あっちの世界ゾ〜ン・ちょっと休憩U

彦さん談



「例えばこんなことからも」  ちゃるさん談


実話ではなくて 小説(戯曲)ですが、泉鏡花の「海神別荘」にこんな場面があります。

場所 海底 竜王の城

そこに人間界から富みと引き換えに生け贄というか、竜王の嫁に美女がきます。

で、美女は自分は死んだと思ったのですが

海底に豪華で華麗な竜王の城があり、自分はそこの嫁だということに気が付くと。。。。

人間界に自分の幸せな様子を見せびらかしに行きたくなるのです。

そのとき

「そこにあっても人に見えないものは存在してない」とか

「生きていても人に知られないのは死んでいること」

とか いうんです。

で、竜王が止めるのも聞かないで人間界に行くのですが 既に人間の目には

美女は大蛇に見えるんです。。。お話はまだまだ続くのですが、

関係ないのでこの辺で。


「あっち」の方もそんなわけで 見えたり、見えなかったりするんでしょうかね・・・。

あとは残留思念論を唱える人もいるな〜。

だから生者の方が絶対的に強いって。

その人は見えないのですが、自分にも見えるものには勝てないっていいます。

確かに「あそこにいる」ってその人に教えて

「どこどこ」って彼の視線が移ると消えるもんな〜。

でも、次に通ったとき 同じものがいる場所ってあるんですよ。

だから、かくれんぼしてるのかも(^-^;。


ところで百物語に備えてネタ温存してるんですけど

だんだん 気持ち悪くなったので

そのうち 話します。





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