなぁ、と思っていた矢先、

今日、別件の取材で見えたタウン誌の記者にちらっとこの話をしたら、

「あ、私、以前、宮崎の姫伝説の取材でコノハナサクヤ姫担当でした!」。で、

早速、今日、その原稿を送ってもらいました。

木花神社だけではなく、やはりコノハナ伝説の残る、

宮崎・西都市にある都万(つま)神社、

富士・浅間神社のコノハナ&イワナガ伝説も網羅したまとまったものでした。

1週間足らずの間に2人もコノハナ伝説に詳しい人が、日ごろ、客人の少ない我が家に

向こうから飛び込んできたというので「何かあるのかなぁ」と思い始めています。


何せ、霊感のある人が「あそこには神がいる」と言った木花神社からみの話ですので。


そのアメリカの作家は作品に登場する主要人物の一人、公家系の華族が、

禍津日神(まがつひのかみ)のたたりでおかしくなり、フランスの貴族の娘を

強姦したあげくに自殺する、というストーリーを想定しているのですが、

「禍津日神を登場させても大丈夫だろうか、たたりはないだろうか?」

と問い合わせてきました。いかがなものでしょう?

個人的には神の祟りより、個人の怨霊の方がらしいなぁ、と思っているのですが。

ちなみにその華族の名前を「タカチホ・ニニギ」にしたい、というので、

それだけはやめてくれ、と頼んでいます(;_;)

(おまけにタカチホの漢字は「鷹地方」だと信じていた、「こっち」の人です)。

ああ、こうなると限りなく「こっち」系…(;_;)。

その作家は何でもシェークスピアをペンネームとした貴族の14代目の末裔で、

ヨーロッパの王族、貴族の血はほとんど流れており、アジアの血も混じっている

とか(ああ、さらに「こっち」系に…)。

一度、ご近所の木花神社に行かないかんと思いつつ、一人で行くのは怖いです(;_;)。







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