あっちの世界ゾ〜ン第五十九夜「よくある話ですが」

JUNさん談


今回は僕が体験した唯一の「あっち」の話をします。

僕が4歳の頃、引越したマンションの近くに公園がありました。

人はあまりいませんが遊具が沢山あるため、よく遊んでいたそうです。

その頃、僕はどこにすんでいるかわからない

女の子とよく遊ぶようになりました、名前はおぼえてませんが。

ある日、公園でその子とあそんでいると母がむかえにきました。

僕はその子に「ばいばい!」といって母のとこまでいきました。

母はなにか不思議そうな顔をして僕をみてました。

夕飯を食べている時、母が「さっき誰にバイバイしたの?」と

きいてくるので、「○○ちゃんだよ」とこたえました。

母は「あそこには誰もいなかったわよ」といいました。

「いたよ!ずっと遊んでたもん!」と僕はこたえたそうです。

その夜、夜中になぜか目が覚めるとその子が枕元にたっていて、

目から涙をながしているのがわかりました。

「どうしたの?」、不思議に違和感も恐怖もありませんでした。

その子はなにやら口を動かしてだんだんきえていきました。

なぜか急に悲しくなり大声で泣きはじめたらしいです。

彼女は誰だったのでしょうか、思い出すと落ちつきます。




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