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第六十夜「祖父がみたオンナの人」あーるさん談

これは、私の父方の祖父のお話です。
もう随分昔の話です。(父がまだ小さい頃です。)

ある夜、祖父がトイレに起きた時のこと、昔の家なので、トイレは
家の外にあり用をすませ、家に入ろうとしたら、向こうの方から
美しいおんなの人がこっちに向かって、手招きをしてたそうです。
祖父は誘われるがままに(エロじじい?)オンナの導く
方へ一歩、一歩近づいていったそうです。
オンナは、祖父が近づいて行くたびに、
微笑みながら手招いて後ずさっていく・・。
そのままみちびかれるままついて行っていると、
ある所で弾かれるように目がさめ、我にかえったそうです。

そこにあったのは、お地蔵様。

ああ、これは、だまされるところだったとおもって、急いで家に戻ったそうです。
そして、あのオンナの人は
この世のものじゃなかったと、あとでおもったそうです。
あのとき御地蔵様がなかったら、祖父はどうなっていたことでしょう・・。
今でもそのお地蔵様はあります。

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2007年09月24日 17:55に投稿されたエントリーのページです。

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