あっちの世界ゾ〜ン第六夜「ノック」

ゆなさん談


富士樹海ツアー(?)から帰ってまいりました。

・・・やっぱり、初心者向けのコースでは恐い思いなんか、

全然することなく、とても健全で楽しい思いをしてきました。

(ちょっと恐かったことといったら、ずっと雷の様な音がしてたくらいで。

自衛隊でなにかやっている音だというのですが…あんまり気持ちのいいものでは…)

樹海&洞窟探検をした日の夜もなにごともなく、翌日、帰宅しました。

私はそのまま、自宅には戻らず、某病院での当直のバイトに行ったのですが、

ここでちょっと、はじめて不思議な体験をしました。


夜間の救急外来担当なので、患者さんが来ないときには仮眠がとれます。

でも、その夜は遅くまで何だかんだと忙しく、仮眠を始めたのは午前1時30分頃でした。

前日までの旅行の疲れもあり、ものすごく眠かったのですが…

横になったとき、ノックの音に気が付きました。

患者さんが来たのなら、受付のおじさんが電話でよんでくれるはずです。

・・・・?

仮眠室には東と西にドアがひとつずつ。南側は一面窓になっています。

誰かいるのかな?と思って両方のドアを開けてのぞいても、誰もいません。

ノックはいつのまにかやんでいます。

気のせいかなぁ? でも横になってちょっとすると、また。

…確認しようと立ち上がるとノックはやんでしまいます。

横になったまま、よくよく聞いてみると、どうもそのノックの音は移動しているよう。

西側からノックされると、ちょっとおいて南側から。次は北側…という感じで。

ものすごく、ものすごく、眠かったのでかまってられなくて放っておきましたが、

今になって考えると、あの部屋の東西は廊下、北側は診察室、

南は外になっているので、そういうノックは、普通だったら4人掛かりの作業のはず。

一体あれは何だったのでしょう?





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