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第三一夜「夢なのか」森之真さん談

どうもこんばんは、森之真と申します。
本日、どうにもあっちらしい体験を致しましたので、書かせて頂こうと思います。

それは、今日・・何の変哲もない平日の夕方に、突如起こりました。
今日は平日だが俺は休み・・
みんなが働いているのを横目に、惰眠をむさぼってやるぜ!・・等とのたまい
ながら、自分は飯を食う以外は布団の中で、だらだらと眠っておりました。
不思議な物で、普段の睡眠時間をインターネットに費やしている反動か、
幾ら寝ても眠気が無くなりません。
夕方頃には寝過ぎでだるくなって、もう飯を抜いて、
明日まで寝てやろうか・・・と、思った時です。

(あれ・・)

何故だか身体が動きません。

(・・金縛り?)

本当に金縛りなのか、それとも単に寝疲れていたからかは分かりませんが、
身体が寝返りをうとうとした変な体勢で動かなくなったことだけは確かでした。
しかし、目だけは動かすことが出来る・・。
カーテンを閉めているため妙に薄暗い部屋の中を、見える範囲で視線を
動かす・・・と、自分の真上の天井に、何かが居るのが分かりました。

(こども・・!?)

殆ど透明で、顔なんか全く分からないのですが、微かに見える
身体の輪郭から考えて、それは子供であると頭が判断しました。
それも、他にも二人ほど居るらしい・・。
このままではやばいかも知れない・・と言うより、この金縛り状態もかなり苦しい。
兎に角、この状態から抜け出さない事には何もできない。
そう短絡的に思った自分は、気合いで何とかしようと、
取りあえず体中に力を入れてみる。

(ぬ・・ぬおお!!)

動く・・微かづつではあるが、
頭がゆっくりと横にずれ、何とか体勢が普通の状態に戻る。

(あの変な子供は・・)

目を皿のようにして部屋の中を見回すと、南側・・丁度、
頭の方にある窓から、その子供達が消えていくのが見えた。

(た・・助かった?)

ほっと一息つくが、まだ完全に金縛り状態から戻ったわけではない。
まだ何かあるのかと更に部屋の中を見回すと・・

(・・・・・)

足があった・・。
丁度、自分の足下にある本棚の上に、まるでその本棚に
腰掛けるかているかのように、二本の足が並んでいるのである。
勿論、その本棚の上と天井の間の隙間に身体が入るスペースはない。
・・つまり、膝から下だけが本棚の上から突き出されている状態なのだ。

(う・・うわあ!!)

『ガバッ!!』

「へ・・・?」

あわてて周りを見回してみましたが、何もありませんでした。
壁に掛けられた時計を見ると、6時少し前を指していました。

「夢・・やろうか?」

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夢ではない いたこ28号談


夢ではない。浮遊霊だ。浮遊霊に違いない。
サイト的にそーあって欲しいです(^^
しかし、『腰掛けるかているかのように、二本の足』
これかなーりーイヤすぎますよね(^^;

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2008年02月18日 14:35に投稿されたエントリーのページです。

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