あっちの世界ゾ〜ン第九十九夜「車に飛び込まれた(?)話」

仕事中毒さん談


今晩は仕事中毒です。

相変わらず残業の嵐で半分死んでます。(残業代でないんだよねぇ〜〜)

昔、学生時代に経験した、ちょっとあっちな話を読んだってください。

例によってあんまり怖くないです。(ゴメン)


大学入って、最初の夏休みに車の免許とりました。

罰当たりにも親にねだって新車を買ったのです・・・(^^;;;

あの歳で新車なんか買おうものなら、

あっという間に悪友が集まってきて夜な夜なドライブだナンパツアーだとなります。

しかもガソリン代は親の経営している会社につけてしまうと言う極悪ぶりです。


罰が当たったんですかねぇ。


ある日夜中に、東京の環状7号線を悪友3人とともに走っていました。

ちょうど、平和島の方から馬込の方に向かっていました。

(ちなみに皆、大田区の蒲田・大森あたりに住んでいた連中でした)

その日、雨が降っていまして結構寒かったです。

運転をしているだけで、緊張でかちかちになっていました。

実は雨の日の夜中の運転は、うまれて始めてだったのです。

このままどこに遊びに行こうか〜〜、などと後ろのふたりが話しています。

名前は伏せますが、とある病院が道路沿いにあるあたりです。

そこに白い服を着た、どうって事の無い普通のおばさん。

ぽつんと道路の中央の金網のところに、金網を背にして立っています。

道路の中央寄り(追い越し側)を走っていた我々は、おもわず注目してしまいます。

おばさん危ないな〜〜、道渡る気だな〜〜。てな感じです。

そのおばさんは我々と目が合うと、・・・突然車に飛び込んできました。

水泳の飛び込みのような格好で飛び込んできたのです。

4人同時に悲鳴をあげます。急ハンドル、なんとか避けようとします。

幸い、いやな衝撃は感じなかった。

慌てて路肩に車を止めました、私を除いた全員が現場に走って見に行きました。

でもなにも異常はありませんでした。

深夜になっても交通量の多い道ですから、事故でも起きたらすぐ渋滞です。

皆、くびをひねりながら車に戻ってきます。

早速皆で、討論です。

今のはなんだ、「あっち」か「こっち」か・・・。

全員霊感とかとは関係が無い、がさつな野郎共です。

どっちかなんて、誰にも判りません。

結局、結論出ていません。


後日、その現場の近所に住んでいる友人から、「あっち」な話を聞きました。

例の病院の外壁には、見える人には、

白い服をきた女がヤモリみたいに貼りついているのが見えるそうです。

関連は判りませんけども、個人的にはきっと・・・、とおもっています。




目次に戻る
     戻る
次の話を読む