侵あっちの世界ゾ〜ン・第二十八夜「暑いので、ひとつ怪談話でも・・・」
エセイタ子さん談
| 1コ思い出しました。 私がまだ**歳だった時だから、今から4年前ぐらいの出来事です。 ちょうど今みたいな猛暑真っ盛りの夏でした。 (と言ってもトーキョーみたいな殺人的な暑さじゃないけど) 蒸し暑い夜です。 当時付き合っていたカレシの家に泊まらせてもらった時の事。 壁際にある狭いシングルベットに、壁側には彼が、その隣には私が眠っていました。 二人とも壁ぎわを向いて寝てました。 夜中、何となく寝苦しさを感じ、寝返りを打とうとしたら身体が全然動かない。 「あ、金縛りだ」と思いましたが、すぐ隣に彼がいる状態だったので、 さほど恐怖は感じませんでした。 「疲れてるのかな…」と身体が動くのをじっとまっていると、 足下にけ飛ばしていたタオルケットを後ろから身体に掛けられるのを感じました。 「何だ?やさしいところあるんじゃない…」 ウフフ…とにやけていましたが、 あれ。 カレシは目の前でイビキをかいている。 部屋には二人しかいないはずだから、じゃあ、後ろにいるのは… 心臓が早鐘のように鳴っていました。 「こんな時にイビキをかいて寝てるなんて!起きて!起きて!」 心の中で叫びながら、何とか身体を動かして、 彼をつねったりけ飛ばそうとしても身体がビクともしない…。 すると耳元で、 「****よ〜。****よ〜。」というか細い声が…。 その後の事は記憶にはないです。 たぶん眠ってしまったのだと思います。 (私は昔から怖い事を想像したり、嫌な事があったりすると、 突然眠気に襲われるという性質があります) 翌朝、彼にその事を話すと、 「たぶん、俺の親父だと思う。前の彼女の時もあったから…。 俺の親父だから、怖がらないでやってくれ。」 「あなたの親父でも私には他人」 とは口に出してはさすがに言いませんでしたが、 「****よ〜」という声を今でもたまに思い出します。 か細い声だったので、全部聞き取れませんでしたが、 「カゼひくよ〜」ではなかったと思います。 もしかして、私たちの未来を予知して、 「失敗するよ〜」と言いたかったのかもしれませんね(笑) チャンチャン |
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