まだ春浅い今日この頃だが、徐々に日の落ちる時間も遅くなってきた。
いつものように月一回の会議に出た後、
私は自分の家の最寄り駅まで帰ってきていた。
先月はすっかり日が落ちて暗くなっていたのでバスを使ったが、
今日はまだ西の空に明かりが残っている。
「歩いて帰ろう...。」
私は家までバス停にして3つ分の道のりをゆっくりと歩き出した。

家までの大通り沿いは大きな公園の側を通り、
そこから先は大阪有数のアパレル商社が立ち並ぶビジネス街となる。
咲き始めの梅を愛で、ショウウィンドウに並ぶ春の装いを眺めながら歩く
早春の黄昏時もなかなかおつなものだ。

黄昏時...いや、もっと他の言い方があったような...。

そんなことを考えながら歩道をゆっくりと歩いていると
目の前を小さな黒いものがよぎって植え込みのツツジの中に消えた。

「猫?」

大きさから言えば仔猫ぐらいだった。
家でも猫を飼っていて猫好きの私は喜々として生け垣の下を覗き込んだ。
そこには...

紳士用の黒い革靴が2つ並んでこちらを向いていた。
おそらくズボンの裾と思われるものの下から...。
しかし、生け垣の上にあるはずの身体はなかった。

私は静かにその場を離れると急ぎ足で家に向かった。
決して振り返りはしなかった。
頭の中には先程考えていた黄昏時のもう一つの名が浮かんでいた。
逢う魔が時と......。



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「足」のんのんばあさん談

あ。私も足だけ君を見たことあります。
正確に言うと、車のドアをあけて、その窓に映っているのを、ですけど。
(実際に見たら、誰もいなかった。でも車の窓には映ってた)
彼(だと思う)は素足に黄と青のスニーカーを履いていました。
時間帯は20時頃。東名高速の某パーキングエリアでのことでした。
(その後、素早く車のドアを閉めたのはいうまでもありません^^;)

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「逢う魔が時......」いたこ28号談

と・・・呼ばれている時間帯があるのですか(^^;

一部だけの霊てパワーが弱いのか、
それとも、一部だからこそ、なんらかの意味があったりするのでしょうかね。
私は指三本だけ霊を見た事があります。
・・・・こわかったすぅ(^^;