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第五夜「初金縛りそして・・・」あいさん談

皆様はじめまして。毎日ここにお参りに来ています。
つい先日体験した話しをしたいと思います。

私は去年まで霊感とは無縁だったのですが、
夜な夜な心霊サイトをめぐるうちに、変なものを呼んでしまったようです。
その日はいつもと変わらず、ごく普通に眠りに就いたのですが、
真夜中急に目が覚めてしまいました。
そのままごろごろしてたんですが、急に体が動かなくなり、
あ、金縛りだ、と思いました。
何とか金縛りを解こうと思ってもがこうとするんですけど、全然動きやしません。
はじめのうちは余裕だったのにどんどん恐怖が込み上げてきました。
そうこうするうちに、訳の分からん男の呟きが聞こえてきたじゃないですか。
うめくような、それでいて罵るような・・・。
さらに、遠くのほうからやはり男の声で、お経を唱えるのも聞こえてきました。
ひえーん。やめてー。
しかし真の恐怖はこれからでした。
先ほどまで動かなかった手が、動く。もとい、勝手に動いている・・・。
手はだんだんと私の首のほうに向かって来てます。じわじわと少しずつ・・・。
この手が何をしようとしているのかは明白でした。
私の首を締めに掛かってるんだ。
私は自分に首を絞められる前に金縛りを解こうと、
とにかく男の声に向かって心の中で悪態を吐きました。
そしたら、ふっと体が軽くなり、同時に金縛りも解けました。
ああよかった。
しかし、私はある一つの経験を思い出していたのでした。

続く。

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皆様こんばんわ。最近霊感が急に身についてびっくりしているあいです。
今朝も職場で誰かあっちの人を見かけてしまいました。
その話しはまたおいおいするとして、前回の続きでございます。

金縛りに遭って、自分で自分の首を絞めそうになった2ヶ月くらい前のことです。
その日も、ネットで散々怖い話しを読みふけった後、布団に入りました。
それから見た夢の話しです。

私は夢の中でもやっぱり寝ていました。
夢の中で、はっと目が覚めると、そこは、どこか知らない宿泊施設のような、
なんだか、保健室のベッドのような場所でした。
隣では彼氏がグーグー寝ていました。
カーテンで仕切られた部屋の中に、用務員風のおじさんが一人
入ってきたのですが、私は、この部屋の世話係かなんかと思い、
ボーッとその人を見ていました。
おじさんははじめ部屋の隅でしゃがみこんで何かしていたのですが、
ゆっくりと立ち上がると、私たちのほうをじっと見詰めてきました。
その時はじめて、おじさんが何か異常な事に気がついたんです。
白目がない・・・。
目は暗い穴が空いたようになっていて、
なのに、おじさんと目が合い、その瞬間パニックに陥りました。
恐怖で、息苦しくてたまらず、
必死になってとなりで寝ている彼氏をたたき起こしました。
彼は、霊感がかなり強い人です。
ぱっと飛び起きると、すぐに状況を把握したのか、
おじさんから逃げようと走り出してしまったのです。しかも私を置いて。
私も必死になって、彼氏を追いかけました。
おじさんはゆっくりと、おぞましいほど緩慢な動作で、私のほうを振り返り
ギロリと睨み付けたかと思うと、今度はダッシュで追っかけてきました。
走って走ってとにかく走って逃げるんですが、
おじさんもぴたりと遅れずついてきます。
彼氏の姿がはるかかなたに見えます。
もう息が上がってしまい、
ぜいぜい走りながら、私はもうだめだ、と覚悟を決めました。
あーもー苦しい・・助け・て・・・・。

ここでぱっと目が覚め、げほげほむせて、涙を流しました。
ああ苦しいわけだよ。
そう、もうお分かりになっていると思いますが、
自分で自分の首を思いきり締め上げていたのでございます。

前回金縛り体験のとき聞こえた男のうめき声は間違いなくこいつです。
またこんな事が起こらないようにするにはどうしたらいいんでしょうね・・・。

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2008年01月05日 22:07に投稿されたエントリーのページです。

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