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第四八夜「あれは、いったい・・・」よしかづさん談

皆さん、こんにちは。
ここには初めて来て、初めて書きます。よろしくお願いします。

10年前の話ですが・・・
当時、友達の間で「サバイバルゲーム」が流行ってまして
友達に誘われては、私もホイホイと付いて行きました。
ある日、友達が「面白い場所見つけたんだ。
そこでゲームをやるんだけど、来ないか?」と、言ってきました。
もちろん参加する事にしました。
そこは地元でも有名な幽霊スポット・・・。
4階建のもと炭坑住宅。廃虚と化している所でした。
本当は怖いのが苦手な私でしたが、
大勢いることで少し強気になっていたのでしょう。
ゲームに参加して楽しく過ごしました。
ゲームをやり終え一段落していると友達が

「面白い部屋があるんだけど、見に行かないか?」と言うのです。

みんなが興味津々。全員で行く事になりました。
彼が言う「面白い部屋」とは、2部屋ありました。
1つは、重い団地の鉄扉を開いて、茶の間を抜けた奥の6丈の部屋でした。
壁一面、曼陀羅のような、宗教画のような絵が描かれていたのです。
奥まで入って観たかったのですが、
半分床が抜け落ちていた為、きちんと観る事は出来ませんでした。
(その部屋はたしか、3階に位置してたと思います。)
そして、もう1つの部屋は、
部屋の真ん中に卒塔婆が1本立っているというのです。
早速、場所移動をし、その部屋に向かいました。
案内してくれた友達が、その部屋の鉄扉を開けようとしました。

☆「あれ?開かない・・・。」

中から鍵がかかっているかように、扉はビクともしませんでした。
友達が言うには、
前の週に視察へ来た時は開いていて、中に入れたというのです。
誰かが、鍵を閉めたのでしょうか?
もう、何年も前から廃虚だというこの炭坑住宅に誰が来るというのでしょうか・・・。
好奇心旺盛な私達は入るのは諦めましたが、
どうしてもその状況が見たくて、扉の郵便受けから覗きました。
卒塔婆は立ってました。茶の間らしき部屋に1本、ポツンと・・・。
茶の間は、フローリングぽい床に
見えたのですが、いったいどうやって立てたのでしょう。
そして、誰が何の為に卒塔婆を立てたのでしょうか・・・。

今は、その炭坑住宅は壊されて跡形も無くなりました。
あれは、いったい何だったのでしょうか・・・。

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2008年04月30日 22:58に投稿されたエントリーのページです。

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