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2008年01月 アーカイブ

2008年01月03日

第弐夜「おひな様」Karineさん談

もうすぐひな祭りの季節ですね~。
先日テレビを見ていたら防虫剤のCMが流れていました。
そう、“タンスに◎ン”人形用のあれ。
基本的にああいう馬鹿馬鹿しいCMは大好きです。
ひな人形(人間がやってます)のぼやきで始まるCMですが、
最後の「くっさー!!もう~、この足誰のんー!!」は、
強烈に私の心を揺さぶりました。
あまりのバカバカしさに思わず連れにTELしてしまった程です。
しかし、連れの反応は私とは全く反対でした。
いつもは、のってくれるのに(泣)
連れはかのCMにかなり恐れをなしてる様子。
それというのも、彼女の実家には彼女のお祖母さんの
頃からのおひな様があり、それがかなり怖いものだったからだそうです。
戦時中に、そのおひな様が一部戦火で燃えてしまったらしく、
それ以来お祖母さんの夢にでて来ては
 
「供養してくれ!!」

と、訴える始末。
怖くなったので供養をしてあげると、
夢には出てこなくなったそうですが、何ぶん古いので魂が入ってるようです。
お祖母さんは、そのおひな様が何か話してるのを実際に見たり、
連れは連れでその人形の首が「クルッ」と、回転するのを2回も見たそうな。
よせば良いのに、怖いながらもその人形の首を回そうとしたらしい。
 
「きっと、首がゆるんでたのにちがいない!!」

そんな淡い希望を持ちつつ、ゆっくり「キュッ」って、
回らんやん!!人形の首すごい固いやん!!
何よりも怖いのは、そのおひな様相当の年月が経ってるにも
関わらず、「お内裏様とおひな様」だけが異様に新しいそうです。
他の「三人官女」「五人囃子」等はそれなりの傷み方をしてるというのに・・・
“タンスに◎ン”のCM、素直に楽しめなくなりました。(泣)。

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第参夜「おひな様」沙門さん談

私の友人にもお雛さまが、だめな奴がいます。
その友人のところのお雛さまは結構でかいので子供の頃はともかく
友人がある程度成長してしまった後には『しまうの画面どくさい』と
言う理由から何年も出さなかったそうです。

それがある年、なぜか『お雛さまが何年もほったらかしで怒ってる』
ような気がしたそうで、今年は出そうと言うことになったんです。

出すの何年振りかだからカビとか生えてたりして~と笑いながら
開けるとそこには、まったく痛んでいないお雛さまが。
それだけなら良かったんですが…

全ての人形が正面を見てなかったんです。
目が横向いていたり、完全に白目をむいているのもあったそうで
それ以来お雛さまが怖いそうです…

2008年01月04日

第四夜「昨日聞いた話なんですが。」へろんさん談

昨日、年上の友人Mさんと話しをしていたら何故かUFOの話題になり、
「うちの弟が見たんだって」と教えてくれたのでそのお話しを。

話しを聞いたのは昨日なんですが、実際にあったのは3年ほど前の事です。
Mさんの家は小高い丘(というか山)のてっぺんにぽつんと一軒だけあり、
周囲は全部ぶどう畑で、とんでもなく見晴らしが良いお宅です。
ちなみに山梨県です。
その見晴らしの良いお宅のトイレで、弟さんが煙草を吸っていた時の事、
(あ、弟さんは立派な成人で二人のお子さんがいます。子供がいる時間は
部屋で煙草を吸ってはいけない決まりなんだそうで。)
トイレの小窓から外をながめていたら、遠くの山の上に赤っぽい
オレンジ色の光が見えたので、一瞬「山火事か?」と思ったそうです。
でも、形が丸い。
「なんだありゃ?」と思った瞬間、向こうも見られているのに気づいたか
のように、ぶわっ!と一直線にMさんの家に向かって飛んで来たそうです。
あっと言う間の事で、弟さんが驚いてトイレから飛び出した時には、
その光る物体はもう目と鼻の先くらいの近くまでせまってきてたとの事。
でも、その時家にいたほかの人はみんな何にも気づかなかったそうです。
その晩弟さんは“それ”がまだ屋根の上に浮いているような気がして
怖くて眠れなかったそうで、今だに人生で一番怖かった体験だそうです。

話しをしてくれたMさんは全然信じて無い様で「うちの弟馬鹿でしょ~?」
なんて笑ってましたが、たしかこの隣町で昔、
桃畑にUFOが着陸して中から宇宙人が何人か降りてきたのを
二人の小学生が目撃して大騒ぎになった事があったんですよ。
着陸跡ってやつですか?あれもはっきり残っていて、
騒ぎの少し後に地元の工業高校の先生がその跡の土の放射能を
測定したら、自然界に通常ある量よりかなり多い放射能が検出されたんでした。
むかし『ムー』にも載ったような気が・・・?
何かあるんでしょうかこの辺。温泉出るし。(←関係ないですね)
長々と駄文でお邪魔してすみません。では。

2008年01月05日

第五夜「初金縛りそして・・・」あいさん談

皆様はじめまして。毎日ここにお参りに来ています。
つい先日体験した話しをしたいと思います。

私は去年まで霊感とは無縁だったのですが、
夜な夜な心霊サイトをめぐるうちに、変なものを呼んでしまったようです。
その日はいつもと変わらず、ごく普通に眠りに就いたのですが、
真夜中急に目が覚めてしまいました。
そのままごろごろしてたんですが、急に体が動かなくなり、
あ、金縛りだ、と思いました。
何とか金縛りを解こうと思ってもがこうとするんですけど、全然動きやしません。
はじめのうちは余裕だったのにどんどん恐怖が込み上げてきました。
そうこうするうちに、訳の分からん男の呟きが聞こえてきたじゃないですか。
うめくような、それでいて罵るような・・・。
さらに、遠くのほうからやはり男の声で、お経を唱えるのも聞こえてきました。
ひえーん。やめてー。
しかし真の恐怖はこれからでした。
先ほどまで動かなかった手が、動く。もとい、勝手に動いている・・・。
手はだんだんと私の首のほうに向かって来てます。じわじわと少しずつ・・・。
この手が何をしようとしているのかは明白でした。
私の首を締めに掛かってるんだ。
私は自分に首を絞められる前に金縛りを解こうと、
とにかく男の声に向かって心の中で悪態を吐きました。
そしたら、ふっと体が軽くなり、同時に金縛りも解けました。
ああよかった。
しかし、私はある一つの経験を思い出していたのでした。

続く。

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皆様こんばんわ。最近霊感が急に身についてびっくりしているあいです。
今朝も職場で誰かあっちの人を見かけてしまいました。
その話しはまたおいおいするとして、前回の続きでございます。

金縛りに遭って、自分で自分の首を絞めそうになった2ヶ月くらい前のことです。
その日も、ネットで散々怖い話しを読みふけった後、布団に入りました。
それから見た夢の話しです。

私は夢の中でもやっぱり寝ていました。
夢の中で、はっと目が覚めると、そこは、どこか知らない宿泊施設のような、
なんだか、保健室のベッドのような場所でした。
隣では彼氏がグーグー寝ていました。
カーテンで仕切られた部屋の中に、用務員風のおじさんが一人
入ってきたのですが、私は、この部屋の世話係かなんかと思い、
ボーッとその人を見ていました。
おじさんははじめ部屋の隅でしゃがみこんで何かしていたのですが、
ゆっくりと立ち上がると、私たちのほうをじっと見詰めてきました。
その時はじめて、おじさんが何か異常な事に気がついたんです。
白目がない・・・。
目は暗い穴が空いたようになっていて、
なのに、おじさんと目が合い、その瞬間パニックに陥りました。
恐怖で、息苦しくてたまらず、
必死になってとなりで寝ている彼氏をたたき起こしました。
彼は、霊感がかなり強い人です。
ぱっと飛び起きると、すぐに状況を把握したのか、
おじさんから逃げようと走り出してしまったのです。しかも私を置いて。
私も必死になって、彼氏を追いかけました。
おじさんはゆっくりと、おぞましいほど緩慢な動作で、私のほうを振り返り
ギロリと睨み付けたかと思うと、今度はダッシュで追っかけてきました。
走って走ってとにかく走って逃げるんですが、
おじさんもぴたりと遅れずついてきます。
彼氏の姿がはるかかなたに見えます。
もう息が上がってしまい、
ぜいぜい走りながら、私はもうだめだ、と覚悟を決めました。
あーもー苦しい・・助け・て・・・・。

ここでぱっと目が覚め、げほげほむせて、涙を流しました。
ああ苦しいわけだよ。
そう、もうお分かりになっていると思いますが、
自分で自分の首を思いきり締め上げていたのでございます。

前回金縛り体験のとき聞こえた男のうめき声は間違いなくこいつです。
またこんな事が起こらないようにするにはどうしたらいいんでしょうね・・・。

2008年01月07日

第六夜「姉の話」Pinokoさん談

最近看護婦の姉から病院であった話を仕入れました。
以下彼女のメールをそのまま載せます。

あのH大(Gioさんの病院解体現場の話)の怖い話ってホンとにあったの?
ホンとなら怖すぎ!!うちの病院でもあったよ。
これ話したことあったかもしれないけど…

肝癌で、いっつも黒いスエット着てる患者さんがいました。
元気なときからベットに臥床している時は、
いっつも頭と足を反対にして横になっていました。
癌は次第に進行。腹水で、お腹は今にもはちきれそうです。
痛みと腹満苦が次第に増強し、
モルヒネで苦痛を除去しながら徐々に意識も低下。
ついにおなくなりになってしまいました。

それから一月後、そこから4つ離れた個室に、
心疾患の患者さんTさんが入院してきました。
Tさんは、退院するある日、「看護婦さんたち怖がらせると
思って今まで言わなかったんだけど・・・入院してから3日間、
毎日、夜中に黒いスエット着て、おなかがこーんなにふくれた男の人が、
ベットに頭と足逆に寝て、ベッドごとドアから入ってきてたんだよ。」と言うのです。
他にも、何の接点もない何人もの患者さんに「ここ通る時
いっつもこの壁の中から声が聞こえる」と言われたこともありました。
また、ちょうど私が夜勤に入ってる時、
決まって0時になると、3~4人の人から同時にコールが鳴るんです。
それも別々の部屋から。
決まって、「頭から足まで黒い小さい人」があちこちに出現して、
足音もドアの音も立てずに、走っていなくなったとか、
冷蔵庫の中を見ていったとか…その2日前に、
患者さんが目撃した人とそっくりな患者さんがなくなっていました。
思わず、怖くなって、2人で一緒にパトロールしたものです。

まだ建てたばっかりだと言うのに(彼女が勤める病院は札幌市の
すぐ側のE市の、新しくて建て直しがされたE私立病院です)、
病院という所は人がどんどんなくなる所のせいか、
各セクションで、怖い話が一杯です。

病院ってやっぱり怖いです。一人で深夜の見回りなんてとても、、、。

2008年01月08日

第七夜「ブランコの音」マクスウェルさん談

あの・・・さっきから、ブランコの音が聞こえるんですが。
(ブランコは、家の近所にある山の公園にあるんですが
街灯も何にも無いところで誰がぶらんこをこいでいるんでしょうか?)
 
最近、何回かあるんですけど・・・

第八夜「赤いスカート」アキさん談

おひさしぶりです。アキです。
別のハンドルネームでほかの所で公開したことがあるのですが、
私が中学生の頃体験したことです。

ある日私はテレビを見ていて何気なく背後にあった鏡を見ました。
すると鏡の中に一瞬何かが見えたんです。
でも、あるはずのないものだったので振り返って確認しました。
やっぱりそんなものありませんでした。
そして再び鏡を見ました。
それは居ました!
直接見えるのでなく、視界の隅に入り込んで来るのです。
でもはっきりとそれがなんだかわかる。
テレビの横にいてこちらを見ている…
赤いスカートをはいた女の子が……

その日以来、その女の子が鏡の中に見えるようになりました。
でも何ヶ月か経つと見えなくなったので母に
「鏡の中に女の子が見えた」と話しました。
すると、近くにいた妹がこう言いました。
「それって赤いスカートじゃなかった?私も見たよ。」

二人で見ているので見間違いではないと思うのですが、
一体なんだったのでしょう?

2008年01月09日

第九夜「初めまして」かぐらぐらさん談

初めまして、かぐらぐらと申します。
読み始めて一週間にて読破しました!怖かったです!でも読み続ける!
(どうして怖いモノって止められないんでしょう?)

読んでるとたまにあったんですが、「進む」をクリックしたのに一個話が
飛んだり、何度やっても同じ話が飛んだり、文章だけが表示されなかった
り・・・(オンラインで読んでいたのに)
この掲示板の文章も背景色やタイトルはあるのに中身が読めなかったり。
よくある事のようなのでこういうのは気にしないようにしましたが、
ちょっと怖かったのが回線を切った直後、
FAXが「受信した音」がする時があるんです。

(実は会社で、FAXの回線を使ってこっそりネットしています)

でも実際には何の受信もされていないし、手動で操作しないと「受信」
できないように設定されているのに・・・・
ついでにブラウザも閉じてなんのアプリケーションも開いていないのに
目を離した隙に「ダイヤルアップ接続」だけが突然画面にでていたり・・・

電話回線を使って「何か」が追いかけて来ているようでちょっと怖いです。
こういう事もよくあるんでしょうか???

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2008年01月10日

第十夜「パーティー」人食い熊さん談

こんにちわ!!
いつも楽しく(?)指の間から読ませてもらってます。(笑)
今回で2度目の投稿になります。(以前はZinで投稿してました。)
それでは、あまり怖くないですけど良かったら呼んで下さい。

=== パーティー ===

高校3年の秋のことです。
普通に学校に行って帰ってきてご飯食べて寝ました。
すると夜中に話し声がするのに気がつきました。
なにぶん田舎なもので、普段は話し声などしないのに・・・
それでも「きっと誰かまだ遊んでいるんだろう」と気にしないで
寝ようとしたんです。そのまま寝てしまえばよかったのに・・・
そこで一つのことに気がつきました。
その時は窓を右手に寝ていたのですが、
声の聞こえる方向が自分の左側、つまり部屋の中心だったのです。
もう、一つ気づいたのは自分が動けなくなっていたこと・・・
視線だけを部屋の中心にもっていくとそこには、
黒い人影が5~6人、円になっていました。
心の中で「おぉ!!たくさんいるなぁ~」と
他人事のように感じていましたが、
自分はいつも部屋の鍵をかけて寝るので、
誰かが入ってこれるわけはありません。
それでも他人事のようにしばらく眺めていました。
そして手前の人の後ろ姿がはっきり見えたのです。
な、な、なんと!!セーラー服を着ていました。
自分にはブルセラの趣味はないので、セーラー服は家にはありません。
そんなことを考える前に急に話し声が止まりました。
そして、そのセーラー服の君が背中を向けたまま話し掛けてきたのです。
(直感的にその子が話し掛けてきたと感じた。)

「こっち来ない?」

私は怖くて、「行かない!!」と心の中で叫びました。
するとセーラー服の君の頭が180°回転してこちらを向き、
首が伸びてその顔が自分の目の前に来て、

「あっ、そっ!!!!!」

といって、黒い人影はバッと姿を消してしまいました。
怖くなり電気をつけてみてもそこには何もありませんでした。
セーラー服の君の顔は目の前に来たのに、
黒いモヤがかかっているようで、確認はできませんでした。
怖くて朝まで起きて学校に行き、友達に話したところ、
「セーラー服・・・おまえ、そんな趣味があったのか・・・」
ということで、友達は相手にしてくれませんでした。

長々と駄文すみませんでした。

2008年01月12日

第十一夜「なんだか良くわかんないんですけど。」沙門さん談

今日犬の散歩中に起こった出来事なんですけど。
うちの近所には高速の下に運河が通っている所があって、
その運河沿いには遊歩道があるんです。
そこを散歩ルートにしているんですが。

犬を連れてぽてぽて歩いてると背後に気配が。
その直後にカンカラカン★なんていう缶が転がってるような音が
遠くでしたので『誰かいるのか~』なんて、のん気に思ってたら
そのカンカラカンと言う音がどんどん近づいてくるのです。
ものすごいスピードで!
しかもその音はどう考えても私の遥か頭上で鳴っている…。

あっという間にその音は私を追い越していきました。
高速でした音かなとも思ったんですがどう考えても私の
頭上でした音でした。(頭上は空しかなかった…)

一体何なんだろう…

2008年01月14日

第十二夜「コワイ話」ぺんたさん談

今日は数年前に体験したコワイ話をひとつ・・・
その当時、
私は埼玉の川越結構でかいデパートのソフト開発の仕事をしていました。
バブルの頃の話ですので、人手が足りなくて、それはもう忙しかったです。
私は東京に住んでいますので、通勤圏内なのですが、毎日深夜2時、3時
まで働いていたので、駅前ホテルに数ヶ月の間泊まりこんでいました。
デパートでの仕事でしたが、作業場所がなく、近所の神社の、結婚式の
控え室などで使われるような部屋をデバッグルームとして借りていました(笑)
そこがまた、日当たりが悪く、昼間でも薄暗い不気味な場所でした。
トイレに行こうと思い、廊下を歩いていると、後ろに人の気配を感じて、
振り向くともちろん誰もいないのですが・・・あまりのコワさに
スリッパのまま和室を突っ切って人のいる部屋まで走っていきました。
その時に、「追いつかれた」という感覚があり、急な頭痛に襲われたので、
早退してホテルに戻り、
ずっと眠っていたのですが、夜中に同室の先輩に起こされました。
起きたときには頭痛はきれいさっぱり治っていたのですが、
なぜか先輩が泣いています(^_^;)

「こわい夢を見た」と言って・・・

そんなことで病人を真夜中にたたき起こすなよ。

誰かが部屋の中に入ってこようとしていて、夢の中で一生懸命私のことを
起こそうとするんだけど、ぜんぜん起きてくれない、という夢を見ていて、
そこで目がさめたら
バスルームのドアが夢の中とまったく同じ間隔で開いていた・・・と。

私は先輩が帰ってきたのにさえ気付かずに眠っていたので、
「どうせ先輩が閉め忘れたんでしょ」と言ったのですが、
「絶対に閉めた!!」の一点張り。
まあ、私が怖かったわけじゃないのでそんなことはどうでもいいのですが(笑)

次の週、シングルの部屋が取れたので、誰に起こされることもなく心地よく
眠っていると、部屋の中に誰かが入ってきました。
や・・・やばい、掃除のおばちゃんだ!!
寝過ごしたかな??遅刻だぁぁぁーーー!!!
などと思いながらも、でも、寝過ごしてしまったもんは仕方がない、
遅刻は遅刻ということで、1時間の遅刻でも
3時間の遅刻でもそう変わらないだろう、もう少し寝てよう。
この部屋は1週間単位で借りてるから、中に人がいてもおばちゃん、
あきらめて掃除しないで出て行くだろう。と考えて、
おばちゃんが出て行くまで寝たふりをすることにしました。

ところが、おばちゃん、どんどん部屋の中に入ってくるんですよ。
で、なぜか「目をあけちゃいけない!!」と思って(理由は
わかりませんがそう思ったんです)そのまま寝たふりを続けていると、
テーブルに置いてある私の荷物をガサガサあさる音が聞こえてきました。
うわ!マジやば!!泥棒だ!!!騒ぐと殺されちゃうかもしれないから
やっぱりここは寝たふりだ!!と思い、寝たふりを続行したのですが、
その音が止んで、
今度は私が眠っているベッドのほうに気配が近付いてきました。

で、いきなり首をしめられたんですよ。

なんか、冷たくて硬い手で。

苦しい!!と思ったとたんに手が離れて、聞いた事のない男の人の声で
「気をつけろよ」と一言。
その後、私は気を失ってしまいました。
目覚ましの音で気がついて、さっきのことは夢だったのかな?と思い、
一応、ドアと窓の鍵がかかっていることを確認しました。
なーーんだ、やっぱり夢だったんだぁーーー!!!
と、安心してからベッドのほうを振り返ると、・・・・枕に、血がべったり
とついているんですよ・・・私、どこも怪我なんてしていないのに。
その日の夜、その部屋に戻るのは怖かったので、先輩をだまくらかして
部屋を交換してもらったのですが、寝つく直前になるとベッドがぐらぐら
揺れたり、パシッ!!っていうような大きな音がしたりして、そのホテルに
滞在している間は、朝日が昇るまでは眠れないという毎日が続きました。

毎日、早朝に再放送されていたウルトラマンを見てから寝てました(^_^;)

2008年01月15日

第十三夜「我が家のイーストウッド君」ねこまたさん談

はじめて投稿させていただきます、「ねこまた」と申します。
実は結構あっちなものを見てしまうのですが、
今回はそのことを意識しだしたころのお話をひとつ…。
もちろん「実話」です…。

あれは僕がまだ高校1年のころ…。季節は冬でした。
それまでも金縛りにはよくかかるというようなことはありましたが、
あきらかに「あっちの世界」なものを見るという経験はなく(これは本人が
意識してなかっただけなのですが)、あまり気にしてはいませんでした。

で、ある日の深夜。
1時半ぐらいにベッドに入ったのですが、どうも寝つけません。
もぞもぞとベッドの中で動き回っていると「ジーッ」という音が。
僕にはビデオの予約録画の音に聞こえ、「おかしいな。何か
予約入れたっけかな」と思いそちらの方向を見ると突然男の顔が!

「おおおなんじゃこりゃあー?」

その叫びは声になりませんでした。
何故なら僕の身体は急速に金縛りにかかりつつあったのです。
大胆にもその男の顔をにらみつける僕。
その顔は渋く、若かりし日の「クリント・イーストウッド」そっくりでした。

な、何でイーストウッド?

パニックになりながら僕はひとつのことに気づきました。

「 左 手 が に ぎ ら れ て い る 」

しかも猛烈な力で引っ張られている!
にぶい僕はここではじめて恐怖にとりつかれました。
ヤバイ!こりゃ何とかしないと…。
幸いというか何というか、ほぼ金縛りは解けていました。
とりあえず右手を左手に添え、その手の引っ張る力に対抗しようとしました。
…ダメでした。
それどころかぐいぐい引っ張られていきます。
「ひょっとして肉体から引き剥がされているのか!?」
という考えが浮かび、恐怖はピークに達しました。
僕は最後の手段、「蹴り」に出ました。
「うおりゃあー!」(心の叫び)
しかし布団の感触しかなく、むなしく布団が吹っ飛ぶばかり。
仏教系の学校に通っているにも関わらず、
念仏を唱えようなどという考えはまったく出てきませんでした。
このバチ当たりが。
「万策尽きた(そこまで努力してねえだろ)
…こんなところで人生の終焉を迎えようとは…」
たぶんそこまで冷静ではなかったとは思いますが完全に「あきらめ」ていました。

「イーストウッドよ、やるならやれ」

僕は力を抜き、身をまかせました。
…不思議なことにその瞬間左手を引いていた手の感触が消えたのです。
イーストウッドも消えていました。

その日はもう眠る気にはならず、
電気をつけ、音楽をかけ、そのまま朝まで起きていました。
以上が僕のあきらかに「あっちのもの」初体験談です。
この他この後日談やら何やら、腐るほど話はあるのですが、
今回はこのへんで…。

2008年01月16日

第十四夜「夢の夢の夢?」Jamさん談

いつも楽しく読んでます。
霊感は、金縛りにかかるくらいしかない僕の怖かった話を聞いてください。

それは僕が高校生の頃。
自分の部屋で寝ていると金縛りにかかりました。
そのころ月に1度は金縛りにかかっていた僕は
「ああ、またか」というような気しかしませんでした。
でも、その日は何かが違った。
金縛りにかかると息苦しいものなんですが。
その日の息苦しさは尋常ではありませんでした。
どう考えても誰かがしがみついてる気がする!!
もがき苦しみなんとかその金縛りから脱出した後僕は怖くなって
誰かいるところに行きたくなり、立ちあがりドアに手をかけると。

眠気が襲います。

思わず目を閉じます。

気が付くとまた金縛り。
ドアのところまでいってはずなのに何故か、
先ほど金縛りがかかったのと同じ状態になってるのです。
しかも、今度の方が苦しい!
それでも、なんとかその金縛りをといて、ほっとします。
そしてまた目を閉じてしまうんです。
するとまた金縛り。しかも苦しいっちゅ~の!!

「おお、婆さんや。もうちょい横の方を押してくれぃ」

いつもの僕ならこれくらいのボケが
思い浮かぶもの、しかしそんなこといってられなかった。
ますます苦しくなり、解けるまでの時間も長くなっていくんです。
そして、とけて動ける時間は短くなんていくようなんです。

「そ~いや~昨日会ったあの娘はかわいかったな~。

ピッチ番号も聞いたし、むふ。・・・って、くるしぃ。」

必殺現実逃避戦法もまったく効果がなく完全にパニックで
冷静に何がおこっているのか考えてるヒマなんてなかったです。
でも、気が付くと朝になってました。
どうやら金縛りにかかったまま眠ってしまった様です。(笑)
きっと夢だったんでしょう。夢ってことにしておきたい!
目を瞑ると一瞬うとうとしている感じになって、
次の瞬間金縛り。・・・最悪の出来事でした。
例え夢でももう経験したくないなって思いました。
それ以来、同じような出来事は起きてないんですが。
どう思いますか??寝ながら夢見るということはあったけど、
まさか、その夢のなかで、更に夢見てたのかな?

乱筆乱文その上長い!にお付き合いしていただきありがとうございました。
まだ犬鳴き峠の話もあるんで、次はそれ書かせていただこうとおもいます。

2008年01月17日

第十五夜「鬼渡りという言葉を御存じですか?」結城さん談

いたこ28号様、みなさまご無沙汰しておりました。
Ciel改め結城でございます。
暫く来ないうちに、立派なHPになられて、驚いてます。
凄いですね、本当に(^^)


さて、昔投稿した話に出てきた、高校時代のあっち系友人
今村君から仕入れたネタを、今回は書いてみたいと思います。
お話は遡ること平安時代。都を災いから守る為、
あっち系の人達が(陰陽師なんか?)活躍していた時代に、
鬼を自分に憑依させられる一族が居たそうです。
その一族は代々当主が替わる時、「鬼渡り」という
儀式を用いて、次の当主に鬼を憑依させていたそうです。

・・・・この話を聞いた時点で、
私はめっちゃ嘘臭いな今村君と思ってましたよ(笑)

ところで、今村君の遠い親戚にあたる子が、
その鬼渡り一族の末裔なんだそうです。
これは、彼にまつわるお話です。

彼は、全くどこにでも居る普通の青年(ただし、霊感は物凄い
そうですがしかし、彼は時々体重が「凄く」変化するらしのです。
ある朝、学校の朝礼で彼が貧血を起こして倒れました。
そう、彼はいわゆる「ひ弱小僧」。見た目も太ってはいません。
ですが、先生や生徒が4人がかりで
持ち上げようとしても、持ち上がらなかったそうです。
仕方なく倒れた場所に保健の先生を呼んできて手当てしたそうです。
他にも、身体測定の時に、メーターが振り切った(2回目に測ったら
普通に戻ったそうです)とか、その手のエピソードは事欠かないそうです。
その話を聞いても、私はなんか眉唾だよねと思っていました。
しかし、事件はその後起こったのです。決定的なのが。

・・・・その話は、また今度ということで^^;

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2008年01月19日

第十六夜「霊感山勘第六感」LOVECHILDSさん談

皆さん、こんちにはLOVECHILDSです
2回目の書き込みになります(レスは除いてね)

久しぶりに映画を観ました
1ヶ月に1回は劇場で映画を見ないと中毒を起すほど映画好きなもんで
今回観たのはあの「シックスセンス」です
映画の冒頭で「この映画には”ある秘密”が隠されています。
それを誰にも言わないでね!ブルースより」
のようなコメントが出て、期待に胸膨らんで見ました
感想は”ある秘密”の話になりそうなので、控えさせていただきます
観た人の間では、少し盛り上がりそうなんで、観た人いる方いたら
”あっち側”でもりあがりましょう(なんて!)恐怖体験ではない
書込みなっていないとお叱りを受けそうなんでちょっとだけします


この体験は僕が中学の時に起きた事件が発端でした
当時のクラスメートにSという女生徒がいて、
SにはAという1学年下の彼氏がいました

ある時、この2人と悪友3人の5人はAが
無免許で運転する車で他県へドライブに出かけました
14歳が運転する車は無謀にもスピード出しすぎ、
某国道でトラックと正面衝突をしてしまいました
Aは即死、他の4人も重軽傷を負いましたが、
心にもっと重い傷を負いました

SはAの死を受け止められずに学校に登校していました
そんな授業中に突然、スリッパを
はいた人間が歩いている音が教室内を駆け巡りました
”スリッパをはいていない”先生以外歩いている人間はいません
音はすぐにやみましたが、同じような現象は毎日続きました
しかしSはこのスリッパの音の主が誰だか知っていました
…それは生前のAです

上履きが嫌いでスリッパを愛用していた彼が生前教室に
遊びに来る度にスリッパを鳴らしながら歩いていました
僕たちはその事を思い出して、
スリッパの音を聞く度に彼が遊びに来た事を確信しました

今でもこの教室では、スリッパの音が鳴り響く事があるそうです

第十七夜「子供には見える?」よだろくさん談

①子供の頃、枕元で踊っている小人を何度も見た記憶があります。
ロシア風の格好や、着物を着たりしていたような...

②2歳になる娘がいるのですが、先日義母が近所の家に連れて行ったら
(3ヶ月ほど前にご主人が亡くなっている)、その家の玄関を開けたとたんに
娘が怯えて泣き出し、家に連れ帰るとドアを閉めてくれと懇願したそうです。
ドアを締めた後も窓をあけないでとか泣き喚いていたらしい。
私が帰ってからも「恐かったの」と言ってぶるぶる震えていました。

何が見えたのか?


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Re: 子供には見える? 導火線さん談

家の下の子(2才頃)も夜寝るときに、おじいちゃんがいると言って
天井の一部を見ておやすみーて言って寝る時期がありました。


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Re: 子供には見える? ももっす!さん談

そうなんだよねぇ!信じがたい話だろうけど、私も子供の頃家の裏山で、
何かが、歌うような話すような声がしたので、その当りの葉っぱを掻き分けたら、
ピーターパン風の服来た小人?(妖精だ!と思っていた)がいたんです!!
今だに確信がある記憶なんですが、友人にあの話をすると、

『私だから良いようなもんだけど絶対!!他の人に言ったらだめだよ!』

って言われてます(笑)あうーーーっ!!

2008年01月21日

第十八夜「猫とあっちの方々」ねこまたさん談

こんばんは。ねこまたです。

さて、前回で高校時代、イーストウッド君に悩まされたことをお話しましたが、
その後の僕はノイローゼ状態になるまで悩まされつづけました。
どういうわけか「彼ら」は午前1時45分に決まって出現するようなので、
僕もそれまでに睡眠してしまおうと早めにベッドに入っていました。

ところが眠れない、もしくはその時間帯になると目がさめてしまう、
などという事態に陥り、そのまま金縛り、
あっちの人よこんばんはモードになってしまうのでした。
ちなみに「彼ら」という呼び方をしましたが、
かなり大勢の方々がいらっしゃったようです。

例によって早めにベッドに入り、目がさめ金縛り。
目を開けてみるとそりゃあびっくり。

「どうやってこの狭い部屋に入りこんだんだおのれらはあ!」

ってくらいの方々が僕の顔を覗きこんでいました。
ちなみに皆様方お顔がとってもケロイド…。
そんな日々が続き、僕の睡眠不足がピークに達したある日、
僕はあることを試みました。

「動物って幽霊に”効く”かな」

そう、猫と共に寝れば「彼ら」を駆除してくれるかもしれない!
ちなみにこの猫、僕が幼少のころより鍛えに鍛えた猫で、
当然近所の猫のボス。
趣味は狩り。
カラスを狩るのが好きなようで、その戦闘力は
イリオモテヤマネコに匹敵するのではないかと(いいすぎ)。
うむ、猫の中でも最強のこいつと一緒に寝れば大丈夫だろう!
そう意気込んで猫を僕の胸の上に乗せ、スヤスヤと眠りにつきました。
猫はゴロゴロと気持ちよさそうに寝ています。
そして時は来ました!午前1時45分!

「ぐっ!金縛り!頼むぞ猫よ!」

しかしまだ猫は動く気配を見せません。ゴロゴロ気持ち良さそーに寝ています。
そうか、まだ敵が見えていないからだな…。よしちょっと目を開けて…うわっ!
そのとき見えたのは「墓」でした。
いいえ、墓というよりは何かの「慰霊碑」のような大きさです。
僕の足元にドーンとありました。
何より嫌だったのは、念仏のようなものが聞こえはじめたこと。

「なにこれ…」

僕は今までと違うパターンにかなりヒビりまくり、必死に猫に助けを求めました。
「猫よ起きろ、起きるのだ!貴様の御主人様が大ピンチなのだ!」(心の叫び)

しかし猫はゴロゴロゴロゴロ(^^)。

念仏の声は大きくなつていく。

「こっ、このあほたれ!今までの恩を忘れおって!
おーきーろー!頼む、後生だ、起きてくれえー!」

それでも猫はゴロゴロゴロゴロ(^^)。

結局事無きを得たものの、解かれてからむしょうに
腹が立った僕は、猫を部屋から追い出し爆睡しました。

ねこまたの結論!「猫は役に立たない!」

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2008年01月23日

第十九夜「かなしばり2!」ねこまたさん談

金縛りの話を書いた日、やってしまいました。
昼寝してたら、金縛りさ~。
でも、明るかったこともあって軽めだったので、色々試してた。
すると、ネコがいた。飛びかかってきた。
「オーマイ、ガッ!」などと考えるひまもなく・・・
目を瞑り必死にもがくが解けない。
いつも以上に強い!
でも、来るはずのネコの感触がしない。
恐る恐る目をあけると、足元にかかっていた
洗濯ハンガーの洗濯ばさみ咥えてぶら下がってるじゃないですか。
いつ降りてくるかわからない!
必死、脱出!
なんとかとくと、眠気が襲い目を閉じたら、また戻る。
ネコが飛びかからんとしてる状態に。
あうあう!また飛びかかってくるよ~!
と、先に目を瞑りなんとかといて、もう、目をパッチリあけて確かめる。

不思議な事が3つほど。

1つネコがじゃんぴタイ製にいた場所は150cmくらいの高さで空中。

2つ1度目が覚めた時にネコがぶる下がった場所にタオルが
あることをたしかめている。なのに、もう1度金縛りにかかった時は
(一旦目が冷め一瞬だが確かめた。その直後)ネコがブル下がるで
あろうはずの場所だけタオルが消えその先に猫がいた。

3つこの家ではそこまでの金縛りはなく、ここに書いた直後。

今日もでしょうか?ちょっと怖い。

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2008年01月24日

第二十夜「弥太郎」のぼたんさん談

何年も前のことである。

その日、朝から妻が頭痛がするというのだが、これまでの経験で
言えば、それは大抵おかしな出来事の起こる予兆であった。
久々の休日で、ゆっくりした午後をすごそうと思ったのも束の間のことである。
けたたましい電話の音と共に耳に届いたのは、
友人のKが交通事故に遭ったという知らせであった。

「とりあえず行ってみるよ」

と、そう妻に言い残して私はKのいる病院に急いだのである。

「おいおい、大丈夫か?」

Kの顔をのぞいた。
青ざめてはいるが、しっかりした顔つきをしている。
包帯で吊るした右足と、腕にした点滴の管が痛々しい。
だが、もう普通にしゃべれる。

「けっこう血が流れたらしい。このくらいですんでよかったよ。」

「ぶつけられたのか。」

「うん、…というか、弥太郎がついに俺のところへ来たのだ。」

「えっ」と、私はその言葉にはっとした。

と、同時に背筋に冷たいものが走るのを感じた。
実は日ごろKから冗談のように聞いていたことだったが、
彼は弥太郎に呪われた一族の末裔だったのである。
それは、一族が必ず受けなければならない「禊」(みそぎ)である、と彼は言う。
Kは自分は本当に運がよかったのだと、しきりにいった。

「とにかく、ちょっとでも歩けるようになったら、すぐに国に

帰らなければならない。弥太郎神社に行かなければ…。」

…と、ここまで書いたことによって、言霊が飛び、
私自身が弥太郎の祟りにあいはしないかと、ふと不安になっている。

少し、考える時間が要る。

ともあれ、長くなりそうなので、一度筆を置くことにする。

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2008年01月25日

第二一夜「『生き人形』を読んで・・」沙門さん談

今日、生き人形の本を買ってきて読んでいたときの話。
読み進んで行くと突然、私の周りでものすごい異臭がしだして思わず、
『臭い!何!?』と周りを見ても何もない。何かが、おかしい。
横で転寝していた母が騒いでる私の声で起きたらしく、不思議そうに

母『どうした?』

沙門『何か変な臭いせえへん?』

母『ん?…………なんもにおわんよ?』

沙門『うそっ!こんなにくさいのに、わからんの!?』

母『どんな臭い?とりあえず臭くはないよ』

私は、本気で寒気がしました…。この本はやばい・…と。
悪霊が出現する時は何ともいえない悪臭と共に出現する
場合があるとか聞いたんですが、そんな話ありますか?
今私の部屋のMDプレイヤーが突然動かなくなりました。
(さっきまで動いていた)
さっきから窓の外で話し声聞えるし…(涙)
ちなみにうちの部屋は3階(脳死)

肩は重たいし腰は痛い(涙) 怖いよ~~~~~~(涙)

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2008年01月27日

第二二夜「弥太郎(2)」のぼたんさん談

思い出していると気分が悪く眠れないので、少し長くなるが、書いておく。

弥太郎とは、Kの故郷の町の片隅にある、小さな神社の祭り神である。
(差障りがあるので場所は特定しない。)
近辺では、たとえば子供が駄々をこねたり、泣き続けたりすると、
親は今でも「弥太郎がくるぞ。」と、脅しつける。
すると、子供達はあまりの怖さにすぐに泣き止むと言う。
弥太郎という名は、親しみやすい愛称のようにも聞こえるが、「あざな」であって、
実は浮田弥太郎元家(この名も一部変更している。)という武士のことである。

戦国時代、毛利家の台頭によって、中国地方の隅々に
至るまで織田側との全面戦争の様相を呈していた時代である。
彼の故郷は寒村ではあったが、その例外ではない。
弥太郎元家は、織田側の前線指揮官でもあり、その地方の国主でもあった。
毛利家の勢力がもっとも中央と拮抗していたころである。
攻め手の激しさは尋常ではない。
弥太郎元家もよく耐え城を守ったが、結局負傷し敗退を余儀なくされた。
そして、身一つのようになって逃れたのが、現在神社のあるあたりである。
追っ手は執拗であった。
数人の農民が命をおどされ、逃げ場所を告げるよう迫られた。
弥太郎は、その声も手に取るように聞こえる藪の中で耐えていた。
が、しょせん農民である。命が惜しい。
声を出すのがはばかられた農民達は、
結局、その場所をあごでしゃくって教えてしまったのである。
つまり、彼等は自分達の領主を売ったのだ。
弥太郎は脚気を患っていて、逃げる身も思うようにまかせない。
たちまち捕らえられて、首をはねられ、晒された。
その時、自分の不自由な足を恨み、
村を呪って、怨念はその地に取り憑いたのである。
現在、そこにある弥太郎神社は、そのせいもあってか、
足の病気や怪我に霊験あらたかな場所として、
同じ苦しみを持った近場の人々がお参りにやって来ている。
そして、病気などが全快した人々は、
そこに松葉杖や車椅子を奉納して、弥太郎に感謝するのである。
小さな祠の前はそれらの物が山のように積み上げて祭られているという。
そこはよそ者にとっては、
小さな町の人々に親しまれた小さな神社にしかすぎない。 
が、当事者の子孫達には今だそんななまやさしいものではないのだ。
まず、あごでしゃくって意思表示をした人々は、
その後死ぬまで言葉がしゃべれなくなったという。
しかも、その子孫からは、口の不自由な子が次々と生まれてきた。
村人は、常に口を閉ざし、村からは永久に笑い声が消えた。
Kは、墨汁を流したように怨念のよどんだ、
深閑として底冷えのするその村で、彼らの子孫として生まれたのである。
彼の父親は彼が物心ついたときから常に語ってきた。
じいさんは、戦争で足を無くした。
お前のおじさんは、谷底へ落ちて左足が曲がってしまって歩けない。
私は若い頃、機械にはさまれて
このとおり足の指を全部もっていかれてしまった。
お前も、いつか受け入れなければならないのだ。
ひょっとしたら、死んでしまうかもしれない。だが、それも運命なのだ。
弥太郎様は必ず来る。お前に会いに来る。
それまで、できるだけ善行を積んでおくことだ…と。

二回目に同じ病室にKを尋ねたときである。

「おい、病室の外で聞こえないか。鎧のかち合う音が…。」

前回よりもずっと暗い顔をしたKが、神経質な声で聞いてきた。

「聞こえんな。」

「実は、ずっと聞こえるんだ。弥太郎がすぐ外にいるに違いない。

考えてみれば、弥太郎の祟りがこんな生易しいものとは思えない。

こんなのはかずり傷だ。」

「馬鹿な。」

「おやじがいった。弥太郎様が来ると。

俺は、まだ弥太郎を見ていない。弥太郎とまだ会っていないんだ。」

…Kと話を交わしたのは、実はこれが最後である。
その後すぐに治療もそこそこにして病室を引き払い、私や周りの付き合いの
ある者達になんの挨拶もないまま、家族を連れて田舎に帰ってしまったらしい。
なんでも、病室で一度刃物を持って、自分の足を傷つけるような
事件を起こしたことがあると聞いたが、噂にしか過ぎない。
弥太郎神社の風景は心象として私の中にあるが、実際に見たことはない。
Kがその後どのような人生を送っているのかも、強いて確かめようとも思わない。
その土地へ行く時間もないし、怖くもある。
ただ、向こうからはまったく連絡がない。そのままである。
その後、彼自身の松葉杖を弥太郎神社に奉納できたのならいいのだが…。

あの日、実は、私は鎧の擦れるような音を聞いている。
ただ最初は近くの工事現場の音かと思っていた。
後で見てみると、その病院の付近で工事をしている所などないのである。
そう言えば、病院からの帰り道、夏だと言うのに我慢できない
寒気が襲って来たのを、今でも昨日のことのように私は覚えている。

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2008年01月30日

第二三夜「怖い話しのとき・・・」ななさん談

友達と怖い話しをしたところ、ここのかたがたの体験談と、
自分の体験談を話をしました。
え~っと2個か3個はなしたっけな?
友達は作り話をしたんだけど、やっぱりほんとの体験談をはなしたら・・

「出てきそうだからやめて・・・」

と言っていました。
私の場合そんなにちょくちょく体験しないんだけれど、友達の店にでて・・・

「あそこにだれかいる?」

って言ったら・・・みんながこいつなんだ?何なんだぁ~って顔してた・・

「男?女?」

「わかんないボーっと見えるだけ」

と言う会話をかわしました。
でもだいじょうぶみたいで、すぐ明るくなりました。
友達の店だから・・・・でたなんていったら怖いかもね。
でもその幽霊はすぐでてったから大丈夫なんじゃないかな?
怖さ感じなかったし。
でもめったに友達の家で言うもんじゃないよな。
ごめんね~!

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2008年01月31日

第二四夜「猫がお駄賃くれた話」ななさん談

怖くないですけど。

川口市の職場で働いていたとき、土曜の昼に同僚と食事に
出ようと職場を出ると、猫が轢かれていました。
そのまま食事に行き、帰ってくると、
猫はカラスにつつかれて内臓が出ちゃってました。
職場に入ろうとすると、
一人の制服姿の小学生くらいの少女がふらっと近づいてきて、

「猫が死んでるの・・・」と言うのです。

少々頭のおかしな子なのかなと思いつつ、相手にせずに
職場に入ろうとするとまた「猫がしんでるの・・・」と繰り返します。
無視して職場に入り、窓から見てみると、
少女はこちらをじっと見上げて立ち尽していました。
仕方がないので、「お兄さんがなんとかするから帰りなさい」と
言い聞かせると、少女はまたふらっといなくなりました。

市役所に電話をかけましたが、処理は月曜になるとの返事。
とはいえ猫の死体は玄関の前。
少女との約束もあり、「仕方ないな。
墓でも掘って埋めてやるか」ということになりました。
その猫は左右の目の色が違う、敷地の大家さんが
飼っていた猫だということが判ったので
ダンボールの切れ端に載せ、敷地の隅に埋めてやりました。

穴を掘り、猫を入れ、土をかけ、「なんまいだ」などとと唱え
事務所に上がっていくと、なにやら靴に石でも入った様子。
いわゆる編み上げ靴のような靴だったので石など入りそうもないのですが。
事務所で靴を脱ぐとチャリーンと500円玉が転がり落ち、
同僚と私はしばし顔を見合わせてしまいました。

話はそれだけです。

しかし、朝から500円玉が靴に入っていれば、
昼まで気づかないなんてことは無いだろうし、
足首を締めている靴だから途中で入ることも考えられないし。
結局同僚とは、猫からのお駄賃かということになりました。
他人に話すような事でもないので、同僚と私の記憶の中だけのことです。

以上、全然怖くない体験談でした。

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