今日は数年前に体験したコワイ話をひとつ・・・
その当時、
私は埼玉の川越結構でかいデパートのソフト開発の仕事をしていました。
バブルの頃の話ですので、人手が足りなくて、それはもう忙しかったです。
私は東京に住んでいますので、通勤圏内なのですが、毎日深夜2時、3時
まで働いていたので、駅前ホテルに数ヶ月の間泊まりこんでいました。
デパートでの仕事でしたが、作業場所がなく、近所の神社の、結婚式の
控え室などで使われるような部屋をデバッグルームとして借りていました(笑)
そこがまた、日当たりが悪く、昼間でも薄暗い不気味な場所でした。
トイレに行こうと思い、廊下を歩いていると、後ろに人の気配を感じて、
振り向くともちろん誰もいないのですが・・・あまりのコワさに
スリッパのまま和室を突っ切って人のいる部屋まで走っていきました。
その時に、「追いつかれた」という感覚があり、急な頭痛に襲われたので、
早退してホテルに戻り、
ずっと眠っていたのですが、夜中に同室の先輩に起こされました。
起きたときには頭痛はきれいさっぱり治っていたのですが、
なぜか先輩が泣いています(^_^;)

「こわい夢を見た」と言って・・・

そんなことで病人を真夜中にたたき起こすなよ。

誰かが部屋の中に入ってこようとしていて、夢の中で一生懸命私のことを
起こそうとするんだけど、ぜんぜん起きてくれない、という夢を見ていて、
そこで目がさめたら
バスルームのドアが夢の中とまったく同じ間隔で開いていた・・・と。

私は先輩が帰ってきたのにさえ気付かずに眠っていたので、
「どうせ先輩が閉め忘れたんでしょ」と言ったのですが、
「絶対に閉めた!!」の一点張り。
まあ、私が怖かったわけじゃないのでそんなことはどうでもいいのですが(笑)

次の週、シングルの部屋が取れたので、誰に起こされることもなく心地よく
眠っていると、部屋の中に誰かが入ってきました。
や・・・やばい、掃除のおばちゃんだ!!
寝過ごしたかな??遅刻だぁぁぁーーー!!!
などと思いながらも、でも、寝過ごしてしまったもんは仕方がない、
遅刻は遅刻ということで、1時間の遅刻でも
3時間の遅刻でもそう変わらないだろう、もう少し寝てよう。
この部屋は1週間単位で借りてるから、中に人がいてもおばちゃん、
あきらめて掃除しないで出て行くだろう。と考えて、
おばちゃんが出て行くまで寝たふりをすることにしました。

ところが、おばちゃん、どんどん部屋の中に入ってくるんですよ。
で、なぜか「目をあけちゃいけない!!」と思って(理由は
わかりませんがそう思ったんです)そのまま寝たふりを続けていると、
テーブルに置いてある私の荷物をガサガサあさる音が聞こえてきました。
うわ!マジやば!!泥棒だ!!!騒ぐと殺されちゃうかもしれないから
やっぱりここは寝たふりだ!!と思い、寝たふりを続行したのですが、
その音が止んで、
今度は私が眠っているベッドのほうに気配が近付いてきました。

で、いきなり首をしめられたんですよ。

なんか、冷たくて硬い手で。

苦しい!!と思ったとたんに手が離れて、聞いた事のない男の人の声で
「気をつけろよ」と一言。
その後、私は気を失ってしまいました。
目覚ましの音で気がついて、さっきのことは夢だったのかな?と思い、
一応、ドアと窓の鍵がかかっていることを確認しました。
なーーんだ、やっぱり夢だったんだぁーーー!!!
と、安心してからベッドのほうを振り返ると、・・・・枕に、血がべったり
とついているんですよ・・・私、どこも怪我なんてしていないのに。
その日の夜、その部屋に戻るのは怖かったので、先輩をだまくらかして
部屋を交換してもらったのですが、寝つく直前になるとベッドがぐらぐら
揺れたり、パシッ!!っていうような大きな音がしたりして、そのホテルに
滞在している間は、朝日が昇るまでは眠れないという毎日が続きました。

毎日、早朝に再放送されていたウルトラマンを見てから寝てました(^_^;)