唇あっちの世界ゾ〜ン・特別篇 「人間だるまについてなんですが・・・」
るんたたさん談
| 最近、このページを見つけて、いろいろ読ませて頂いてます。 まじで面白いっス。 るんたたともうします。 もしかすると、いまこんなこと言うのって、時期的にもうずれちゃってるかも しれないんですが、気になったことがあるので、ちょっと投稿します。 投票などで大人気の「人間だるま」の話ですが、わりと実話として、 受け止めている方が多いようなので・・・ あれって、完全に都市伝説で、 たぶん実話ではないだろう、というのがワタシの考えです。 根拠もたくさんあります。 ちょっとすべての根拠をここでのべることはできませんが(長くなるから)。 まず、「人間だるま」の話は、 昔フランスではやった「オルレアンの洋服屋」という噂によく似ています。 「オルレアンの洋服屋」というのは、あるオルレアンの洋服屋に入っていった 若い女性が幾人も行方不明になり、その女性達は、どこかに売り飛ばされて、 ひどい目にあってるらしい、というものでした。 行方不明になった後の詳細がないところが、「人間だるま」とは違いますね。 この噂はみんなオルレアン近辺のひとの間では、かなり流布しており、 またけっこう信じられていたので、ついに警察が調査に乗り出しました。 その結果、その洋服屋にはあやしいところはすこしもなく、 さらにここ数年で、オルレアンの近辺で行方不明になった 若い女性はひとりもいないということが明らかになりました。 ではなぜ、そのような噂がひろがったのか? 噂や都市伝説というのは、人々の深層心理や 無意識のあらわれだったりすることはよくしられています。 噂されていた洋服屋の店主はユダヤ人でした。 はからずも、「オルレアンの洋服屋」という噂が生じ、またそれが否定される ことなく根強く囁かれつづけ、広く流布したということ、 そのこと自体がオルレアンの人々がユダヤ人をどのようにとらえているのか、 ということを露呈することになったわけです。 さて、「人間だるま」の話です。 この話の舞台はほぼアジアに限定されています。 そうでないときも、必ずといっていいほど、「発展途上国」でのお話になっています。 そこがこの話にリアリティを感じさせる原因にもなっています。 これが、「○県の××市でのことなんだけどね」とかいう出だしだったら、 「まさか〜」と一笑に付されてしまうでしょう。 「なるほど、よく知らないけど、あの国ならそんなこともあるかもな」 と思わせてしまうような国が使われているわけです。 そして、その国というのはたいていアジア。 なぜ、アジアか?恐らく原因は次の二つでしょう。 その一。 アジアなら、まだまだ、日本と比べても治安も悪くて遅れている国だから、 そういう野蛮なこともありうるかな、という考え方。 そのニ。 かつて日本では見世物小屋というものが流行っていたが、文明の進歩とともに、 次第にその姿を消した。日本に比べて、遅れているアジアならば、まだそういうも のが残っていてもおかしくないな、という考え。 はっきりいって、オルレアンの人々のユダヤ人に対する考え方と大差のない考え、 といってしまっていいかもしれません。 ちなみに実際に、この話を調べたライターの方がいますが (その人はインドネシアに行った)、 「インドネシアには見世物をみて楽しむ、という発想がなかった」そうです。 さらにアジア全域で見世物をみて楽しむ、という発想のある国、 もっともそれが顕著だった国は、「日本」だったそうです。 なんだかなあ・・・ 「オルレアンの洋服屋」の話で一番こわいのは、「ユダヤ人だから、人さらい くらいしててもおかしくない」と考えて、噂を信じて疑わなかったオルレアンの 善良な一般市民だった気がします。 心当たりもない人さらい&人身売買の濡れ衣を着せられた ユダヤ人の店主は、どれほど苦労をし、また恐ろしい思いをしたことでしょう。 「人間だるま」の話、この話が善良な日本国民の間に広く流布して、 けっこうちゃんと信じられている。 ワタシは、そのことが一番怖いような気がします。 --------------------------------------------------------------- 「人間だるまについて」 トムトムさん談 初めまして。ふだんはROMのトムトムといいます。 るんたたさんの「オルレアンの洋服屋」は 初めて知る話で興味深く読ませていただきました。 ただ、今日本で話題(?)の人間だるまの話に対する分析には少し疑問符がつきました。 重箱の隅をつつくようで申し訳ありませんが、もう少し、 今のアジア各国の状況について私の知っている範囲で補足させていただきます。 まず、インドネシアでこのような話があったという話は、私は見たことがありませんでした。 また、調査のためライターさんが現地に行かれたそうですが、 西スマトラのはじから東ティムールの方まで行かれたのでしょうか? 多民族国家で、文化も宗教も様々な国では 一カ所を見て他を推理するのは非常に危険です。 日本でも北海道に行って、「部落とは集落のことを指し、差別的用語ではない」 と言うのであれば、北海道では正しくてもそうでない地域もあるからです。 また、インドでは物乞いさせる自分の子供の片手足を切り落とすことはまれではありません。 その方が哀れに見え、上がりが良いからです。 そんな物乞いを見た旅行者が人間だるまの話を聞いて、 あの国ならさもありなん、と思うのは、無理からぬ事です。 「発展途上国だから」ではなく「人為的に人の手足を切り落とすのが実際ある」 からではないでしょうか? 見せ物小屋は現在の中国(中華人民共和国)でも日常的に見られます。 しかも「人魚」と称して下半身が棒のようになっている 奇形の胎児のホルマリン漬けを展示しているようなグロいものです。 「人間だるま」の話がアジアに限定されているのは、個人旅行者が多く、 また行方不明になった事例も少なくないため その不安が生み出したものではないでしょうか。 これは事故などで死んでしまっても正規手続きをしないで適当に処理され、 日本の大使館などに連絡が行かない事が原因だったようですが。 長文の上に駄文で申し訳ありません。 るんたたさんがこのようなことを承知の上で、長くならないように 削除したのであれば、本当に失礼なことをしているわけですが、 ただ、何も知らないでこの文を読んだ場合、変に卑下する 日本人の日本人バッシングの様に思えるのが気になっていたからです。 それより外国に行ったら危険がいっぱい自分の身はしっかり自分で守ろう。 という不安と警告を含んだ都市伝説だと私は思っています。 |
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