こっちの世界ゾ〜ン・第七十八夜「手招きするのはやめてくれ」
猫目百太郎さん談
お久しぶりです。猫目です。 父親の退院記念として、病院であったことを話します。 父親が脳内出血で倒れ、病院の集中治療室へ。 それを聞いた家族は、母親と私、姉とで病院へ行きました。 まだ面会謝絶と言うことで、 治療室の側にあった椅子に母と姉が座り、私は立っていました。 私は、父親が気になり、治療室の方を見ていました。 治療室のドアが人一人通れるぐらい開いていたので、 私はその隙間から中を覗いていると父親見えました。 そして隣には人工呼吸器を付けたお爺さんがいました。 何気なくその人を見ているとなんとお爺さんが手招きをするではないですか。 私は、あっちの世界に連れて行かれると思い見ない振りをしました。 何ヶ月も病院にいるとこんな体験をいっぱいしました。 |
戻る |