« 第二三夜「チェーンメール」いたこ28号談 | メイン | 第二五夜「あっちの・・トンネル」あーるさん談 »

第二四夜「手」まんちぃさん談

はじめまして! まんちぃです。
あっちの世界を初体験をした頃のお話をしたいと思います。
あれは私が小学校2年生の頃でした。

その頃、私はアパートに住んでいました。
確か日曜日の9時ごろだったと思います。
その日、なかなか寝つく事ができませんでしたが、
自室を出ると怒られるので、隣にある両親部屋から漏れる
テレビの音に聞き耳をたてたり、半開きのドアから台所に
つながれている母親の愛犬を眺めたりしていました。

1ー2時間経って、つながれたていた筈の犬が部屋に入ってきました。
犬は私を見ることもなくまっすぐ突き進んで、窓のある壁の中に
吸い込まれるようにして消えてしまいました。
それと同時に体が動かなくなりました。
その頃から恐い話が大好きだった私はすぐに「金縛り!」だと
わかったのですが、部屋に充満しているこわーい空気と
愛犬の消失にパニック状態。その時追い討ちをかけるかのごとく
突然「手」が出てきました。青白く指の長い手でした。
「おんなのひとだ!」とわかりましたがわかったところでどうしようありません。
隣の部屋から聞こえるお笑い番組も両親の笑い声も
あっちの世界にシンクロ中の私の孤立感を深めるばかり。
明らかにやばい空気を充満させている「手」は顔だけ横に
向けている私の目線ばっちりの位置に浮かんでいました。
そしてゆっりくと愛犬の消えた方向を
追うように移動して壁の中に消えていきました。

------------------------------

「Re: 手」ぴよこさん談

その後愛犬はどうなったんですか?
ちょっと気になってしまいました。

------------------------------

「Re: 手」 まんちぃさん談

ひよこさんレスありがとうございます。
愛犬は台所につながれてました。(笑)
だもんで「夢やったんや、はよ寝!」
と信じてもらえませんでした。

About

2007年08月17日 23:48に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「第二三夜「チェーンメール」いたこ28号談」です。

次の投稿は「第二五夜「あっちの・・トンネル」あーるさん談」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35