今回は、写真について実際にあった話を書きます。
心霊写真というか、まあその類の物と思われる写真についてです。


私の家は本家なのですが、隣りに分家がありました。
祖父の弟家族がすんでいる家です。
分家なので小さい頃から私たち兄弟もよく隣りに遊びに行って
一緒に遊んだりしていました。
そして私たちも大きくなり、確か私たち兄弟が中学生、
隣りの姉妹も働くようになって、特に妹の方は東京へと働きに出ていました。
そんなある日、夜12時頃いきなり隣りの人から電話があり、
東京に出ているはずの妹が地元で事故にあい、今病院にいるとの話。
すぐに私たちの家族もその病院まで急ぎました。行ってみると、
運転手は全然無事だったのですが、助手席に乗っていた妹の方は
シートベルトをしていなかったらしく、フロントガラスを突き破って
頭の骨を折り、帰らぬ人となっていました。まだ20代でした。
運転手は飲酒運転。どうも実家に内緒で地元に帰ってきた妹は
地元の友達と酒を飲んで、その後ドライブして事故にあったらしいです。

で、数日後お葬式をすることになりその日の夜、妹のお母さんと、
事故当日ドライブには行かなかったけど妹と一緒に遊んでいた
人が話をしていました。一緒に話を聞いていると、飲んでいる時に
撮った写真に不気味な写真があったという事。
私は実際には見ていませんが、隣りのお母さんの話によると
なくなった人を寝かせた時に左右の手をにぎらせると思いますが、
写真の妹はなぜかそのように左右の手を握り、しかも
妹の周りだけちょうど遺影のような枠が写っていたと言う事でした。

今現在その写真はどこにあるか分かりません。
隣りのお母さんにも思い出させてしまうだろうから聞いてません。
その写真は妹が亡くなる事を予知していたんでしょうか。
それともなくなった妹がそうしたんでしょうか。それは未だに謎です。