こんにちは、結城です。みなさん&いたこ28号さん、お久しぶりです^^
今回は、鬼君の昔の話と、鬼渡りの由来をお話しようと思ったのですが、
その前に軽いジャブをと思って^^;

夏のある夜、鬼君とその友人数人で、友人の家に遊びに行ったそうです。
その日は金曜日とあって、
ビールやおつまみを買い込んで、夜遅くまで馬鹿騒ぎ。
鬼君達は、日頃のうっぷんを晴らすかのように、楽しく過ごしたそうです。
そのうち、話のネタにも尽きてきた頃、流れは自然とあっち系へ・・・
霊感爆発の割に、臆病者の鬼君以外は、皆ノリノリで話しています。
そして必然的に「どこどこが出るらしいので、これから見に行こう」という方向へ。
素晴らしき馬鹿者・・いや、若者たち^^;
だが、彼らは知らなかったのです。鬼君が鬼を宿していることを。
そして、鬼君に危害が加わると、鬼が出現してしまうことを・・・
そうとは知らず、ドライブと決め込んだ彼らは、
ビールやつまみ片手に意気揚々と出発しました。
車中でも、怖い話で盛り上がっています。
鬼君、久しぶりに嫌~な予感。
なぜなら、彼は見える人。
車中の人々の期待とは裏腹に、彼だけは、徐々に引き気味。
そのうち車は街を離れて、徐々に自然が多いところへ。
友人の話では、その林道を車で走っていると、首の無いライダーが
やってくるとかいう、結構ありがちな話を確かめに行くことになりました。
馬鹿騒ぎしながら、夜の林道を走る馬鹿者達。
しかし、それらしい現象は起きませんでした。みんな、がっかり。
・・・と、その時先の方に車のヘッドライトが見えました。

「へえ、こんな時間にも対向車あるんだ。俺達と同じ考えの奴らかな?」

などと話していました。車はだんだんとこちらに向かってきます。
・・・あれ?車?え?・・・・どん!
・・・それは、光ながら彼らの車のフロントガラスにへばりつきました。

・・・「うぎゃああああああああああ!!」

・・・半分崩れた顔、そして、2本の手。

・・・「ひいいいいいいい!!」車中パニック!


以下次号でいいっすか?^^;ちょっと疲れました。すみません~


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こんばんは、みなさん。書き込み遅くなってすみません。
何度が投稿しようとしたら、フリーズしやがんの^^;では、はじまり。

・・・・林道を通る少し前から、鬼君の背中が徐々に熱くなってきていたそうです。

「これは、キテます・・・」鬼君、ヤバさを感じて、もし鬼が出てきた時の為に、
後部座席のシートに思いっきり背中を押し付けていました。
「これなら、夜も安心♪」と、思ったかどうかは知りませんが、
取りあえず何か出てきた時の為に準備は怠りない彼であった。
・・・・どん!血まみれ顔&手がフロントガラスにへばり付き、車中はパニック!
普段から霊力が強く、見慣れているとはいえ、
いきなりな攻撃に、流石の彼も、パニクってしまったそうです。
・・・・と、その時、運転している子の視線が、
バックミラーに釘付けになっているのに気が付きました。
ハンドルを持つ両手が思いっきり震えています。
人間、そういう時って見なくても良いのに振り返るもの。。。。

「うおおおおおおおおおおおおお!」

車中は更にパニックになりました。鬼君、おそるおそる振り返ると、そこには・・・・
後部座席を突き抜けて、車のリアの所に居る巨大な異形。。。
他の人達は、失禁するもの、怯えてうずくまるもの、さまざまです。
「ひいいいい!」恐怖が限界に達した鬼君以外の者達は、
先を争うように車から飛び出して逃げて行きます。
独り車中に残された鬼君。
困ったけど、取り敢えず、その幽霊にキャ~ン!言わして退散させたそうです。
・・・・暫くして、鬼君が居ないことに気付いた友達が帰って来ました
「おい、大丈夫か?」鬼君、ここはすっとぼけた方が無難だろうと
「え?何が?早く帰ろうよ」と、平然な顔をして言い放ちました。
このドライブの後、彼は豪傑として仲間から一目置かれるようになったそうです。

・・・・以上、鬼君ドライブでした^^では、また