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第百夜「学校の改築」ヒマジンさん談

いやー、このHP面白いですね。
いつも読んでばかりなので、一つ投稿してみようと思いました。
これは私が通っていた高校で起きた事件です。
もちろん「実話」です(あまり怖くないかも、オチもないし)。

私のいた高校は旧帝国中学時代からの古い高校でした。
学校の形が変わっていて、ドーナツ形の校舎でした。ですから、
廊下を歩いていくと、グルーっと廻って一周できるという、
変わった形で、真ん中に校庭があるんです。
私が入学して間もなく、校舎の改築の話が持ち上がり工事が始まりました。
なにぶん古い校舎だったので、遅かれ早かれそうなる運命だったのでしょうが。
工事は1年弱実施されたのですが、その期間中に、死ぬわ死ぬわ。
先生が3名だったか、事故で亡くなったり、突然病気で亡くなったりして。
工事関係者の方も何名か事故に遭われたと聞いています。
生徒も例外ではありませんでした。
定時制では、5名が事故等で死亡しました。
なーんでもない、普通の道で、5人乗りで車を運転していたそうです。
詳細は分かりませんが、グシャグシャだったそうです。
とどめは一般制の生徒でした。
丁度、中間テストをしている最中でしたか、
突然となりのクラスから悲鳴が上がり、騒がしくなりました。
そのうち救急車のサイレンが鳴り、高校の前に停車。
先生から止められたので隣の様子は分からずじまいでした。
休み時間になり、皆で隣のクラスに行きました。
女子は泣いていて、男子は「お前ら来るんじゃねぇッッ!!」 と、騒然としていました。
訳が分からなかったのですが、ようやく一人の友達から聞き出しました。
クラスのAが、試験が始まって暫くして、突然口から泡をふいて転倒したとのこと。
驚いた先生が駆け寄ったのですが、
既に顔面がドス黒くなっており、救急車が来た時には既に死亡していました。
Aはスポーツも出来、健康そのもの。
テストの前の時間もピンピンしていたそうです。

偶然、かもしれません。
只、こうも同じ時期に事故が集中して起きるというのは、
別の何かを考えてもみたくなります。
結局、 学校側で再度地鎮祭を盛大に行い、それからは事故も起きなくなりました。
うちの学校、某 靖○神社の近くにあって、
戦時中は空襲の時などいろいろあったそうです。
だからですかね、「祟りでもあったのかな」 と言われています。

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2007年12月24日 19:05に投稿されたエントリーのページです。

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