« 2008年02月 | メイン | 2008年04月 »

2008年03月 アーカイブ

2008年03月03日

第三六夜「少ない体験談から昔の話を・・・」ぺんたさん談

仕事で札幌に出張していた時のことです。

札幌駅北口のウィークリーマンションを借りて寝泊りしていました。
最初の2週間ほどは何事もなく、電気を真っ暗にしてもぐっすりと眠れる
平和な生活をしていたのですが、ある日の夜、部屋の中に誰か入ってきたような
気がして(女の人のような気がしました)もちろん、誰もいないんですが・・・

その日から、眠ろうとすると金縛りにあったり、パシッ!!
という大きな音が聞こえたりして、眠れなくなってしまったんです。
眠りにつく直前にベッドぐらぐら揺れるし・・・
もしかして私の寝相が悪いだけなのかしら。
私はその程度だったのですが、他の部屋を借りていた
同僚達も同時期から同じような現象に悩まされ始めました。

ひとりは角部屋だったのですが、
毎晩、誰かがドアをノックするので開けてみると誰もいない。
ハイヒールの音が部屋の周りをぐるぐるまわっているので、
気になってドアを開けてみると、やっぱり誰もいない。
しかも、その部屋は8階の角部屋で、
ベランダもないので、部屋の周りをまわるのは不可能。
そんなことが何人かに起きていたので、どうせ朝まで眠れないのなら・・・
ということで、毎晩、ひとつの部屋に集まって朝まで宴会を開いていました。

でも、マンション内だけならともかく、
それが昼夜問わずにどこにでもついてくるんですよ。
職場でも、同僚と端末を見ながらあーでもないこーでもないと話をしていると、
後ろに誰かが立って覗いているんですよ。

でも、私も同僚も仕事に集中していたので、話がまとまってから
二人で一緒に振り返って「なんですか?」と聞いてみると・・・
部屋の中には私と同僚の二人だけでした。

残業で夜中になってしまい、建物の中をうろうろしていると、
エレベータが目の前で開いて、でも、誰も乗っていない、とか。
あの「チーーン」って音が、またビビるんですよね(^_^;)

土日は実家に帰っていたのですが、夜はやっぱり同じ状況で眠れない。
で、スタンドの明かりで本を読んでいたのですが、
ふと顔を上げると、壁にライトのようなものがあたっているんですよ。
直径10cmくらいのまんまるの。
なにかな??と思って、起き上がって確認したのですが、
どうみても何かの光が当たっている。
いろんな角度から観察したのですが、不審な点はなかったので、
そのまま朝まで本を読んで、朝になってから眠って、
昼くらいに起きたのですが、起きてから考えると不審な点だらけ。
どの角度からも明かりは差しこんでこないはずの位置だった、という
こともありますが、私、側に寄って、本当にいろんな角度から見たんですよ。

でも、光が遮られる事がなかった・・・

ということは、壁の内側から発光していた???としか考えられないんですよね。
ああ、その場で気付かないおバカで良かった(笑)
私の実家は札幌から2時間半ほどのところにあるのですが、私が実家に帰っている
間にもウィークリーマンションに寝泊りしている人達はいつもと変わらず、
怖い目にあっていたそうなので、もしかして幽霊だとしたら複数いるのかしら???
仕事も終わりに近付いてきて、地元の人とも友達になり、特に仲の良かった
女の子がウィークリーマンションに遊びに来て、宴会を開いたのですが、
その日の夜、不思議なことに何事もなく、ぐっすりと眠れました。
他の部屋の野郎どもも、その日はぐっすり眠れたという話でした。
いやぁ、めでたいめでたい、東京までついてこられずに済むなぁ、
と思っていたら、職場で、前日遊びに来た女の子が

「私、昨日こわくて眠れなかったの」と言い出しました。

部屋の中でいきなりパシッ!!と大きな音がしたり、
右半身だけ鳥肌が立ったりするとか・・・あーあ、連れて行っちゃったのかぁ・・・
ちょっと罪悪感を感じましたが、まぁ、自分さえ良ければいいかぁ・・・
私に何ができるわけでもないしねぇ・・・
でも、やっぱり気になったので、その翌日、

「昨日は大丈夫だった?心配でよく眠れなかったよ」

なーんて、心にもないやさしい言葉をかけてみたら、その子はにっこりと笑って、

「ああ、大丈夫!!なにもなかったよ。昨日のも気のせいだったのかも」

うむ、良かった良かった。一件落着だ!!と、その子の隣を見ると、
なにやらどんよりした雰囲気をかもし出している地元のオヤジがひとり。

「俺さぁ・・・・昨日、金縛りにあって、一睡もできなかったんだよ」

その後、日に日にやせ衰えて、眼の下くまだらけになっていくオヤジを残して、
私達は札幌をあとにしました。(^^)

2008年03月14日

第三七夜「友人の足」ナミィさん談

最近ネタがなくて、怖い話書きこめずにいましたが
恐ろしいお話を、入手いたしました。
今回も私の友人K-すけ君の身内のお話です・・・

彼の親父さんの友人が自殺をし、亡くなりました。
数年前の事です、しかし親父さんは

「勝手に死んだんだ!葬式には出ない」

と、葬式も行かず家でラーメンを作ってました
(注:親父さんはラーメン屋!「ここが変だよ!日○人!」と言う
某TV番組に、出たらしい・・なんだか凄い)

さて、仕事も終り葬式も済んだ頃
彼は、一日の汗をお風呂で洗い流し
丁度、頭を洗っていた時です。(←いたこさんの言う隙だらけの時!)

ド――――――――ンッ!

と、凄い重さの物体が彼の両肩に乗ってきました!!

それは、男の両足!

素足だった、と言っていました・・・さぞ気持ち悪い事でしょう
しかし、よく「見る」親父さんは、

「オマエか!?おまえは人生に逆らったんだ!俺の所に
何しに来たんだ!成仏できねーのはあたりまえなんだぁぁぁあああ!」

・・・・と一喝!

その物体は、彼が叫ぶとともに消えたと言う事ですが
彼には、あの亡くなった友人ということは分かってたんでしょう・・・
この話を聞いていて、改めてあ~~~、霊感とやら、なくてよかった♪
と思う私でした・・・・・完

2008年03月20日

第三八夜「石」ぺんたさん談

これもまた、すっごい昔の話なんですが、
ぺんたちゃんがまだご幼少の砌に、隣にやさしいおじさんが住んでました。
自分に子供がいないためか、私たち兄弟にとても親切にしてくれました。

ある日、おじさんと、その他2名だったか3名だったか・・・で、
恐山ツアーをしたんですよ。

うちの父も誘われたのですが、父はチキン野郎なので断りました。
他のメンバーの中に、うちの田舎では有名な目の見えないお坊さんもいました。
おじさんが旅行から帰ってきてその足ですぐ、うちに来てお土産をくれて、
その時に聞いた話なのですが・・・
恐山の石は魔除けになる、というウワサがあるらしくて、
おじさんは記念に1つ、石を持ちかえろうとしました。
帰りの車の中で、目の見えないお坊さんが、

「この車の中に、この世のものではない女が乗っている」と言い出したそうです。

「誰か、身に覚えはないか?誰が連れてきたんだ?」

ふと拾ってきた石を見ると、その石の裏には女の名前が書いてあったそうです。
気味が悪い、と思い、窓を開け、走っている車から石を投げ捨てたそうです。
石はアスファルトの地面に当たり、割れてしまったそうです。
見えていないはずのお坊さんが

「なんてことを・・・・・!!

頭が割れて血まみれになった女が車を追ってくるぞ!!」

・・・・・・

その話をしてくれた時、おじさんは

「いやぁ、あの時は本当に死ぬかと思ったよ、こわかったなぁ」

と、笑っていました。

その日の真夜中、救急車のサイレンで目が覚めました。
うちの前に救急車が止まっているのです。
なにごとかと思い、家族全員で外に出てみると、
おじさんが担架に乗せられて運ばれていきました。
頭をかかえて・・・・かきむしっている、と言ったほうが近いかもしれません。

うめき声をあげながら・・・

田舎の病院ではどうにもならず、
翌日、おじさんは札幌の大きな病院に移されました。

でも、大病院でも原因はわからず・・・原因不明の頭痛。
話を聞いていた私たち家族には、原因はうすうすわかっていました。
でも、私たちになにができるでしょう?
うちの田舎で1番の高僧にも、なにもできなかったというのに・・・
1週間後、おじさんは帰らぬ人となりました。

最後まで、どんな薬も効かず、苦しみぬいた末に息絶えたそうです。

続きを読む

第三九夜「BB戦士なお話」馬鹿が戦車で殺って来るさん談

今からだいたい十年位前にですが、エアガンのメーカーで「トイテック」と
いう所から「梵字BB弾」なる、怪しさ大爆発な物が販売されていました。
これは、BB弾の一つ一つに異なる梵字がプリントされている物で、赤い
梵字は霊力が高いなどとなんともはやな事が説明書に書いてあったのです。

しかし、意外や意外。

当時、私の後輩に「あっち系」に縁の深い奴がおったのですが、
そいつの話では「効き目が有る」という事でした。

「梵字ってのは、それ自体が強い“呪”なんですよ。
だから、こんなBB弾なんかでも霊体にダメージを与える事が出来るんですよ。」

「へー。でも、BB弾ってのはある程度飛んだら落っこちまうから、
あんまり射程は無いんじゃねーの?」

「それがですね、BB弾本体は重力に負けて落ちても“呪”自体は
そのまま飛んで行くんですね。BB弾の形の気が
そのまま飛んでいって霊体にポコポコ穴を空けるんですよ。」

「ふーん、便利にもんだね。」

さあ、何気に「あっち系」の事にお困りの貴方、この「梵字BB弾」を愛用しては?
ただ、とっくに生産終了してしまっているのが難点だったりして・・・。
ちなみに、梵字BB弾以外には「ドーマンセーマンBB弾」「ダビデの星BB弾」が
有りましたが、こっちの方は「さっぱり駄目」なんだそーです。

しかし怪しい…。

ちなみし、私のHNはちゃるさんご名答。ハナ肇の映画からです。

続きを読む

2008年03月25日

第四十夜「こわかったこと・・」あーるさん談

こんにちわ、いたこさんっ。みなさま。あーるです。

今年の春、体調がわるくて会社を休んで自分の部屋で寝ていたときのことです。
ある気配にはっと目を覚ましました。その気配とは・・・
・・・私のふとんの中からでした。
寝ぼけていたせいもあって、(私は横向きでねていました。)
その気配のほうに手をのばすと、ちょうどおなかのあたりから何か物体が・・・

「んんっ・・」

となにげにさわってみると、ふわっとなにか毛のようなものがあるんです。
(私の家には猫はいません。)
「なんだろう。」とおもって触っていくうちに、いやーな予感が
(あっちゾーンですよぅ・・)「これは、もしかして」と思ってるうちに、
そのいやな予感は現実へと近づいてきます。
・・・そうです。それは人の頭だったんです。男の人の・・・ふぅ。
でも、私の手は、どんどん先へとすすんでいき、
とうとう、うなじにまで到着していました。(ここでやめときゃいいのに)
・・・って、ことは顔があるってことだよね・・・
と、確認までに、顔のほうに手をのばすと、ありましたよっ。顎が。
いきなり恐くなって、逃げようとすると金縛りっ。(おそい?)
そして、下の階では、母のスリッパでうろうろしている音が・・
「助けて。」の声も聞こえず・・意識が遠のいた。
目がさめて、母に訴えると母はうそーっ。ていいながらひきつってました。

そうそう、これは、後で思い出したんですけど、
家の近くの川の先は、昔、首さらし台があったとか・・
打ち首にしたのを、見せしめなどのために置いておいたらしいんです。
それに関係あるのかなぁ・・。わかんないけど・・・

続きを読む

2008年03月26日

第四一夜「いるはずの無いところに人が....(馬鹿兄貴談2)」ぺぺさん談

ななさん、いたこさんレスありがとうございまっす!
いたこさんからレスがあるなんてめちゃうれしいっす!
今回は豪快ではないのですが、兄貴の経験談をもう一つ。
確かにななさんの言う通り、なにかあってからでは遅い。
そういう所が馬鹿兄貴と私が呼んでいる原因なのですが、これから
書く話も違う意味で馬鹿兄貴と呼ぶきっかけになった話の一つです。
ですが、この話は全くと言っていいほど恐くありません。

「いるはずの無いところに人がいるんよ。」

この言葉からこの話は始まりました。
兄貴は、東京の某有名ホテルでバーテンダーをしています。
そのホテルに就職したての頃はそのホテルの30階にある
ラウンジでバーテンダーとして働いておりました。
そのラウンジにはピアノやステージがあり、
毎夜誰か有名な人を呼んでライブなどしてるみたいです。

「いるはずの無い所に人がいるんよ。」

兄貴がこう言った時、私はそのラウンジの中を思い出し、
(1回行ったことがあるので中がどんなかは分かる)
私は30階の窓の外とかテーブルの上とか想像して、
結構どきどきしながら

「どこにいるん。」

と聞きました。すると

兄貴「ピアノの横の観葉植物のところ。」

私「..........?..........別にいてもいい所じゃん。」

その次に兄貴が発した言葉、

兄貴「だって観葉植物が透けてみえるんだもん。」

私「.........................(納得?)」

その言葉を聞いた時、その人があっちの人であるとは納得しました。

でも、なんか納得いかない。それなら、普通でだしの言葉を

「人が透けてるんよ。」とか言った方がいいんじゃねえのか?

どっから「いるはずの無い所に人がいるんよ。」

って出てくるんだ。お前は、お前は.........馬鹿なのか?
そんな兄貴も高校は進学校に進んでおりました。

以上です。うわー、やってしまったー。

この話は「こっち」の掲示板に書くべきだったかも。かなり後悔。
いたこさん、みなさん、本当に申し訳ありません!こんな話で。
今度は馬鹿兄貴の話ではなくて、
あっち側筆頭の母親の体験談を持って参上しまーす。

第四二夜「忘れていた記憶」秋せつらさん談

初めまして。やっと「あっちの世界ゾーン」読み終わりました。
この手の話は好きですが、所詮人ごとと面白がっておりました。
さらに恐がりの妻に話すことで 楽しさ倍増ぉー!
僕には関係ない世界のことだぁー!!

「さぁ、昨日の続きの話だぞー」

「やめてよー。」

「こーんな夢見た人がいるんだって」

「やだっ。昔聞いたので十分怖かったんだから。

そのあと、お義母さんからも聞かされたし・・・。」

「母から聞いた?昔の話???・・・・・ああああああっっっ!!」

思い出しました。  
一度に大量の記憶が突然よみがえりパニック。
人ごとではなかったんです。
なぜ今まで忘れていたんでしょう。怖くは無いけど不思議な記憶。
もしお暇でしたら読んでください。


小学4年の時父親の転勤でS市に転校しました。
まさかそのクラスにいた女の子が18年後に妻になるとはなんという悪夢。
さて、その悪夢は置いといて。
引っ越してきた家は、祖父が建てたもので結構古いものでしたが
自分の部屋ももらえすぐに馴染んでしまい、両親もかって知ったる
家ということもありすぐに荷物の整理もつき普通に生活が始まりました。
自分の部屋は2階でしたが、夜は隣の祖母の部屋で寝ていました。
祖母の部屋には仏壇もありましたが、
怖いと感じる前に寝付いて朝までぐっすりのはずでした。 
しか~し。毎晩変な夢を見るのです。
気がつくと正面に自分が寝ている。
気づいた自分は天井に背中が付くようなところにいるんです。
「あれっ」と思うまもなく自分の意識は天井に向かって落ちていくのです。
上に向かって落ちていくというのが一番ふさわしい表現なんです。
周りの景色は、煙の立ちこめ歪んで
上がすぼまった螺旋の中を落ちていくという感じです。
天井を抜けることもなく、遠くなる自分を見ながら
意識がなくなって朝になるといったものでした。
このような夢が続いたある日母から、「用があるなら寝る前にいいなさい。
寝ぼけてるから訳わかんないこというんだよ。」と突然のお言葉。
聞いてみると、毎晩僕が寝たと思うとすぐ2階から降りてきて

「仏壇が・・・。神様を・・・。お前たちが・・・。」

と両親に向かって説教のようなことを言って
居間の中をぐるぐる歩いては、また2階へ帰っていくのだそうです。
最初は、おとなしい息子が
寝ぼけると生意気な口を利くと笑っていたそうですが、
3日も続くと腹が立ってきて
(なぜ不安にならない)上記のお言葉となったそうです。
しかし全く身に覚えが無く、おかしな夢が気になり始めていたこともあり
祖母にこのことを話すと、その日のうちに坊さんがやってきました。
仏壇でお経を唱えてから家の図面を見て

「1階の神棚の真上にこの仏壇がありますからそのせいでしょう。」

神棚を別の場所に移動 はい解決。
この日から私はおとなしい子供に戻りました。    
現在は建築関係の仕事をしているためたくさんの家を見ますが、
神棚の上に「空」という紙が貼ってあるのを見て
なぜ今までこの記憶が蘇らなかったのかが不思議です。
神様の上にはなにもあってはいけないんですね。まして仏壇なんて・・・。
封印が解けてほかにも記憶がよみがえるぅ~!!
もしコメントなどいただけましたら調子に乗って
第2弾「長女と仏様」または「長女と姪」「姪と遊んでくれた人」
「聞かなきゃ良かった祖母の話」等々用意してございます。

では稚拙な文ですいませんでした。

続きを読む

2008年03月30日

第四三夜「長女と仏様」秋せつらさん談

早速のレス ありがとうございます。
では調子に乗って第2弾「長女と仏様」

第一章

平成3年3月31日明け方のことです。
突然の意識の覚醒、しかしここは夢の中だと自覚しているおかしな状況でした。
目の前は真っ暗な景色なのか、真っ黒い壁なのかもわからない状態の中
ふと足元を見ると、つま先までの白か灰色かわからない世界とくっきりと分かれ
向こう側は黒一色の世界・・。
「どこだぁ ここ。」とのんき者が一人。
いや一人ではない気配がする。
視線をあげると「なんだこりゃ。」
右前方に左半身を見せた巨大な存在、
左前方には右側の存在の掌に載るほどの小さな存在。

「おおぉラッキー夢の中で奈良の東大寺に来たか。」

左右の存在の共通点は仏像でした。いや仏像は話さないから正しくはない。
それは話をしている仏様らしき2人です。
右の大より左の小へ

「さぁ次はいよいよあなたの順番です。」

小から大へ

「いやです。向こうへは行きたくありません」

見物人

「おいおい仏も喧嘩するのかよ。きっと転勤と言うより左遷されるんだな。」

と無責任な感想。

これだけの会話をなぜ喧嘩と受け止めたのか不明ですが、
感じられたあまりに大きな意志の強さを、喧嘩と受け止めたのだと思います。
そしてこのような場面をさしたる緊張感もなくぼーっと見ていました。
しかーし これは今までに見たこともない珍しい夢だ、
またとないチャンスと気づいてしまったのです。
もっと注意して見ておこうと思った瞬間・・・。向こうも気づいた!!
右の大きな方がこっちをみたのです。
そして、

「見られてます。さぁ行きなさい。いいですね。せんこつのところですよ。」

その言葉と同時に左側にいた小さな仏様は
光の玉となって上昇し右側にUターン私の左下方向へ消えていきました。
そしてブラックアウト。


第2章 秋せつらという名前の秘密

あれはまだ中学生の頃「秋君ってひかる一平に似てるね」が
多少のほめ言葉だった頃M子が「この郷ひろみの写真秋君に似てる。」
の一言に「うるせードブス」と答えてた頃。
まさかそのドブスを嫁に貰うとは・・・。
おっと嫌なことはことを思い出してしまった。

その中学のころ母は朝フライパンで私を起こしていた。
攻撃にも防御にも役立つからだそうだ。攻撃はわかるがなぜ防御?
なぜって寝起きが悪いから。
大学時代鍵をかけずに寝ている
部屋へ入ってくるやつはいても、誰も私を起こさなかった。
玄関には「起こすな危険」の張り紙をしたやつもいる。
現在も妻はドア越しに私を起こす。子供たちも朝は近寄らない。 
昼間と寝起きとで人格が変わる・・・秋せつら。

凶暴な上その時の記憶がない。 

そんな私が3月31日の朝6時あの夢の後に自分から目覚めた。
今までにないことだ。
着替えていた妻の驚いた顔。それよりも感じるからだの異変。
何かが変だ。
体中に力があふれる感覚とはこれかと思いながらテーブルの上の
半分だけ残ったリンゴを掴み力をいれると・・・つぶれた。
目が覚めてまだ1分たってないぞー。 
ためしてごらんなさい、目が覚めてすぐ手にどのくらい力が入るか。
今でも笑われるその時の一言「今地面殴ったら地球でも割れそうだ」
その時僕はサイヤ人いやスーパーサイヤ人
いやゼビン星人を越えていたかもしれない。
離れて壊れかけた亭主をうかがう妻に事情を説明するために、
今まで見ていた夢の話をしたところ
「何か縁起の良さそうな夢ね。」程度の反応。
だが二人に共通の謎「せんこつ」ってなんだということで早速辞書をひらくと、
骨盤の後ろ側の骨とのこと ・・・。
顔を見合わせて「あれかな」
当日は都合が悪く(姪の言葉を伝えるための義妹からの電話で一騒動)
翌日病院にてめでたく妊娠と告げられ本当によい夢だったと大喜び。
実家に子供のことと、夢のことを伝えたところ「そんなうまい話がある分けない」
と全く喜ぶ様子なしあげくに電話切りやがるしまつ。
あまりの態度に再度怒りの電話すると
「へぇーほんとなんだ。あんたのことだからエイプリルフールだと思って」
って夢のことだってほんとだぞー。
寝起きが良かったのは自分でも信じられないけど・・・。
この夢の内容だけは、
記憶の別のフォルダーに入ってるみたいに鮮明に覚えてるんです。
けどJさんは信じてくれないんですよねっねっねっ。
もし信じてくれたらいい物あげます。娘のおしゃべりピカチュ◯。
家に僕しかいないとさわらなくても声をかけてくれるんです。
かわいいでしょ   
では、長々とおつきあいありがとうございました。

忘れてました。夢で知ったのが3月31日で。
娘の誕生は12月4日です。病院でも驚かれるほど早期発見でした。

第四四夜「白黒写真」ふで太さん談

いつも皆さんのお話を興味深く読ませていただいてます。

怖い話はだいすきで、毎年初夏になるとハズレが多いとはわかってい
ながらもついコンビニでソレっぽいタイトルの文庫を探してしまいます。
手元に置いて読み返したくなるのは「超怖い話」のシリーズと
「新・耳袋」あと「私の恐怖ミステリー体験」くらいですが。
でも私には霊感まったくないようでどんなにその手の本を読んでも
丑三つ時にこのページを読んでも気配すら感じたことはありません。
ありがたいことです。
そんな私の怖くない思い出をひとつ。
せっかくだから書き込んじゃいます。


あれは私がまだ小学校低学年~中学年だから
もう大昔ですがおじいちゃんのとなりで寝ていました。
そして足元のほうには台所へ続く戸があり、その戸の上に皇太子殿下
御夫妻(当時)の御成婚記念の白黒写真が額に入れて飾ってありました。
その戸の右側は神棚でした。(あんまし関係ないかも)
つまり寝た状態で目を開けるとそのお写真が見える位置。
ある日、起きるにはまだ早いけど
もううっすら明るくなってるそんな状態で目が覚めました。
で、いつものように見るともなしに
その額を見てると写真の中の人物が移動してるではないですか!
もちろん写真の中のポーズのままで、少しずつ左のほうへスライドしてるう~!
びっくりしてなおも見続けてると今度はまた元の位置に戻ってきて
さらにそのまま右のほうへ移動していったり不規則な移動をくり返すのです。
いちどはっきり画面の外へも行き、また戻ってきました。

・・いや、そんだけなんですけど。

怖くはなかったけど、すごく不思議でした。
しかも昔すぎてその後親とか祖父母などに話したかどうかも覚えてません。
うちの一族はみんな霊感には無縁だろうとあえて尋ねたことも
なかったんですがなにげなく近所に住む叔母に

「なんか怖い話とかある?」

とかふってみたら

「ないけど・・ああ、でも夜中に目がさめたら

だれかがふとんの脇を歩いてるってことあるよねえ」とか

すごくあたりまえにかえされて、イヤ~ンな思いをしたことも。
長々失礼しました~。

About 2008年03月

2008年03月にブログ「押忍!怪談バカ一代(激闘編)」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年02月です。

次のアーカイブは2008年04月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35