こっちの世界ゾ〜ン第八十八夜「数奇な運命?」

ナイトブレイカーさん


もう一つだけ「こっちの世界」を。

(しかし、また長文(前後編)…これって迷惑??(~_~;))

もちろん実話と言うか私の体験談(思い過ごし??)です。


『数奇な運命?その1前編』


私は昔から不思議なのですが、人生の節目に当たると必ず知り合いが亡くなる。(-_-;)

その中でも一番、怖かった話をさせていただきます。

私は、小学校6年の夏、とある事情で転校しました。

めっさ中途半端な時期でしたがしかたがなかったのです。

当時、いじめ問題が騒がれだすちょっと前でしたが、両親はこんな時期に

転校しては、きっとみんなと打ち解けにくいだろうと、

近所に住む知り合いの学校の先生(転入する学校ではないけれど、

地元だから詳しいだろうと)に相談にいきました。


すると、その先生は快く引き受けてくださり、隣に住むH君を紹介してくれました。

そのH君。私の転入する学校の生徒会長をしていたのです。(もちろん同学年)

「これは心強い!!是非、息子をよろしくお願いします!!」と両親は

H君とH君のご両親に挨拶しました。

それでH君は「それじゃあ、9月1日に家まで迎えに行ってあげるよ。」と言ってくれました。

(おお、ええやつやんけ!!)


そして、新学期の始まる9月1日。

いつまで経ってもH君は来ません。(なんや、ええかげんなやつやんけ)

そう思いながらも転入そうそう遅刻と言うのもまずいので

近所の子供達に急遽連れて行ってもらうことになりました。


なんとか学校に着き、まず職員室に行きました。

そして、担任の先生と一緒に教室へ。

なんと転入したクラスはH君と同じクラスだったのです。

一通り挨拶も済み、休み時間に先生にH君の事を聞きに行きました。

担任:「H君は今日はお休みだよ…。」

(おぉ、風邪でもひいたんかな?なんか、悪態付いてすまんかったかな?)


そして、何事もなく初日は無事に生還しました(笑)。


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『数奇な運命?その1後編』


しかし、ここに大きなどんでん返しがあったのです。

何事もなく初日は無事に生還と思いきや…近所は妙に賑わってる。(あれ?)

そこにはパンダ模様の自動車が何台も止まっているのです。

(おぉ?なんか事件かぁ?)


そうなんです…。事件が起きてしまったんです。(-_-;)

なんとなんと!!H君が亡くなったんでぅぅぅ(~_~;)//。


時は8月31日の深夜に起きました。

H君は中学受験する為に日夜勉学に勤しんでいたのだそうです。

もちろん塾やら何やら色々と通っていました。

H君のお父さんは大手企業のエリートで、毎晩残業で家に帰るのが遅かったそうです。

その日もHくんのお父さんは、帰宅が1時過ぎ。

家の明かりは灯っていません。

もちろんH君とお母さんは先に寝ているものと思っていたそうです。

ところが、家に入ると何かがおかしかったそうです。

そして、疲れていたH君のお父さんは寝室へまず行ったそうなのですが

そこには首を吊った妻の姿が…。

慌てたお父さんはH君の部屋(2階)へ駈け込んだところ、

H君は先にお母さんに首を絞められ、もうあっちの世界へ旅だっていたのだそうです。


H君のお母さんは毎晩遅い夫に、H君の進路の事とかを相談したかったそうです。

でも、疲れているお父さんは「今度にしてくれ」の一点張り。

そして、H君のお母さんは受験ノイローゼとなってH君を道連れに無理心中を…。


遺書には「もう疲れました。」の一言だけだったとか…。


…死ぬのは勝手やけど、子供を道連れにすなぁぁぁぁぁぁぁ!!

おかげでこちとらなんや転入にケチが付いたやんけぇぇぇぇ!!

まるで、私が転入してH君を追い出したみたいに…(-_-;)


でも、後から考えたらゾッとするほど怖かったよぉ(^_^;)

あんなに元気で明るかったのにぃぃぃぃぃぃぃぃ。

H君のご冥福をお祈りいたします。




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