あっちの世界ゾ〜ン第七十四夜「あっちなのかこっちなのかわからないはなし」

Funkinokoさん談


聞いてもちっとも怖くないけど自分では無茶苦茶怖かった話をします。

まだ私が中学生だったころ、受験が近いのもあって塾に通っていました。

そのころはもう冬で塾にい時間にはもう辺りが真っ暗で、しかもそのころ

うちのそばはまだ開発未開の様な場所で(横浜なのに)

街灯っていうのもちょこちょこっとしかなかったんです。

それもいやなことに家のとなりがちょっとした丘になっていて

そこのうえがなぜかお墓があったんです。

そんなわけでいかにも怖いのが出そうだったんですが、バス停にいくのには

その道を通らなくていけなくてその日も塾にいくためにそこを歩いていきました。

まあいつもはちょっとこわいなあと思うぐらいで通りすぎとおりすぎていたんですが、

その日はすごくいつもと違う感じがその道の角を曲がるときにしたんです。

まあでも塾はいかなきゃいけなかったんで

歩いていくとなぜかおじさんがその丘のしたで何か掘っているんです。

お墓自体は丘の上にあるんで死体マニアではないと思うんですが、

暗闇のなかで必死に穴掘ってるおじさんっていうのは変です。

で、その穴掘りおじさんのとなりには

おばあさんが立っていて私をじっと見つめていました。

でもなんか変だなあとおもったのはそこは特に街灯のないところで

かなり暗かったはずなのにやたらはっきりみえたんです。

私は怖かったのであんまりその情景をみたくなかったんだけど

なんか目を離したとたんに怖いことが起きたらやだなとおもって

できるだけ距離をおいて明るいところまで早歩きしました。

やっとバス停について良く考えてみると

そのおばあさん白い着物をきていて青白く光っていたんです。

この話は93年ぐらいにおきた話だから

そこら辺のひとが着物を着てることもあんまりないですよね。

だからちょっといかにもオバケだって感じで、

うそっぽいけどそんときは怖かったんです。

仮にホントにそこに穴掘ってるおじさんと着物着ているおばあさんがいたとしても

異様な光景なのにはまちがいないので中学生のわたしにはこたえました。

いまかんがえるとたいして怖くないけどそのときは結構怖かったです。

そのほかにも私の部屋がその丘に面していたんで

ちょっと怖い目にあったりしましたが、それはまた今度きたときに。

長々と下手な文章かいちゃってスイマセン。




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