あっちの世界ゾ〜ン第十壱夜「恐怖と愛の話」

が〜ごんじゃさん談


ども!が〜ごんじゃです。

さて、今回はみかんが有名な四国の愛媛県の話を一つ。

僕がまだ学生の頃、地元で有名な心霊スポット「清滝」という、山奥の川の

上流にかかっている赤い桟橋「清姫橋」が在りそれを渡ると、滝が在るという

いう所が在り、自殺の名所だったと言われているらしい。。

先輩のいとこの兄の友達の奥さんが自殺したとか。。(ほんとか?)

血気盛んな若者達は何かと言うと集団で肝試しに行く場所なのです。


そこでの「恐怖と愛の話」を話します。


ある日、僕達、仲良しグループでその「清滝」に肝試しに行こうと言うことになり、

男6人、女6人で、車3台に乗り込みいざ出発!

このグループでは良く遊ぶのだが決まったカップルはいるが、

その中で飛び切りの美女Sはまだ誰の手にも落ちておらず

これまた、霊感ありの大の恐がりというキャラクターであり。

彼女がいない僕を含む4人で熾烈な争いをしていた時期で、

この肝試しでいいところを。。そして。。むふふふのふ。という考えは

僕だけでは無かった筈でした。

さて、何事もなく「清姫橋」に着き、二人一組で

橋を渡り滝を見てくるという行事が行われ、虚しくSとははぐれる。。

皆、何事も無かったのだが、Sは大の恐がり。。Sと二人一組になったTにSは

きゃーきゃーとしがみつくSのふくよかな感触にTは酔い浸っていたのであった。。

(桟橋は良く揺れる・・)ちきしょう。。と思うがグーチョキパーの運。。

その後、さあ、帰るかと、なり山道を下って行くと、

Sが乗っていた最後方の車がパッシングしてくるので、皆止めて降りて

Sが乗る車に行くと、Sがわんわん泣いている。(泣き顔もかわいい。。)

で、運転手のTに聞くと、川には他に幾つか橋があるが、帰る途中の

橋の入り口に白服のあばあさんが座っているのをSが見たと言うのだ。

そこで、とっさにTの車に乗っていた皆は

「うん。いたよ。いたよ。なにしてるんだろうね?」

と見てもいないのに機転をきかすが、信じてもらえず

じゃ、皆にも聞こうとして、皆を止めたと言うのだ。

この間Tはずっと僕達にウィンクアイズを送り続けていた。(なるほど。)

と思い、僕達も御姫様をこわがらすわけにはいかん!と

「うん。いたね〜。まぬけだよな〜」

などと言いながらSをなだめて帰るのであった。


さて前回の段階で少しSと距離が近づいたTは我々に抜け駆けて

Sと二人っきりで遊ぶことになり、お・おのれ〜〜。。(-_-メ)

TとSはカラオケ、飲みなどを楽しんだ後ドライブに。。そこで、Tは

「今日も清滝いこうか?」と切り出すとSは

「絶対いやぁ〜」と抵抗するが

Tはほんとにあばあさんも皆見たし幽霊じゃないって。。etcと説得。

その時Tの頭の中は桟橋を渡る時のSのふくよかな感触に支配されていたとのこと。。

そういう時の男の説得はほんとにもっともらしいことを並べるのである。

それにすっかり騙されたSは渋々OK。

そして二人は清姫橋へと進んでいったのである。

行きは何事もなく楽しい会話をしながら(Tの頭はポンキッキの

おっぱいが〜いっぱ〜い〜♪状態)清姫橋に到着。Sが

「ねぇほんとに降りて渡るの?」

と言うと、Tは

「・・・・・・・・・・」

「ねぇ」

「・・ん?そ〜だね今日はやっぱりやめよう。

かえろっか。」

Sはあれ?と思いながらもほっとして

「そ〜だね。」

そして車は狭い道でUターンしてふもとへと向かって行った。。ある物と一緒に。。

そして一気に愛の逃避行へと突き進んで行くのである。


さて、帰路についたTとSであるが、

あれだけ行きは陽気なTが一言もしゃべらない。。

S「ねぇ?どうしたの?」

T「いや、なんでもないよ。」

S(ん?こっちを見ない。。)

S「どうしたのよ!」

T「いいから、お前は前だけ見てろ!」ちらっ 。

S(バックミラーばかりみてる。私からじゃ良く見えない。)と思い

後ろを見てみる。。

T「ばかっ!みるんじゃない!」

S「きゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

なんとそこには車の後ろからウルトラマンの様に飛んでくる

長い髪の女が!!!!!!!!!

昔の姫様が着物の下に着ていたような白い服をなびかせて迫ってきているのである!

(ほんとかなぁ〜??そんなにはっきり見えるのか?)話の途中でその時僕は思う。

S「きゃ〜いやぁ〜〜〜!!」泣き叫ぶS

Tは事故らない様に必死で運転する。(狭い曲がりくねった山道)

ウルトラウーマンとの激しいデッドヒート。

とうとう追いつかれ助手席の窓の横に

びたっ!!

S「イエオファセfkllsdfケイオ〜〜!!」声にならない絶叫!

Tもその時はかなりびびったらしいが、俺が冷静でいないとと、前だけを見て運転した。

そしてSが座っているおばあさん(序章参考)を見た橋の所まで来た時なぜか

ばっ。とその女ははがれて後方に飛んでいった。

バックミラーを見るとそこにはたたずむその女が映っていたそうです。

そして無事ふもとに着いた二人。

Tは一息ついたが、Sはもう混乱混乱。。

T「ごめんな。俺が行こうと言ったばっかりに。」とコーヒーを渡す。

その姿を見上げるS。。

(恐かったけど、頼もしい人。。ハート)←まあ色々あるのですが簡略化。。

S「今日は恐いから一人でいたくない。」

T「えっ?」

S「一緒にいてくれる?」

(なぜそ〜〜〜なるぅ!!!。。魂の叫び。。Byが〜ごん)

Sは混乱混乱混乱→淫乱へと(爆)。。。(少し表現悪いですね。。)

T(うぉ〜〜〜!!!!!ありがとう!ウルトラウーマン!!

お前はカップルを追いかけるぐらいだから幸せじゃなかったかも知れないが、

俺を幸せにしてくれた!!成仏してくれ!)

そして二人は川沿いにあるホテルへと消えて行くのであった。。

そして愛は芽生え付き合いはじめたとのこと。

(その日に愛は芽生えていいけど、

ホテルに行かないでぇSよ〜〜!!ムンクの叫び。。Byが〜ごん)

そしてその話を嬉しそうに語るTを翌日見る羽目になる僕であった。。

聞いてるとうそ臭いですが、どう考えてもSとTの急展開はそれが原因としか思えず。。。

ショックに打ちのめされていると。。(ほんとにショック大大大ショック。。)

T「よかったよ・・」(遠い目。。)

こ・ころす。。その時点で僕の恋もお・わ・り・

その話を聞いて、じゃ〜僕もと(思うな思うな)

女の子を連れて清滝に数回行くが何事も無し。。

ウルトラウーマンは成仏してしまったのかな?

その頃の僕達は恐怖<欲望。。。あさはかでした。。


T曰く清姫橋に着いた時、橋の真ん中あたりに浮かんでいるその女を見たとのこと。。

その女はじっとこっちを見てたとのこと。。恐すぎる。。

そんな中冷静で入れたTを尊敬するよ。。


余談:自縛霊系にはそれぞれ領域があるのでしょうかね?

そこから先は座りばあちゃんの縄張りだから入れないとか。。。?

と、Tの素朴な疑問でした。


長編でありましたが、終わりです。

引っぱった割にいまいちでした??

では。仕事します。





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